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『岩陰の波、裸の日焼け』
投稿日
: 2026/02/28(Sat) 14:21
投稿者
:
ベンジー
参照先
:
http://www.benjee.org
『岩陰の波、裸の日焼け』
鈴木遥香(21歳・女子大生)は、8月の平日、混雑を避けて地元の小さな海水浴場に来ていた。
観光客が少ない岩場側の端、大きな岩がいくつも重なるエリア。
波は穏やかで、人影は遠くの砂浜にしか見えない。
遥香は水着の上にTシャツとショートパンツを羽織て来ていたが、
「どうせ誰も来ないし、完璧な日焼けしたい」
岩の陰にタオルを敷き、服を全部脱いだ。
ビキニも外して、全裸に。
バッグの中には日焼けオイルとスマホだけ。
体を横にし、岩に背中を預けてオイルを塗る。
胸から腹、太ももの内側まで丁寧に。
オイルで肌がテカり、太陽がじりじりと焼ける。
気持ちよすぎて、目を閉じてうとうと。
──どれくらい経っただろう。
ゴーッという波の音で目を覚ました。
潮が満ちてきている。
遥香は慌てて起き上がる。
タオルが波に濡れ、バッグが海水に半分浸かっている。
最悪なことに、服が入ったビニール袋が波にさらわれ、
沖へ流されていくのが見えた。
Tシャツ、ショートパンツ、ビキニ上下……全部。
「待って!」
遥香は立ち上がるが、裸の体を隠すものが何もない。
岩陰とはいえ、上は遊歩道が通っている。
遠くから家族連れの声が聞こえる。
波がまた来て、バッグも流されそうに。
遥香はしゃがみ込み、バッグを岩の上に引き上げる。
スマホは無事だったが、服はもう見えない。
時計は14時20分。
潮はどんどん満ちてきて、岩陰のスペースが狭くなる。
あと30分もすれば、ここは完全に海水に浸かる。
遥香は岩に体を密着させ、胸と股間を手で隠す。
日焼けオイルで体が滑り、隠しにくい。
乳首が岩の冷たさに触れて、ビクンと反応する。
まず最初に危機が訪れた。
遊歩道からカップルが降りてきた。
20代くらい、手をつないで岩場を散策。
「こっち人少ないね」
「写真撮ろうよ」
2人は遥香のいる岩から5メートル先で立ち止まった。
遥香は岩の陰に体を押し込み、息を止める。
波が足元を洗う。
カップルの足音が近づいてくる。
「この岩、いい感じ」
女性が遥香の岩に手をかけた。
遥香の心臓が爆発しそう。
だが、男性が「もうちょっと先行こう」と引き、
2人はそのまま通り過ぎていった。
安堵の息を吐くが、次はもっと大きな危機。
家族連れ。
父親、母親、小学生の男の子2人。
「ここで遊ぼう!」
子供たちが岩場に駆け込んでくる。
遥香は岩の隙間に体を滑り込ませる。
狭い空間で膝を抱え、全裸の体を丸める。
波が来るたび、足が海水に浸かる。
子供の一人が、遥香の岩に近づいた。
「なんかバッグあるよ!」
母親が「人の物よ、触っちゃダメ」
遥香のバッグだ。
スマホと財布が入っている。
子供がバッグを覗き込む。
「女の人の?」
遥香は祈る。
見つからないで。
家族はバッグをそのままにして、少し離れた岩で遊び始めた。
15時。
潮がさらに満ち、遥香の隠れている隙間が水で満たされ始める。
もう隠れていられない。
選択肢は二つ。
1. 全裸のまま泳いで、遠くの砂浜まで行く。
2. 遊歩道を上がって、誰かに助けを求める。
どちらも裸。
遥香は決断した。
バッグを抱え、岩陰から這い出る。
家族連れに背を向け、海へ入る。
冷たい海水が体を包む。
泳ぎは得意。
沖を回って、遠くの砂浜へ。
だが、途中でサーファーの男性に気づかれた。
20代後半、日焼けした体でボードを抱えた男性。
「大丈夫? 流されてる?」
遥香は顔を赤くし、水面下で体を隠す。
「い、いえ! 大丈夫です!」
男性は不思議そうに近づいてくる。
「服、流されたの?」
遥香は頷くしかなかった。
男性は笑って、自分のラッシュガードを脱いだ。
「これ着なよ。俺はもう上がるし」
ラッシュガードを受け取り、着る。
サイズが大きく、尻まで隠れた。
遥香は砂浜まで一緒に泳ぎ、上がった。
男性は名前も聞かず、笑顔で去っていった。
遥香はラッシュガード一枚で、駅まで歩いた。
風が体を撫で、日焼けの熱さと海水の冷たさが残る。
あの岩陰の時間、
裸で波に怯えた時間が、
体に深く刻み込まれていた。
次は、もっと人目の多い場所で。
そんな危険な衝動が、心をくすぐった。
(おわり)
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『岩陰の波、裸の日焼け』
鈴木遥香(21歳・女子大生)は、8月の平日、混雑を避けて地元の小さな海水浴場に来ていた。
観光客が少ない岩場側の端、大きな岩がいくつも重なるエリア。
波は穏やかで、人影は遠くの砂浜にしか見えない。
遥香は水着の上にTシャツとショートパンツを羽織て来ていたが、
「どうせ誰も来ないし、完璧な日焼けしたい」
岩の陰にタオルを敷き、服を全部脱いだ。
ビキニも外して、全裸に。
バッグの中には日焼けオイルとスマホだけ。
体を横にし、岩に背中を預けてオイルを塗る。
胸から腹、太ももの内側まで丁寧に。
オイルで肌がテカり、太陽がじりじりと焼ける。
気持ちよすぎて、目を閉じてうとうと。
──どれくらい経っただろう。
ゴーッという波の音で目を覚ました。
潮が満ちてきている。
遥香は慌てて起き上がる。
タオルが波に濡れ、バッグが海水に半分浸かっている。
最悪なことに、服が入ったビニール袋が波にさらわれ、
沖へ流されていくのが見えた。
Tシャツ、ショートパンツ、ビキニ上下……全部。
「待って!」
遥香は立ち上がるが、裸の体を隠すものが何もない。
岩陰とはいえ、上は遊歩道が通っている。
遠くから家族連れの声が聞こえる。
波がまた来て、バッグも流されそうに。
遥香はしゃがみ込み、バッグを岩の上に引き上げる。
スマホは無事だったが、服はもう見えない。
時計は14時20分。
潮はどんどん満ちてきて、岩陰のスペースが狭くなる。
あと30分もすれば、ここは完全に海水に浸かる。
遥香は岩に体を密着させ、胸と股間を手で隠す。
日焼けオイルで体が滑り、隠しにくい。
乳首が岩の冷たさに触れて、ビクンと反応する。
まず最初に危機が訪れた。
遊歩道からカップルが降りてきた。
20代くらい、手をつないで岩場を散策。
「こっち人少ないね」
「写真撮ろうよ」
2人は遥香のいる岩から5メートル先で立ち止まった。
遥香は岩の陰に体を押し込み、息を止める。
波が足元を洗う。
カップルの足音が近づいてくる。
「この岩、いい感じ」
女性が遥香の岩に手をかけた。
遥香の心臓が爆発しそう。
だが、男性が「もうちょっと先行こう」と引き、
2人はそのまま通り過ぎていった。
安堵の息を吐くが、次はもっと大きな危機。
家族連れ。
父親、母親、小学生の男の子2人。
「ここで遊ぼう!」
子供たちが岩場に駆け込んでくる。
遥香は岩の隙間に体を滑り込ませる。
狭い空間で膝を抱え、全裸の体を丸める。
波が来るたび、足が海水に浸かる。
子供の一人が、遥香の岩に近づいた。
「なんかバッグあるよ!」
母親が「人の物よ、触っちゃダメ」
遥香のバッグだ。
スマホと財布が入っている。
子供がバッグを覗き込む。
「女の人の?」
遥香は祈る。
見つからないで。
家族はバッグをそのままにして、少し離れた岩で遊び始めた。
15時。
潮がさらに満ち、遥香の隠れている隙間が水で満たされ始める。
もう隠れていられない。
選択肢は二つ。
1. 全裸のまま泳いで、遠くの砂浜まで行く。
2. 遊歩道を上がって、誰かに助けを求める。
どちらも裸。
遥香は決断した。
バッグを抱え、岩陰から這い出る。
家族連れに背を向け、海へ入る。
冷たい海水が体を包む。
泳ぎは得意。
沖を回って、遠くの砂浜へ。
だが、途中でサーファーの男性に気づかれた。
20代後半、日焼けした体でボードを抱えた男性。
「大丈夫? 流されてる?」
遥香は顔を赤くし、水面下で体を隠す。
「い、いえ! 大丈夫です!」
男性は不思議そうに近づいてくる。
「服、流されたの?」
遥香は頷くしかなかった。
男性は笑って、自分のラッシュガードを脱いだ。
「これ着なよ。俺はもう上がるし」
ラッシュガードを受け取り、着る。
サイズが大きく、尻まで隠れた。
遥香は砂浜まで一緒に泳ぎ、上がった。
男性は名前も聞かず、笑顔で去っていった。
遥香はラッシュガード一枚で、駅まで歩いた。
風が体を撫で、日焼けの熱さと海水の冷たさが残る。
あの岩陰の時間、
裸で波に怯えた時間が、
体に深く刻み込まれていた。
次は、もっと人目の多い場所で。
そんな危険な衝動が、心をくすぐった。
(おわり)