習作BBS
TOP > 記事閲覧
fld_nor.gif 『AV女優にスカウトされたJDの物語』をアレンジしてみました
投稿日 : 2025/08/08(Fri) 00:42
投稿者 ベル
参照先
本誌2025年7月号のTOPICSにあった「AI小説」アンケートですが・・・
以下、省略(笑)
それでは「パクリ小説」・・・もとい「リスペクト小説」をお届けします。



『AV女優にスカウトされた女子大生の物語』


第一章:突然のスカウト

賑やかな渋谷のスクランブル交差点で、由里子は立ち止まった。きらめくネオンサインの下、人波に飲まれそうになりながらも、彼女の心は別の場所に囚われていた。
彼女の手には、ついさっき見知らぬ女性から渡された一枚の名刺と、無造作に手渡されたDVD。名刺には《桜プロモーション 留衣》とだけ書かれ、裏には電話番号が記されていた。

由里子、21歳。都内の大学に通う、ごく普通の女子大生だ。いや、ごく普通ではないかも知れない。スラリと伸びた手足に、透き通るような白い肌。人目を引く容姿のおかげで、これまでにファッション誌の読者モデルや、ちょっとした広告の仕事も経験してきた。
それだけではない。由里子の周りにはいつも男たちが群がっていた。告白の数なんて数えきれないし、由里子と一夜を共にするということは、一部の男たちにとって、まるで勲章のような意味を持っていた。
彼女自身、そのことを自覚しており、けっして安売りはしなかった。『由里子と寝た』という事実は、彼らのステータスを上げる特別な出来事だったのだ。だからこそ、彼女の性体験は豊富だったが、それは決して誰とでも、という訳ではなかった。

しかし、留衣(るい)と名乗った今日のスカウトは、これまでのどんな相手とも、まるで異質だった。
「由里子さんって、本当に綺麗ね。あなたなら、きっとこの業界でも輝けるわ」
そう言って微笑んだ女性の言葉が、耳の奥に残っていた。AV女優。その単語が、由里子の思考を支配していた。

「・・・(人前で裸になるなんて、とんでもない!)」
理性の声がそう叫ぶ一方で、心の奥底では奇妙な興味が芽生え始めていた。モデルの仕事で得られるアルバイト代は、正直、決して十分ではなかった。留学費用、ブランドバッグ、自由になるお金。欲しいものはたくさんあった。
そして何より、経験したことのない世界への好奇心があった。由里子の性的経験は、彼女に性交の快楽がもたらす熱狂を知らしめていた。それが『仕事』になるという話に、どこか惹かれる部分があったのも事実だ。DVDを握りしめる手に、じっとり汗がにじんだ。

「家に帰ってこれを再生したら、どんな映像が、そこには広がっているのだろう」
想像するだけで、心臓がドクンッと音を立てた。誰にも相談できない。親にはもちろん親友にさえ、こんな話は出来ない。だからこそ、不安と共に興味も尽きないのだろう。

「撮影見学なら、いつでもどうぞ。一度、見てみればわかるわ」
スカウトの女性:留衣が最後に告げた日時が、頭の中を駆け巡っていた。来週の火曜日。何の気なしに手帳を開けば、その日はちょうど授業がない。空欄のスケジュールが、由里子をさらに追い詰めた。行かない理由を探すよりも行く理由の方が、少しずつ由里子の心の中で形作られていくようだった。

渋谷の喧騒は、由里子の混乱した心を静めることはなかった。むしろ、その雑踏の中で、彼女は一人、重大な選択の淵に立たされている自分をはっきりと感じていた。名刺を財布の奥にしまい込み、由里子はゆっくりと歩き出した。家路を辿るその足取りは、心を写すかのように迷っていた。



第二章:撮影見学

その日の夜、由里子は手渡されたDVDを再生した。画面に映し出されたのは、由里子の知る世界とは全く違う、生々しい男女の『セックス』だった。それは由里子がこれまで経験してきた性行為とは、空気感も表情も、何もかもが異なっていた。彼女は食い入るように画面を見つめ、性的な興奮を交えた『衝撃』を受けていた。編集された映像の中の女優は妖艶で、どこか非現実的で、由里子の好奇心を刺激するには十分だった。

火曜日。由里子は、指定された都心の一角にあるビルへと足を運んだ。古びたエレベーターを上がると、薄暗い廊下の先に《桜プロモーション》と書かれた小さな看板が見えた。インターホンを押すと、先日スカウトしてくれた女性:留衣が笑顔で出迎えてくれた。

「由里子さん、いらっしゃい。よく来てくれたわね」
彼女は由里子を奥の部屋へと案内した。そこは、想像していたよりもずっと広々とした空間だった。いくつもの照明が天井から吊るされ、白いホリゾントが組まれていて、まさに『撮影現場』といった雰囲気だった。由里子が足を踏み入れると、すでに数名のスタッフが慌ただしく動き回っていた。スタッフの中には女性もいた。そして、その中央には一人の女性が立っていた。テレビや雑誌で見たことのある、人気AV女優:大林仁美(ひとみ)だった。

「ちょうど今、クライマックスの撮影に入るところよ」
留衣は由里子の耳元でそっと囁いた。由里子の視線は、自然と仁美に吸い寄せられた。彼女はすでに衣装を脱ぎ捨て、艶やかな肢体を惜しげもなく晒していた。カメラが回り始めると、それまで和やかな雰囲気だった現場に緊張感が走った。

「よーい、スタート!」
合図と同時に、由里子は息をのんだ。目の前で繰り広げられる光景は、DVDで見たものよりもさらに迫力があった。腰を打ち付ける音、ベッドがきしむ音、喘ぐ声に合わせて揺れる乳房。生身の人間が目の前でこれほどまでに露わな姿を晒し、男優と絡み合っている様は、由里子の想像を遥かに超えていた。

「・・・(嘘みたい!こんなに生々しいなんて!)」
DVDで見た『性行為』が、ここでは『剥き出しの性欲』として存在していた。男優の硬くそそり立った男根が開かれた仁美の口に押し込まれ、同時に、花弁のように開いた濡れた秘部を別の男優が舐め回す。仁美の口から喘ぎ声が漏れるたびに、由里子の背筋はゾクゾクした。

「・・・(しかも大勢のスタッフに見守られながら、一部始終を撮影されるなんて。こんなに恥ずかしい仕事ってある?)」
ファッションモデルの経験もある由里子は、注目を浴びることには慣れてるという自信があったが、自分の認識が甘かったと実感した。しかし同時に、抑えきれない興奮が身体の奥底から込み上げ、熱い何かが子宮の奥に集まるのを感じていた。

「ああ~っ、ダメぇ!そんなにされたら壊れちゃう~っ!」
仁美のセリフは、由里子の胸中で『動揺』となって渦巻いた。しかし、それは決して嫌悪感だけではなかった。大切に扱われるのではなく、激しく求められないと出てこないセリフだと思った。

「ウチは、疑似SEXはしない方針なの。彼女の場合はベテランだから避妊もしているけれど、ピルを飲めばコンドームもいらないし、生の方が視聴者に臨場感が伝わるからね。ウチが業界でも上位の老舗なのは、それも理由だと思うわ」
留衣は由里子の反応を冷静に見つめながら、誇らしげに説明した。彼女の言葉は由里子の理性の壁を軽々と乗り越え、彼女の深層心理に直接語りかけてくるようだった。

「や、やめて!も、もうダメぇ。イク。イッちゃう。イク、イク、イクうぅ~っ!」
仁美の口と花弁には、大きな男根が何度も体勢を変えて押し込まれ、由里子はずっと目を逸らせないままだった。
「・・・(そもそも誰かにSEXを見られるなんてあり得ないわ。さらにその様子が映像となって、見知らぬ人にも届けられるなんて!)」
目の前の光景は由里子にとってあまりにも衝撃的だったが、同時に、今まで知らなかった世界の『扉』がゆっくりと開き始めたのを感じた。

「あの・・・。これは本当に『演技』なんですか?」
由里子はか細い声で、目の前の現実が信じられないといった風に呟いた。留衣は由里子の目を見つめて、何も言わずに優しく微笑んだ。その瞳の奥には、彼女の揺れる心を読み解くような、深い光が宿っていた。



第三章:隠されていた真実

由里子は結局、その日は具体的な返事をすることなく、《桜プロモーション》を後にした。他人のSEXを目の前で見るという体験はあまりにも衝撃的だったが、同時に、由里子の中の『何か』を確実に揺さぶっていた。

頭の中では「無理よ、絶対出来ない」という理性と、「ファッション誌の読者モデルにも選ばれた自分がやるべき仕事じゃない」というプライドが、AV業界そのものを拒絶していた。しかしそれならなぜ、その場ですぐに断らなかったのか?由里子は自分でも説明が付かないでいた。

数日が過ぎ、由里子の心は「やはり断ろう」という方向に傾きつつあった。男性経験も豊富な彼女にとって、AV業界は忌み嫌うほどではなかったが、あの世界とは関わるのは、自分の価値を下げるという印象が拭えなかった。
「気が進まない以上、ハッキリと伝えなくっちゃ」
心を決めた由里子は、《桜プロモーション》に電話をかけた。

「先日、撮影見学をさせていただいた由里子です。お話を伺いましたが、やはり気が進まないのです。申し訳ありません」由里子は精一杯の丁寧な言葉で、留衣に断りの意思を伝えた。
「由里子さん。色々と考えるところがあったと思うのだけど、でももう一度だけ、来週の火曜日に撮影見学に来てみない?今度は、また別の女優さんの撮影があるの。前回とは違う雰囲気の撮影だから、きっと参考になると思うわ」
「え、でも・・・」
正直、由里子は戸惑った。

「・・・(断ろうとしているのに、なぜもう一度?)」
しかし留衣の言葉には、どこか抗いがたい響きがあった。前回見た現場への未練と、まだ見ぬ別の場面への好奇心が、由里子の心にも確かに存在していた。結局、「もう一度だけ」という留衣の言葉に抗えず、由里子は次の火曜日に再び《桜プロモーション》のビルを訪れた。

「由里子さん、お待ちしておりました。留衣は先に現場に入っていますので、私がご案内します」
今回、由里子を出迎えたのは、見慣れない女性スタッフだった。
「・・・(先に現場に?あれほど熱心に勧誘してくれたのに、一体どういうことだろう?)」
案内された部屋は、前回と同じ撮影スタジオだった。しかし、中に足を踏み入れた途端、由里子に衝撃が走った。

スポットライトが当たる会議テーブルの中央に、見慣れた顔があった。それは、紛れもなく留衣だった。全裸になった彼女は寄せられた会議テーブルの上で四つん這いになり、二人の男性とSEXの真っ最中だった。彼らの逞しい体が留衣の白い肌にのしかかり、すでに彼女の膣穴には、男根が深く埋め込まれているのが見て取れた。もう一人の男は留衣の髪を鷲掴みにし、彼女の口を執拗に責め立てていた。

「ウソ!何、これ?」
由里子は震える声で、隣に立つ女性スタッフに問いかけた。信じられないという思いと共に、由里子は制御不能なほどの衝撃と混乱に包まれた。
「んん~っ!・・・ぐ、んごっ!ゴフッ!」
抜き差しされる男根の先端は、あきらかに喉の奥まで達し、留衣の顔は苦痛と快楽に歪みながら喘いでいた。それは前回の撮影よりもはるかに生々しく、そして暴力的な情欲が剥き出しになった光景だった。

「・・・留衣さんはココの社員じゃなかったんですか?」
「ええ、正社員ですよ。でも我が社には、セクシー女優として採用された社員もいるんです。通常の業務もやりながらなので、本業の女優さんほどは出演しませんけれど、人数が必要なエキストラとして社員が出演する場合もありますよ」
「そうだとしても、あんなに激しく生々しい行為を、同じ社員の前でさせられるなんて!」
女性スタッフは涼しい顔で答えたが、由里子の頭の中は真っ白になった。

撮影スタジオに響くのは、男優が留衣に腰を打ち付ける音と会議テーブルがきしむ音。そして留衣の甘く苦しげな喘ぎ声だった。彼女の顔は紅潮し、汗ばんだ肌は艶めかしい光を放ちながら、本気で陶酔しているように見えた。

「実はこれ、留衣が自ら企画書を書いた人気作で、今日の撮影はその続編なんですよ」
そう言って女性スタッフは、由里子に一枚のDVDケースを差し出した。ジャケットにはオフィスらしき場所で、スーツ姿のままアンダーヘアを露わにした下半身丸出しの留衣が、挑発的な笑みを浮かべていた。タイトルは『肉便器オフィスレディ:留衣 2本同時に挿れて下さい』だった。

「新たな人材を勧誘するだけじゃなく、こんなことまで・・・」
由里子の脳裏には、先日声を掛けられた時の留衣の笑顔がフラッシュバックした。
「・・・(単なるスカウト役じゃなく、こんな秘密まで隠し持っていたのね)」
目の前の光景と、手にしたDVDジャケットを見比べながら、由里子は目の光景が歪んでいくような感覚に陥っていた。



第四章:偽りの台本

その日、由里子は留衣の撮影が終わるのを待って、仕事内容の簡単な説明を受けた後、事務所との契約書にサインをしてしまった。自分でもなぜサインしたのか分からなかったが、あえて言うなら撮影スタジオの生々しい光景と、自ら企画した作品で文字通り身体を張る留衣の姿が、由里子の中にあった理性の殻を完全に打ち砕いてしまったのだろう。

由里子に用意されたのは、ある企画モノのドラマへの出演だった。主演は、前回の撮影見学で由里子を案内してくれた、女性スタッフの美岬。由里子と同じくらいの年齢に見えた彼女も、実は正社員であり、セクシー女優としても活動しているのだという。

「今回の企画は、留衣と美岬の美人姉妹が住む家に強盗グループが押し入り、二人が凌辱されるというストーリーです。由里子さんは、ドラマの最後に留衣の家を訪ねる婦人警官役です。二人が犯された直後の状況を見て警察署に通報するという、重要な役割ですよ」
手渡された台本を読んで、由里子は安心した。裸になることも、ましてや男性と性行為を演じることもなかったからだ。
「今後、どのような役を演じることになるかは決まっていないけれど、大型新人の顔見せ出演になればって、監督も言ってたっス」
助監督に説明を受けた由里子は、初めての撮影に臨むことを決意した。

撮影当日、由里子は初めての撮影に緊張しながらも、真新しい婦人警官の制服に身を包んだ。控室では、主演の美岬と留衣が談笑していた。留衣は初出演となる由里子を歓迎し、彼女をスカウトした時のように、生き生きとした表情で話しかけて来た。

「由里子さん、よく決断してくれたわね。あなたならこの世界でもきっと、もっともっと輝けるわ。最初の仕事でいきなり主演デビューとはならなかったけれど、長く続けるなら無理をしなくても良いし、まずは経験を積むことが重要よ」
留衣の言葉に、由里子は少しだけ心が軽くなった。

やがて、留衣と美岬の『演技』が始まり、強盗に凌辱されるシーンが繰り広げられていった。由里子は、別の部屋で待機しながら、二人の悲鳴や喘ぎ声、そして男優たちの荒々しい声を聞いていた。それらは『演技』だと分かっていても、由里子の心をザワつかせた。

やがて、由里子の出番が回ってきた。数回のリハーサルの後、二人が犯された直後に偶然訪問した婦人警官という設定で、由里子は玄関の扉を開けた。そこには、下着を剥がされ、乱暴に犯されたあげく、床に転がされた留衣と美岬がいた。
「美岬さん!留衣さん!」
由里子は震える声で叫び、手に持った無線機で所轄の警察署へ通報した。ここまで全て台本通りに演じていた由里子だったが、監督の声が響いた。

「じゃあこのまま、次のシーンを撮影します。婦人警官に気付いた強盗たちが、通報を阻止しようと由里子さんを押さえ付け、留衣さんや美岬さんと同じように襲うシーンです」
「えっ?」
由里子の頭の中が真っ白になった。台本には、そんな指示は書かれていなかった。由里子は慌てて、もう一度台本をめくったが、やはりそんな内容は書かれていなかった。由里子はおそるおそる、監督に問い掛けた。
「あ、あの・・・。台本には、そんなこと書かれてないんですけど?」
すると、由里子の隣にいた助監督がにこやかに言った。

「ああ、由里子さんの台本だとそうでしょうね。でも、他の皆さんの台本には、婦人警官も強盗グループに犯されるって、ちゃんと書かれていますから」
その瞬間、由里子は全身から血の気が引いていくのを感じた。留衣も美岬も、そして他のスタッフも、皆、この展開を知っていたのだ。由里子の目の前には、三人の男優たちが、獰猛な笑みを浮かべながらゆっくりと近付いて来た。

「え、えっ?本気で言ってるんですか?」
「由里子ちゃんは、どのAVメーカーも同じだと思ったかもしれないけれど、ウチは凌辱系の作品がウリなんだよねぇ」
悪びれもせずに説明する監督と目が合った瞬間、由里子の心は絶望に打ちひしがれた。



第五章:我が社の『洗礼』

足元から崩れ落ちていくような感覚の中、由里子は男優たちの獰猛な笑みをはっきりと捉えていた。それは演技ではなく、獲物を前にした『獣の目』だった。留衣と美岬も、床に転がされたままの状態で、由里子を哀れむような、あるいは冷ややかに見つめるような『複雑な表情』を浮かべていた。

「いや、やめて!私、聞いてない!聞かされていないんです!」
由里子は必死に叫び、後ずさりした。しかし、男優の一人が由里子の腕を掴むと、力づくでその場に組み伏せた。婦人警官の制服は、強引かつ簡単に引き剥がされた。もちろん由里子も抵抗したが、筋骨隆々とした男優の力の前では無力だった。ブラジャーのホックは弾け飛び、形の良い胸元が露わになると、由里子は羞恥心と恐怖で涙が止まらなかった。

「監督、俺も良いですか?」
撮影スタジオの隅にいた男性スタッフの一人が、興奮した様子で声を上げた。監督は笑いながら頷いた。
「ああ、いいぜ。強盗はグループってことにしたからな。スマホで応援を呼んだことにしとけ」
その言葉を合図に、スタジオにいた男性スタッフたちが次々と服を脱いで、由里子に襲いかかった。

実際、由里子は何が起きているのか理解出来なかった。これはもはや『演技』ではなかった。由里子の身体をまさぐる男たちの手付きは、明らかな『現実』だった。由里子の悲鳴は彼らの哄笑にかき消され、コンドームすら付けずに犯され続けた。

由里子の悲鳴が響き渡る中、留衣は床に転がされたまま、この惨状を眺めていた。その隣にいる美岬もまた、どこか虚ろな目でその様子を見つめていた。
「あーあ、やってるやってる。我が社の『洗礼』って本当にエグいわね」
留衣は、まるで他人事のように呟いた。その声は、以前、由里子をスカウトした時の熱心さも、前回の撮影見学で由里子を励ました時の優しさも、今では微塵も感じられなかった。ただ冷徹で、残酷な『本音』がそこにあった。

「由里子さんは本当に美人だから、こうなる予感はしてたのよ。気付いてないのは本人だけ。でもちゃんと、契約書の特記事項には書いてあるんだけれどね。我が社の正社員および女優として採用された者は、監督やスタッフの指示には絶対服従。その内容に関わらず、監督やスタッフの性的な要求には応じなければならないって」

そんな留衣の言葉を、美岬はただ静かに聞いていた。美咲も由里子を助けようとはしなかった。なぜなら彼女たちも、桜プロモーションの『洗礼』を過去に受けていたからだ。今、由里子が受けている屈辱と絶望は、彼女たちも通ってきた道だった。
次々と男優やスタッフに身体を弄ばれ、意識が朦朧としていく中で、由里子は留衣と美岬が冷たい視線を向けているのに気が付いた。それは同情でも共感でもなく、ただの傍観者としての冷たい目だった。

「私、騙されたんだ!いいえ、最初から『狙われていた』んだわ!」
肉体的な苦痛よりも、明らかになった事実によって、由里子の心は深く抉り取られていった。
「この絶望の淵からは、もう二度と這い上がれないだろうな・・・」
そんな予感だけが、由里子の頭を支配していた。
【おわり】


sml_bonk.gif
編集 編集
件名 Re: 『AV女優にスカウトされたJDの物語』をアレンジしてみました
投稿日 : 2025/08/08(Fri) 04:36
投稿者 ベンジー
参照先 http://www.benjee.org
『AV女優にスカウトされたJDの物語』のアレンジですね。
これが一番難しかったのではないかと思います。
ベルさんがいつも書いている露出系小説とは別の路線ですから。

なるほど、こういう展開でしたか。
正直な感想は「ベルさんも、こういうの書くんだな」って感じでしょうか。
完全な凌辱モノになっていますね。
とは言え、ラストにたどり着くまでのヒロインの葛藤は良かったです。
前にどこかで書いたと思うのですが、私の場合、クライマックスの向かうシーンが好きだったりします。
断りの電話を入れてヒロインが、結局、契約書にサインしてしまい、台本にないレイプシーンを撮影されてしまうラストは、多くの読者に好評価を得そうです。
この後、ヒロインの濃厚なレイプシーンを期待する方も多いのではないでしょうか。
編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント sml_cool.gifsml_sml.gifsml_yawn.gifsml_q.gifsml_big.gifsml_shm.gifsml_wink.gifsml_cry.gifsml_roll.gifsml_bonk.gif

- WEB PATIO -