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『波打ち際の誘惑』をアレンジしてみました
投稿日
: 2026/08/21(Fri) 20:37
投稿者
:
ベル
参照先
:
波打ち際の誘惑(アレンジ版)
明里(あかり)の大学時代からの親友:唯(ゆい)、25歳。
彼女は既婚者だが、明里と同じくOL生活を送っていた。
唯は小さなIT企業で、人事関係のアウトソーシングを担当。
一方、明里は広告代理店の営業職と、異なる道を進んでいたが
卒業以来、月イチでカフェや飲み屋で会うのが恒例になっていた。
今日の待合せ場所は新宿のカフェ。
先に着いた唯が、アイスコーヒーをストローでかき回しながら
明里から送られたLINEを開いてみると、そこには
《行ってきたよ、ヌーディストビーチ!意外と大丈夫だった。次こそは一緒にどう?》。
というコメントが書き込まれていた
「マジで?明里、本当にヌーディストビーチへ行ったの?信じられない!」
ネットの情報では、カメラ等の持ち込みは出来ないと言われていたので
LINEに画像が貼られていないのは仕方がない。
しかし、そのコメントだけで『今日の話題』は決まったも同然だった。
「あ、来たわね。明里、こっちよ」」
約束の時間を少し遅れて明里がカフェに入って来るのを見て
唯は合図を送った。
「LINE、見たわよ。本当なの?」
すぐにでも真相を聞きたい唯をなだめるように
明里は何も答えず、静かにアイスティーを注文した。
アイスティーが運び終えると同時に、再び唯は抑えめな声で訊ねた。
「ねえ、焦らさないで。早く教えてよ」
明里はニコニコしながらすぐには答えず、シロップとミルクをグラスに注ぎ
一口飲んでから先日の体験を語り始めた。
「うん、本当よ。『伊豆・裸の岬海水浴場』。日本初の合法的なビーチ。
最初は水着で様子を見ていたけれど、結局脱いじゃったわ」
それだけで唯の目が輝いた。好奇心が勝るけど、恥ずかしさも混じる感じがした。
大学生の頃。二人はダブルデートで
それぞれ彼氏を伴って『サマーランド』や『よみうりランド』に行き
互いに水着姿を褒め合ったりはしゃいだりした仲だったが
それでも相手が全裸になる姿なんて、想像もつかなかった。
「さあ。根掘り葉掘り、詳しく聞かせてもらうわよ!
まず、どんな人たちが来ていたの?ホントにみんな全裸?
男ばかりじゃなかったの?」
明里は笑って説明を始めた。
「全裸の人は4割くらいかな。もちろん、水着姿になっただけの人もいたわよ?
おじさんおばさん、カップル、家族連れや外国人観光客も。
でも、みんな普通に本読んだり海で泳いだり、自由に楽しんでいたわ。
感心したのは、誰もジロジロ見たりしないってこと。
スタッフが常にパトロールしているっていうのもあるけれど
そういう場所だって分かって来ているんだし
スマホはもちろん、持込める物は全部検査済みだから盗撮はまず無理ね。
しかも厳罰化は本当で
違反者は住所や勤務先までホームページで晒されるの。ほらね?」
明里がスマホを開くと、すでに2名の逮捕者がいるようで
顔写真と共に個人情報までしっかりと表示されていた。
「ココまでされるなら、盗撮は割に合わないと思えるし
参加者も安心して裸になれるかも知れないわね」
唯は自分の裸体を思い浮かべながら、イベントに参加する場面を想像した。
彼女は明里より少しふくよかで、胸が大きいのがコンプレックスだった。
通勤途中で痴漢に遭うことが頻繁にあるので
いつも胸元が開かない服を選んでいるくらいだった。
「人前で裸になるのって恥ずかしくなかった?周りの視線とか気になったでしょう?」
「最初は手で隠してたわよ?でも、5分で慣れちゃった。
それに海風が直接肌に当たるのって、気持ち良いんだよね。
解放感ハンパないから、コンプレックスや悩みなんて全部吹き飛ぶ感じだったわ」
唯は明里の言葉に頷きながら、もっと聞きたくなっていた。
「男の人たちは?変な奴はいなかった?」
「男性も普通の人ばかりよ。
たしかに男性の方が明らかに多かったのは事実だし
グループで来てる若い子たちもいたけど、みんなマナー守ってた」
「あと、日焼け止めはどうしたの?全身塗るのって大変でしょう?」
「もちろん『日焼け止め』は持参必須よ。
もし唯が、水着の跡ナシで焼きたいなら『サンオイル』になるけれど
背中とか塗れない所は、近くの人に頼む人もいるみたいだったわ。
でも、私は一人で頑張ったよ。
さっきも言った通り、男性の方が多いから頼みづらくって・・・」
明里は少し顔を赤らめて言った。その反応を見て、唯は心の中で想像した。
「・・・(きっと明里は見たんだわ。男の人が女の人に日焼け止めを塗っている姿を)」
そんな叡智な場面が脳裏に浮かんだが、すぐに振り払った。
おそらく明里は、最後まで誰にも頼めなかったのだろう。
親友である唯は明里の反応を見て、そう確信した。
「私もいつか行ってみようかな?でもやっぱり一人じゃ怖いから
行くとしたら明莉と一緒じゃないと難しいかなぁ?」
「もちろん付き合うわ!予約取ろうよ。来週末はどう?」
明里は即答し、すぐにスマホで検索し始めた。
***** ***** ***** ***** *****
カフェを出て明里と別れた唯は、家に帰った。
ベッドに転がってスマホをいじるが、まだ迷いがあった。
ネットで検索しても、レビューはまちまち。
「視線が気になって落ち着けなかった」「罰ゲームよ」みたいな不評レビューも
「心が解放された」「一切、後悔なし」みたいなポジティブなレビューもあった。
唯はふと思い立って、最近ハマってるAIアプリ【 Gemini 】を開いた。
Googleアカウントだけで登録出来るし
情報更新の頻度が高く、返答が早いのが気に入っていた。
「教えて、Gemini。
日本初の『ヌーディストビーチ』に興味あるんだけど、初めてで不安なの。
どんな心構えが必要か、女性目線でアドバイスして」
Geminiの返事は早かった。
「こんにちは、唯!
『伊豆・裸の岬海水浴場』は、ボディポジティブを象徴する場所です。
基本的な考え方として、自分の身体を恥じる必要はありません。
他人の見た目を決めつけたり批判したりしない。
身体的な特徴ではなく、人としての価値を大切にする。
その結果、ストレスを減らし、自己肯定感を高めることを目指した場所なのです」
返事は思っていた以上に続いた。
「心構えとして、まずは『誰もあなたを品定めしない』と信じることが大切です。
みんな自分の心と身体を解放するために来ています。
恥ずかしいのは最初だけです。
最初の一歩を踏み出せば、あなたの世界が広がります。
日焼け止め、タオル、水分補給を忘れずに。
不安なら友達と一緒に行くと良いでしょう。
ハプニングは少ないけど、ルール守って楽しんで」
唯はさらに突っ込んで聞いた。
「脱ぐタイミングはどうすれば良いの?周りの視線が気になると思うんだけれど・・・」
「脱ぐのは自分のペースで構いません。水着から始めて、慣れてきたら脱ぐ。
みんな自分の世界に浸ってるので、意外と視線は向けられないと思いますよ。
もし気になるなら、岩陰や専用区域の端っこからスタートすると良いでしょう。
そもそも自然回帰の場だから、安心して『生まれたままの姿』になってみては?」
唯はドキドキしながら問い続けた。
「私。胸が大きいのがコンプレックスで、体型に自信がないの。それってどう思う?」
「ヌーディズムは多様性に基づいているので、体型や見た目は関係ありません。
体型・体重・肌の色・障害の有無・年齢などに関わらず
自分の裸体を肯定するチャンスです。
最初は緊張するでしょうけど、終わったら自信がつくと思います。
パートナーや友達と日焼け止めを塗り合うのもオススメです。
肌の触れ合いが自然な行為に感じられるようになるでしょう」
「は、肌の触れ合い?」
唯の頰が熱くなった。親友の明里とお互いの身体に
日焼け止めを塗り合う場面を想像したからだ。
ふと、大学時代の旅行で、風呂上がりに背中をマッサージし合ったのを思い出した。
あの時は友情の延長だったけど、今は互いに大人になり
二人ともそれなりに男性経験を重ねていた。
「ハプニングとかある?例えば、知り合いに会う可能性とか・・・」
「稀だけど、十分あり得ます。だけど、もし会ったとしても笑い話になるでしょう。
ルール厳守の場所だから、問題ないと思います。
それよりも、日焼けし過ぎたり波に流されたりする方が現実的です。
こまめに水分取って、リラックスしてきて下さい」
唯は満足してアプリを閉じた。
翌日、唯は明里にLINEを送った。
「OK、行こう!予約して」
すぐに返事が来た。
「今さら何言ってるの?新宿のカフェで、もう予約し終えたよ?」
唯は苦笑いしつつも、決意を新たにした。
***** ***** ***** ***** *****
2028年8月の週末。二人は新幹線で伊豆へ向かった。
バッグの中には日焼け止め、タオル、サングラス。
スマホはビーチ内使用禁止なので、電源を切って預けることになるらしい。
「本当に大丈夫?後悔しない?」
ビーチの入口で、唯は明里に再確認した。
「あなたの方が初心者なのよ?私は二回目で、あなたは初めて。
でも私に念を押すくらいだから、もう迷ってはいないようね?
あなたのオッパイに日焼け止めを塗るのが楽しみだわ」
明里は笑いながら唯の乳房を指先でつつき、唯を赤面させた。
ビーチの受付でリストバンドをもらい、スマホも持ち物もロッカーに預けた。
砂浜へ出ると夏の強い陽射しが照り付けていた。
唯と明里は、水着の上に薄手のシャツを羽織った姿で
指定された番号のパラソルを探した。
「まずは水着で少し様子を見てみよっか?」
周りを見回すが、全裸の人はまだ少なかった。
なるべく人と視線を合わさないよう気を付けたが、唯の好奇心は抑え切れなかった。
近くにいた大学生くらいの若い男の子のグループが、楽しそうに笑い合っていた。
全員、全裸で筋肉質。当然、彼らの男根も見え隠れしていた。
唯は目のやり場に困り、慌てて海の方を見る振りをするが
好奇心がそれを長続きさせなかった。
「唯。あのグループ、カッコ良いね。
でも彼らの姿を見るんだったら、コッチも見せないと。ね?」
明里は唯の耳元でささやきながら、羽織っていたシャツを脱ぎ始めた。
しかし、明里がそのままビキニトップも脱いだので
唯の鼓動は一気に早くなった。
「え、もう?ち、ちょっと。まだ早いって!」
思わず出た唯の声が大きくて、男の子の何人かがコチラを振り返っていた。
「だって私の方が率先しないと、きっと唯は脱ごうとしないでしょう?
それにまだビキニボトムは脱いでいないんだから、全然大丈夫よ」
「・・・大丈夫じゃない。全然、大丈夫じゃないよぉ」
実際、唯は大丈夫じゃなかった。
なぜなら彼らの一人がコチラを向き、彼の男根から目が離せなくなっていたからだ。
「お姉さんたちは、どこから来たの?」
「冷たいビールがあるから、一緒に飲まない?」
さわやかな笑顔を見せる男の子たちの肌と汗が、陽の光で輝いていた。
「ゴメンね。この子まだ、今日が初めてなの。
でも慣れてきたら私たちから声を掛けるから、その時はご馳走してね」
「ああ、そうなんだ。それじゃあ気長に待たせてもらうよ」
エロティックだけど、下品じゃない。
そんな『自然なさわやかさ』を彼らはまとっていた。
「じゃあ、まずは日焼け止め塗ろうか。私が先に、唯の背中を塗ってあげるわ」
明里はそう言いながら、唯にもシャツを脱ぐように促した。
しかし、唯がシャツを脱いでも明里は首を左右に振った。
「唯。あれだけ男の子のオチンチンを『ガン見』しておいて、自分はそれだけ?」
「えっ?」
「あなた、新宿のカフェで何て言った?『明里と一緒なら』って言ったわよね?
だったら私と同じ姿になってくれないと」
もし明里と二人きりなら、唯もすぐに応じただろうし拒否も出来ただろう。
しかし、初対面の男の子の男根を見続けた負い目と
すでに乳房を露わにさせた明里の迫力に、唯はもう逆らえなかった。
「・・・分かったわ」
唯が静かにボトムトップを脱ぎ、コンプレックスだった乳房をさらけ出すと
男の子のグループから「おおっ」「デカくない?」という声が聞こえた。
「そうよ、それで良いの。じゃあ私に背中を向けて」
何気ない指示だったが、それは男の子のグループへ向き直ることを意味していた。
「・・・(オチンチンを見てたんだから、唯もオッパイを隠しちゃダメよ?)」
明里はクリームを手に取りながら、唯の耳元でささやいた。
唯は両手を静かに降ろして、明里の方へ背中を向けた。
「唯の肌って、すべすべだね。羨ましいな」
明里の手が滑るように日焼け止めを塗り始めると
冷たいクリームが肌に染みて、背筋がゾクゾクした。
指先が肩から腰へと動き、唯は息を潜めて耐え続けた。
「・・・(これは別にイヤらしい行為じゃない。
だけど、手の温もりと一緒に『甘い感覚』も伝わって来るのはナゼ?)」
やがて、唯の背中に明里の胸が押し付けられ
同時に明里の手が唯の乳房を這い回った。
「どう、気持ちイイでしょう?でも、男の子が見ている前で乳首を起たせちゃうのは
いくらヌーディストビーチでも『やり過ぎ』じゃないかしら?」
「ああ、もう言わないで・・・」
明里に指摘されなくても自分の身体の変化に気付いていたが
唯の乳首が起ったのは、乳房への愛撫だけが原因ではなかった。
目の前にいる男の子のグループ全員が
コチラを見ながら勃起しているのに気付いたからだった。
「・・・(ダメ、もう自分じゃ自分を抑え切れない。でも、まだ希望はある。
スタッフが常にパトロールしているから
彼らが来れば、明里だって愛撫を続けられなくなるハズよ)」
だがそれは同時に、スタッフにも今の姿を見られることを意味していたし
唯の限界はすぐそこまで迫っていた。
「別のグループへのボディタッチは禁止。
それはこのビーチの『厳格なルール』の一つだけれど
アクメを迎える姿を見せることは禁じられていないから、全然大丈夫よ」
「・・・大丈夫じゃない。全然、大丈夫じゃないから!」
次の瞬間、唯は乳房を揉まれながら大きく仰け反り
絶叫にも似た嗚咽と共にアクメに達した。
「すげぇ。あれ、イッたんだよな?」
「そりゃそうだろう。あんなにピクピク身震いしているんだから」
男の子たちの視線と声は、唯だけでなく明里にも届いていた。
「ゴメンね。この子まだ、今日が初めてなの。
でも慣れてきたみたいだから、良かったらビールをご馳走してくれる?」
「ああ、もちろんさ。こんなにすごい物を見せてもらったんだからな」
彼らはみなエロティックで下品な表情を浮かべ、勃起した男根を見せ付けた。
そんな『性欲のオーラ』を彼らはまとっていた。
しかしビールをご馳走になった後、唯と明里は早々にその場を離れることにした。
いくら『厳格なルール』があっても、襲われないとは限らない。
大切なのは、相手が厳しい処分を受けるかどうかではなく
自分たちが無事に帰れるかどうかなのだから。
「ゴメンね、唯。あなたもヌーディストビーチに興味を持ってくれたことで
私も冷静さを欠いてしまっていたわ。
ましてあなたは既婚者なのに、誘うべきじゃなかったのかも・・・」
ビーチを歩きながら、明里が懺悔するように言った
「・・・でも今は、無事に帰ることを優先してくれた。
もちろん、こんなことになるとは思っていなかったけれど
ココに来ると決めたのは私自身なんだから」
「・・・」
「それとも、ビキニボトムまで脱いでから撤収したかったの?
まさか撤収が早過ぎたって思ってる?」
「・・・減らず口が聞けて嬉しいわ(笑)」
明里は苦笑しながら、唯と手をつなぎ直した。
塩の匂いが混じった海風が吹いて、二人の髪を揺らした。
今もビキニボトムだけのトップレス姿だったが
二人揃って砂を踏むのが心地良く感じた。
少し離れたところで、20代後半くらいの4人組の女性たちが
全裸姿になってビーチボールで遊んでいた。
その中の一人と目が合うと、向こうから声を掛けて来た。
「一緒にやりませんか?でもどうせなら、私たちと同じ姿になって欲しいな」
明里は迷っていたが唯がOKした。
二人はビキニボトムを脱いで全裸になり、その4人組に加わった。
ボールを高く放り上げ、レシーブ&トス。それを何度も繰り返した。
身体が動くたびに胸が揺れ、滲んだ汗が流れ落ちた。
オジさんたちのグループがずっとコッチを見てる気がしたが、無視し続けた。
女性同士の解放感を堪能し、笑い声が何度も響いた。
「私たちは東京から来たの。あなたたちもOLかしら?」
「うん、人事関係のIT企業。彼女は広告代理店で、学生時代からの親友よ」
同世代の同性同士なので、ヌーディストビーチでも話が弾んだ。
「胸大きいと走りにくいよね?」「私、お尻がコンプレックスなの」
エロティックな話題でもポジティブに話せるのは
お互いに全裸になっているせいもあるのだろう。
陽に焼けた肌から汗が滴り、お互いの感じやすい部分に視線が交錯するけれど
そんな視線も『友情の延長線上』にあると思えた。
一通り遊んだ後、喉が渇いたので全員揃って売店へ向かった。
テントの下にいたのは、中年の男性店員だった。
店員が着衣姿なのは、客とスタッフの区別がつきやすくなるかららしい。
「アイスティー、6つ下さい」
店員は笑顔で応じてくれた。
「ヌーディストビーチ、楽しんでますねぇ」
「分かります?」
「そりゃあ、分かりますよ。6人もの若い女の子が全裸になっているんだから(笑)」
言われてみれば周囲を見回しても、全裸になっている人ほど楽しそうにしていた。
「みんな最初は緊張するけど、やってみれば意外とすぐに慣れるんですよ。
これって温泉文化に触れた外国人旅行者みたいですよね?」
「そして、その一部は病みつきになる。帰国しても忘れられない」
「そう。その通り。温泉を求めるリピーターとして、また日本に来たくなる」
「だったら日本のヌーディストビーチも、もっと増えるでしょうか?」
「そうなったら嬉しいけれど、君たちみたいな若い『露出っ子』が楽しんでくれれば
自然と増えて行くんじゃないかな?・・・はい、おまちどうサマ」
唯と明里は差し出されたアイスティーを受け取りながら
心から来て良かったと思い始めていた。
「Geminiのアドバイス、当たってたわ」
「なんて言っていたの?」
「みんな自分の心と身体を解放するために来ています。
恥ずかしいのは最初だけです。
最初の一歩を踏み出せば、あなたの世界が広がります。
・・・その通りだったわ」
アイスティーを飲み終えた唯と明里は、4人組と連絡先を交換して別れた。
「また、来ることになるかしら?」
「なるんじゃない?私たちが、店員さんが言っていた『露出っ子』だったらね」
「じゃあ、次はもっと大胆に?」
「そうね。でも次に人前でアクメを迎えるのは、明里の番よ?」
そう言って、唯は笑った。
『ヌーディストビーチ』の思わぬハプニングも、向けられた視線も
全て新しい一歩を踏み出した結果であり
『露出っ子』という新しい扉を開く『鍵』になっていた。
(おわり)
追伸:リスペクトを示す意味で
3作目の登場人物の名前は、ゆい→唯(ゆい)に。
あかり→明里(あかり) に。
Grok→Geminiに変更しました。
実際は私が全てアレンジ(上書き修正)しているので、AIは使っていませんが
オリジナルとの違いを出したくて、何となく(笑)
せっかくなので、私のリスペクト小説も『続き物』として楽しめるよう
私の前作のアレンジ版設定を引き継いで
唯は明里の大学時代の親友で、既婚者ということにしました。
そのため、唯と明里のエピソードも微妙に変えています。
(作品の内容にはあまり影響ないですけれど)
なお、売店の中年男性は、オリジナル(1作目)の田中とは別の人です。
もし彼がまた来ていたとしたら、ビーチボールで遊んでいる姿を見ていた
オジサンたちの一人かも知れません(笑)
ところで日時なんですが、ベンジーさんのオリジナルも《2028年8月》となっています。
誤記でなければ、このシリーズは今年ではなく
2年後の未来を予想した『SF作品』ということになりますが
皆さん、気付いていましたか?
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明里(あかり)の大学時代からの親友:唯(ゆい)、25歳。
彼女は既婚者だが、明里と同じくOL生活を送っていた。
唯は小さなIT企業で、人事関係のアウトソーシングを担当。
一方、明里は広告代理店の営業職と、異なる道を進んでいたが
卒業以来、月イチでカフェや飲み屋で会うのが恒例になっていた。
今日の待合せ場所は新宿のカフェ。
先に着いた唯が、アイスコーヒーをストローでかき回しながら
明里から送られたLINEを開いてみると、そこには
《行ってきたよ、ヌーディストビーチ!意外と大丈夫だった。次こそは一緒にどう?》。
というコメントが書き込まれていた
「マジで?明里、本当にヌーディストビーチへ行ったの?信じられない!」
ネットの情報では、カメラ等の持ち込みは出来ないと言われていたので
LINEに画像が貼られていないのは仕方がない。
しかし、そのコメントだけで『今日の話題』は決まったも同然だった。
「あ、来たわね。明里、こっちよ」」
約束の時間を少し遅れて明里がカフェに入って来るのを見て
唯は合図を送った。
「LINE、見たわよ。本当なの?」
すぐにでも真相を聞きたい唯をなだめるように
明里は何も答えず、静かにアイスティーを注文した。
アイスティーが運び終えると同時に、再び唯は抑えめな声で訊ねた。
「ねえ、焦らさないで。早く教えてよ」
明里はニコニコしながらすぐには答えず、シロップとミルクをグラスに注ぎ
一口飲んでから先日の体験を語り始めた。
「うん、本当よ。『伊豆・裸の岬海水浴場』。日本初の合法的なビーチ。
最初は水着で様子を見ていたけれど、結局脱いじゃったわ」
それだけで唯の目が輝いた。好奇心が勝るけど、恥ずかしさも混じる感じがした。
大学生の頃。二人はダブルデートで
それぞれ彼氏を伴って『サマーランド』や『よみうりランド』に行き
互いに水着姿を褒め合ったりはしゃいだりした仲だったが
それでも相手が全裸になる姿なんて、想像もつかなかった。
「さあ。根掘り葉掘り、詳しく聞かせてもらうわよ!
まず、どんな人たちが来ていたの?ホントにみんな全裸?
男ばかりじゃなかったの?」
明里は笑って説明を始めた。
「全裸の人は4割くらいかな。もちろん、水着姿になっただけの人もいたわよ?
おじさんおばさん、カップル、家族連れや外国人観光客も。
でも、みんな普通に本読んだり海で泳いだり、自由に楽しんでいたわ。
感心したのは、誰もジロジロ見たりしないってこと。
スタッフが常にパトロールしているっていうのもあるけれど
そういう場所だって分かって来ているんだし
スマホはもちろん、持込める物は全部検査済みだから盗撮はまず無理ね。
しかも厳罰化は本当で
違反者は住所や勤務先までホームページで晒されるの。ほらね?」
明里がスマホを開くと、すでに2名の逮捕者がいるようで
顔写真と共に個人情報までしっかりと表示されていた。
「ココまでされるなら、盗撮は割に合わないと思えるし
参加者も安心して裸になれるかも知れないわね」
唯は自分の裸体を思い浮かべながら、イベントに参加する場面を想像した。
彼女は明里より少しふくよかで、胸が大きいのがコンプレックスだった。
通勤途中で痴漢に遭うことが頻繁にあるので
いつも胸元が開かない服を選んでいるくらいだった。
「人前で裸になるのって恥ずかしくなかった?周りの視線とか気になったでしょう?」
「最初は手で隠してたわよ?でも、5分で慣れちゃった。
それに海風が直接肌に当たるのって、気持ち良いんだよね。
解放感ハンパないから、コンプレックスや悩みなんて全部吹き飛ぶ感じだったわ」
唯は明里の言葉に頷きながら、もっと聞きたくなっていた。
「男の人たちは?変な奴はいなかった?」
「男性も普通の人ばかりよ。
たしかに男性の方が明らかに多かったのは事実だし
グループで来てる若い子たちもいたけど、みんなマナー守ってた」
「あと、日焼け止めはどうしたの?全身塗るのって大変でしょう?」
「もちろん『日焼け止め』は持参必須よ。
もし唯が、水着の跡ナシで焼きたいなら『サンオイル』になるけれど
背中とか塗れない所は、近くの人に頼む人もいるみたいだったわ。
でも、私は一人で頑張ったよ。
さっきも言った通り、男性の方が多いから頼みづらくって・・・」
明里は少し顔を赤らめて言った。その反応を見て、唯は心の中で想像した。
「・・・(きっと明里は見たんだわ。男の人が女の人に日焼け止めを塗っている姿を)」
そんな叡智な場面が脳裏に浮かんだが、すぐに振り払った。
おそらく明里は、最後まで誰にも頼めなかったのだろう。
親友である唯は明里の反応を見て、そう確信した。
「私もいつか行ってみようかな?でもやっぱり一人じゃ怖いから
行くとしたら明莉と一緒じゃないと難しいかなぁ?」
「もちろん付き合うわ!予約取ろうよ。来週末はどう?」
明里は即答し、すぐにスマホで検索し始めた。
***** ***** ***** ***** *****
カフェを出て明里と別れた唯は、家に帰った。
ベッドに転がってスマホをいじるが、まだ迷いがあった。
ネットで検索しても、レビューはまちまち。
「視線が気になって落ち着けなかった」「罰ゲームよ」みたいな不評レビューも
「心が解放された」「一切、後悔なし」みたいなポジティブなレビューもあった。
唯はふと思い立って、最近ハマってるAIアプリ【 Gemini 】を開いた。
Googleアカウントだけで登録出来るし
情報更新の頻度が高く、返答が早いのが気に入っていた。
「教えて、Gemini。
日本初の『ヌーディストビーチ』に興味あるんだけど、初めてで不安なの。
どんな心構えが必要か、女性目線でアドバイスして」
Geminiの返事は早かった。
「こんにちは、唯!
『伊豆・裸の岬海水浴場』は、ボディポジティブを象徴する場所です。
基本的な考え方として、自分の身体を恥じる必要はありません。
他人の見た目を決めつけたり批判したりしない。
身体的な特徴ではなく、人としての価値を大切にする。
その結果、ストレスを減らし、自己肯定感を高めることを目指した場所なのです」
返事は思っていた以上に続いた。
「心構えとして、まずは『誰もあなたを品定めしない』と信じることが大切です。
みんな自分の心と身体を解放するために来ています。
恥ずかしいのは最初だけです。
最初の一歩を踏み出せば、あなたの世界が広がります。
日焼け止め、タオル、水分補給を忘れずに。
不安なら友達と一緒に行くと良いでしょう。
ハプニングは少ないけど、ルール守って楽しんで」
唯はさらに突っ込んで聞いた。
「脱ぐタイミングはどうすれば良いの?周りの視線が気になると思うんだけれど・・・」
「脱ぐのは自分のペースで構いません。水着から始めて、慣れてきたら脱ぐ。
みんな自分の世界に浸ってるので、意外と視線は向けられないと思いますよ。
もし気になるなら、岩陰や専用区域の端っこからスタートすると良いでしょう。
そもそも自然回帰の場だから、安心して『生まれたままの姿』になってみては?」
唯はドキドキしながら問い続けた。
「私。胸が大きいのがコンプレックスで、体型に自信がないの。それってどう思う?」
「ヌーディズムは多様性に基づいているので、体型や見た目は関係ありません。
体型・体重・肌の色・障害の有無・年齢などに関わらず
自分の裸体を肯定するチャンスです。
最初は緊張するでしょうけど、終わったら自信がつくと思います。
パートナーや友達と日焼け止めを塗り合うのもオススメです。
肌の触れ合いが自然な行為に感じられるようになるでしょう」
「は、肌の触れ合い?」
唯の頰が熱くなった。親友の明里とお互いの身体に
日焼け止めを塗り合う場面を想像したからだ。
ふと、大学時代の旅行で、風呂上がりに背中をマッサージし合ったのを思い出した。
あの時は友情の延長だったけど、今は互いに大人になり
二人ともそれなりに男性経験を重ねていた。
「ハプニングとかある?例えば、知り合いに会う可能性とか・・・」
「稀だけど、十分あり得ます。だけど、もし会ったとしても笑い話になるでしょう。
ルール厳守の場所だから、問題ないと思います。
それよりも、日焼けし過ぎたり波に流されたりする方が現実的です。
こまめに水分取って、リラックスしてきて下さい」
唯は満足してアプリを閉じた。
翌日、唯は明里にLINEを送った。
「OK、行こう!予約して」
すぐに返事が来た。
「今さら何言ってるの?新宿のカフェで、もう予約し終えたよ?」
唯は苦笑いしつつも、決意を新たにした。
***** ***** ***** ***** *****
2028年8月の週末。二人は新幹線で伊豆へ向かった。
バッグの中には日焼け止め、タオル、サングラス。
スマホはビーチ内使用禁止なので、電源を切って預けることになるらしい。
「本当に大丈夫?後悔しない?」
ビーチの入口で、唯は明里に再確認した。
「あなたの方が初心者なのよ?私は二回目で、あなたは初めて。
でも私に念を押すくらいだから、もう迷ってはいないようね?
あなたのオッパイに日焼け止めを塗るのが楽しみだわ」
明里は笑いながら唯の乳房を指先でつつき、唯を赤面させた。
ビーチの受付でリストバンドをもらい、スマホも持ち物もロッカーに預けた。
砂浜へ出ると夏の強い陽射しが照り付けていた。
唯と明里は、水着の上に薄手のシャツを羽織った姿で
指定された番号のパラソルを探した。
「まずは水着で少し様子を見てみよっか?」
周りを見回すが、全裸の人はまだ少なかった。
なるべく人と視線を合わさないよう気を付けたが、唯の好奇心は抑え切れなかった。
近くにいた大学生くらいの若い男の子のグループが、楽しそうに笑い合っていた。
全員、全裸で筋肉質。当然、彼らの男根も見え隠れしていた。
唯は目のやり場に困り、慌てて海の方を見る振りをするが
好奇心がそれを長続きさせなかった。
「唯。あのグループ、カッコ良いね。
でも彼らの姿を見るんだったら、コッチも見せないと。ね?」
明里は唯の耳元でささやきながら、羽織っていたシャツを脱ぎ始めた。
しかし、明里がそのままビキニトップも脱いだので
唯の鼓動は一気に早くなった。
「え、もう?ち、ちょっと。まだ早いって!」
思わず出た唯の声が大きくて、男の子の何人かがコチラを振り返っていた。
「だって私の方が率先しないと、きっと唯は脱ごうとしないでしょう?
それにまだビキニボトムは脱いでいないんだから、全然大丈夫よ」
「・・・大丈夫じゃない。全然、大丈夫じゃないよぉ」
実際、唯は大丈夫じゃなかった。
なぜなら彼らの一人がコチラを向き、彼の男根から目が離せなくなっていたからだ。
「お姉さんたちは、どこから来たの?」
「冷たいビールがあるから、一緒に飲まない?」
さわやかな笑顔を見せる男の子たちの肌と汗が、陽の光で輝いていた。
「ゴメンね。この子まだ、今日が初めてなの。
でも慣れてきたら私たちから声を掛けるから、その時はご馳走してね」
「ああ、そうなんだ。それじゃあ気長に待たせてもらうよ」
エロティックだけど、下品じゃない。
そんな『自然なさわやかさ』を彼らはまとっていた。
「じゃあ、まずは日焼け止め塗ろうか。私が先に、唯の背中を塗ってあげるわ」
明里はそう言いながら、唯にもシャツを脱ぐように促した。
しかし、唯がシャツを脱いでも明里は首を左右に振った。
「唯。あれだけ男の子のオチンチンを『ガン見』しておいて、自分はそれだけ?」
「えっ?」
「あなた、新宿のカフェで何て言った?『明里と一緒なら』って言ったわよね?
だったら私と同じ姿になってくれないと」
もし明里と二人きりなら、唯もすぐに応じただろうし拒否も出来ただろう。
しかし、初対面の男の子の男根を見続けた負い目と
すでに乳房を露わにさせた明里の迫力に、唯はもう逆らえなかった。
「・・・分かったわ」
唯が静かにボトムトップを脱ぎ、コンプレックスだった乳房をさらけ出すと
男の子のグループから「おおっ」「デカくない?」という声が聞こえた。
「そうよ、それで良いの。じゃあ私に背中を向けて」
何気ない指示だったが、それは男の子のグループへ向き直ることを意味していた。
「・・・(オチンチンを見てたんだから、唯もオッパイを隠しちゃダメよ?)」
明里はクリームを手に取りながら、唯の耳元でささやいた。
唯は両手を静かに降ろして、明里の方へ背中を向けた。
「唯の肌って、すべすべだね。羨ましいな」
明里の手が滑るように日焼け止めを塗り始めると
冷たいクリームが肌に染みて、背筋がゾクゾクした。
指先が肩から腰へと動き、唯は息を潜めて耐え続けた。
「・・・(これは別にイヤらしい行為じゃない。
だけど、手の温もりと一緒に『甘い感覚』も伝わって来るのはナゼ?)」
やがて、唯の背中に明里の胸が押し付けられ
同時に明里の手が唯の乳房を這い回った。
「どう、気持ちイイでしょう?でも、男の子が見ている前で乳首を起たせちゃうのは
いくらヌーディストビーチでも『やり過ぎ』じゃないかしら?」
「ああ、もう言わないで・・・」
明里に指摘されなくても自分の身体の変化に気付いていたが
唯の乳首が起ったのは、乳房への愛撫だけが原因ではなかった。
目の前にいる男の子のグループ全員が
コチラを見ながら勃起しているのに気付いたからだった。
「・・・(ダメ、もう自分じゃ自分を抑え切れない。でも、まだ希望はある。
スタッフが常にパトロールしているから
彼らが来れば、明里だって愛撫を続けられなくなるハズよ)」
だがそれは同時に、スタッフにも今の姿を見られることを意味していたし
唯の限界はすぐそこまで迫っていた。
「別のグループへのボディタッチは禁止。
それはこのビーチの『厳格なルール』の一つだけれど
アクメを迎える姿を見せることは禁じられていないから、全然大丈夫よ」
「・・・大丈夫じゃない。全然、大丈夫じゃないから!」
次の瞬間、唯は乳房を揉まれながら大きく仰け反り
絶叫にも似た嗚咽と共にアクメに達した。
「すげぇ。あれ、イッたんだよな?」
「そりゃそうだろう。あんなにピクピク身震いしているんだから」
男の子たちの視線と声は、唯だけでなく明里にも届いていた。
「ゴメンね。この子まだ、今日が初めてなの。
でも慣れてきたみたいだから、良かったらビールをご馳走してくれる?」
「ああ、もちろんさ。こんなにすごい物を見せてもらったんだからな」
彼らはみなエロティックで下品な表情を浮かべ、勃起した男根を見せ付けた。
そんな『性欲のオーラ』を彼らはまとっていた。
しかしビールをご馳走になった後、唯と明里は早々にその場を離れることにした。
いくら『厳格なルール』があっても、襲われないとは限らない。
大切なのは、相手が厳しい処分を受けるかどうかではなく
自分たちが無事に帰れるかどうかなのだから。
「ゴメンね、唯。あなたもヌーディストビーチに興味を持ってくれたことで
私も冷静さを欠いてしまっていたわ。
ましてあなたは既婚者なのに、誘うべきじゃなかったのかも・・・」
ビーチを歩きながら、明里が懺悔するように言った
「・・・でも今は、無事に帰ることを優先してくれた。
もちろん、こんなことになるとは思っていなかったけれど
ココに来ると決めたのは私自身なんだから」
「・・・」
「それとも、ビキニボトムまで脱いでから撤収したかったの?
まさか撤収が早過ぎたって思ってる?」
「・・・減らず口が聞けて嬉しいわ(笑)」
明里は苦笑しながら、唯と手をつなぎ直した。
塩の匂いが混じった海風が吹いて、二人の髪を揺らした。
今もビキニボトムだけのトップレス姿だったが
二人揃って砂を踏むのが心地良く感じた。
少し離れたところで、20代後半くらいの4人組の女性たちが
全裸姿になってビーチボールで遊んでいた。
その中の一人と目が合うと、向こうから声を掛けて来た。
「一緒にやりませんか?でもどうせなら、私たちと同じ姿になって欲しいな」
明里は迷っていたが唯がOKした。
二人はビキニボトムを脱いで全裸になり、その4人組に加わった。
ボールを高く放り上げ、レシーブ&トス。それを何度も繰り返した。
身体が動くたびに胸が揺れ、滲んだ汗が流れ落ちた。
オジさんたちのグループがずっとコッチを見てる気がしたが、無視し続けた。
女性同士の解放感を堪能し、笑い声が何度も響いた。
「私たちは東京から来たの。あなたたちもOLかしら?」
「うん、人事関係のIT企業。彼女は広告代理店で、学生時代からの親友よ」
同世代の同性同士なので、ヌーディストビーチでも話が弾んだ。
「胸大きいと走りにくいよね?」「私、お尻がコンプレックスなの」
エロティックな話題でもポジティブに話せるのは
お互いに全裸になっているせいもあるのだろう。
陽に焼けた肌から汗が滴り、お互いの感じやすい部分に視線が交錯するけれど
そんな視線も『友情の延長線上』にあると思えた。
一通り遊んだ後、喉が渇いたので全員揃って売店へ向かった。
テントの下にいたのは、中年の男性店員だった。
店員が着衣姿なのは、客とスタッフの区別がつきやすくなるかららしい。
「アイスティー、6つ下さい」
店員は笑顔で応じてくれた。
「ヌーディストビーチ、楽しんでますねぇ」
「分かります?」
「そりゃあ、分かりますよ。6人もの若い女の子が全裸になっているんだから(笑)」
言われてみれば周囲を見回しても、全裸になっている人ほど楽しそうにしていた。
「みんな最初は緊張するけど、やってみれば意外とすぐに慣れるんですよ。
これって温泉文化に触れた外国人旅行者みたいですよね?」
「そして、その一部は病みつきになる。帰国しても忘れられない」
「そう。その通り。温泉を求めるリピーターとして、また日本に来たくなる」
「だったら日本のヌーディストビーチも、もっと増えるでしょうか?」
「そうなったら嬉しいけれど、君たちみたいな若い『露出っ子』が楽しんでくれれば
自然と増えて行くんじゃないかな?・・・はい、おまちどうサマ」
唯と明里は差し出されたアイスティーを受け取りながら
心から来て良かったと思い始めていた。
「Geminiのアドバイス、当たってたわ」
「なんて言っていたの?」
「みんな自分の心と身体を解放するために来ています。
恥ずかしいのは最初だけです。
最初の一歩を踏み出せば、あなたの世界が広がります。
・・・その通りだったわ」
アイスティーを飲み終えた唯と明里は、4人組と連絡先を交換して別れた。
「また、来ることになるかしら?」
「なるんじゃない?私たちが、店員さんが言っていた『露出っ子』だったらね」
「じゃあ、次はもっと大胆に?」
「そうね。でも次に人前でアクメを迎えるのは、明里の番よ?」
そう言って、唯は笑った。
『ヌーディストビーチ』の思わぬハプニングも、向けられた視線も
全て新しい一歩を踏み出した結果であり
『露出っ子』という新しい扉を開く『鍵』になっていた。
(おわり)
追伸:リスペクトを示す意味で
3作目の登場人物の名前は、ゆい→唯(ゆい)に。
あかり→明里(あかり) に。
Grok→Geminiに変更しました。
実際は私が全てアレンジ(上書き修正)しているので、AIは使っていませんが
オリジナルとの違いを出したくて、何となく(笑)
せっかくなので、私のリスペクト小説も『続き物』として楽しめるよう
私の前作のアレンジ版設定を引き継いで
唯は明里の大学時代の親友で、既婚者ということにしました。
そのため、唯と明里のエピソードも微妙に変えています。
(作品の内容にはあまり影響ないですけれど)
なお、売店の中年男性は、オリジナル(1作目)の田中とは別の人です。
もし彼がまた来ていたとしたら、ビーチボールで遊んでいる姿を見ていた
オジサンたちの一人かも知れません(笑)
ところで日時なんですが、ベンジーさんのオリジナルも《2028年8月》となっています。
誤記でなければ、このシリーズは今年ではなく
2年後の未来を予想した『SF作品』ということになりますが
皆さん、気付いていましたか?