小夜子のお仕事 瞬の夏休み調教日記 番外編
TEKE・TEKE
本編は「瞬の夏休み調教日記」の番外編です。
小夜子が瞬とは出会う前の話となり「瞬の夏休み調教日記」を読んでいなくてもお楽しみいただけます。
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小夜子にはいわゆる露出癖がある。
それは中学のときバージンをささげた恋人に仕込まれたのだった。
中学三年生の夏、小夜子は長年想い続けてきた大学生の彼に告白し、受け入れられた。
彼も同じように小夜子のことを想っていたのだった。
告白したその日に二人は結ばれた。
初めてはもちろん痛かったが、それよりも長年想い続けてきた彼と結ばれた喜びのほうが勝っており、また彼の巧みなリードにより、小夜子はそれなりに快感を得ることができた。
相思相愛の若い二人が結ばれて快感を得るようになってしまえば歯止めが利かなってしまう。
二人は機会があるごとにセックスし、次第に大胆になっていった。
6度目のセックスのとき、小夜子は寂れた神社の境内に連れ込まれショーツとスカートを脱がされて拝殿の裏の壁に手をついて後ろから挿入された。
初めての野外セックス。
小夜子は恥ずかしくてしかたがなかったが、恋人が望んだことなのでなんとか我慢した。
しかし行為に没頭するにつれて外でしていることが気にならなくなっていった。
ところが行為の最中に誰かがお参りに来てしまったのだ。
どうやら数人の女子中学生らしくきゃあきゃあと姦しく話している。
そのときになってこの寂れた神社が地元では縁結びの神様として有名であることを思い出した。
小夜子は身を固くしたが、恋人は行為をやめようとしない。
(ん、んんっ、だめ、止めて、見つかっちゃうわ)
(大丈夫だよ。こんな裏側に誰も来ないよ)
小夜子は声をあげないように自らの手で口をふさぐ。
(ん、んんん、うっ、ううう・・・)
ガラガラと鈴を鳴らしお賽銭を投げ入れる音がする。
(お願い、こっちに来ないで、見られちゃう・・・)
下半身丸出しでセックスしている姿を見られるかもしれないという恐怖と羞恥に震えながら、小夜子はなぜか妖しい気持ちになっていた。
今までの交わりで得ていたのとはあきらかに違う快感がわきあがってきたのだ。
(見られちゃう、恥ずかしい・・・)
そう思えば思うほど気持ちよくなってくる。
(お、おい・・・)
小夜子自身の中が柔らかくなって自分の意思とは関係なくうねっているのがはっきりわかる。
彼も今までに無い肉の動きを感じているに違いない。
彼にされるがままだった小夜子は、彼の突く動きに呼応して、突かれた瞬間に腰を後ろに突き出してより彼のものを深く受け入れるように腰を動かし始めた。
「んっ、んっ、んっ」
どんなに声を押し殺そうとしても出てしまう。
どんどん高まってきてもう少しでイク、という時、表のほうから声が聞こえた。
「ねえ、なにか変な声、聞こえない?」
一瞬で二人は固まった。
「うん、私もさっきから気になっていたんだけど・・・」
「裏のほうから聞こえた気がしたんだけど、誰かいるのかな?」
「や、やだ、変なこと言わないでよ」
「・・・覗いてみる?」
小夜子の心臓が跳ね上がった。
(いやっ!来ないで!見られちゃう)
そう思った瞬間に小夜子は絶頂に達していた。
「くうううう」
「イ、(イグーーーーーーゥ)」
膣がまるでそれ自身の意思を持っているかのように恋人のペニスを強く締め付け、彼はたまらず射精していた。
小夜子は自分の手のひらを口に強く押し付けてなんとか大声をあげるのを防いだ。
しかしその気配は表に伝わってしまったようだ。
「やっぱり誰かいるんだ」
「やだ!変質者だったらどうしよう?」
「い、行こう」
彼女達は足早に去っていった。
一方小夜子は今までに感じたことのなかった凄まじい絶頂の余韻に酔いしれていた。
「お前、凄いな小夜子。お前見られるかも知れない、と思ったらイッたんだろう?露出狂の素質があるんじゃないか?ますます僕好みだな・・・」
小夜子が野外露出の快感に目覚めた瞬間であった。
それから二人のセックスは野外が主な場所になった。
セックスをしない時でも彼は小夜子をノーパンで歩かせてスカートを捲らせたり、野外で全裸にしてオナニーさせたりした。
小夜子もそれに積極的に応じて野外露出を楽しんでいた。
だが、それは長くは続かなかった。
見られるかも知れない、というスリルと快感は常にリスクと隣り合わせである。
そして二人の行為は、最も見られてはいけない小夜子の母親と小夜子の女友達の母親に見られてしまったのだった。
それからのことを小夜子はあまり覚えていなかった。
当然二人のことは学校はおろか町中の噂となった。
二人は引き離され、彼は大学を中退して町を出て行った。
その後の彼の消息を小夜子は知らない。
そして小夜子は進学予定だった地元の高校を、県外の全寮制の私立高校に変更させられた。
小夜子はその高校に進学したものの、結局馴染めずに1年たらずで中退したのだった。
高校を中退した時点で小夜子は実家から勘当同然になっており、特に母親からは2度も恥をかかされた、と実家に帰ることを拒否された。
かろうじて父がアパートを借りる際の保証人になってくれ、2年分家賃を前払いしてもらい、あとは勝手にしろ、と突き放された。
最初はコンビニやレストランでアルバイトをしていたがどれも長く続かず、小夜子は17歳を過ぎると年齢を偽りスナックやキャバクラで働いくようになった。
小夜子はまだ彼のことが好きだったが、彼自身よりも彼に仕込まれた野外露出の快感が忘れられなかったのだ。
小夜子の野外露出に対する欲望は日増しに強くなってゆき、悶々とした日々を送っていた。
そのとき働いていたキャバクラは露出度の高いバニースタイルが制服であり、小夜子はそれを着たいがために働いているようなものであった。
通常は下着をつけるのだが、小夜子は全裸に制服だけを着用していた。
そのことはスタッフやお客の間にいつの間にか広まり、制服の隙間から素肌に直接お触りをされたり、胸の部分をぺろんと捲られて乳房をむき出しにさせられることもあった。
お客からの受けはよかったが、当然同僚のキャバクラ嬢からは嫌われていた。
そんな時アダルト雑誌の広告で見つけたのが「スタジオ幻夜」というイメージクラブであった。
そこでは女の子をモデルと呼び、コスプレやヌードで様々な卑猥なポーズをとってお客に写真を撮らせ、エッチなサービスを行なう風俗店だった。
これなら自分の性癖を満足できると感じた小夜子は「スタジオ幻夜」に移ることにした。
「スタジオ幻夜」では常時3,4名のモデルが待機しており、お客はマジックミラー越しにモデルを見定めて気にいた女性を指名する仕組みだった。
モデルからお客の顔は見えず、モデルはショーツ1枚だけ着けた姿でそれぞれ卑猥なポーズをとって自分をアピールするのだ。
モデルがどこまでサービスするかは、首に何を巻いているかで決められている。
何も着けていない場合は、ヌード撮影とフェラチオサービスまで。
白いリボンを巻いていれば、普通のセックスまでOK。
青いリボンを巻いていれば、野外プレイもOK。
赤いリボンならアナルセックスもできる、といった具合で、できるサービスが増えればモデルの報酬も高くなる。
そして黒い首輪を着けている場合は野外露出やアナル、SMプレイなど全てOKとなっていた。
指名されたモデルはお客と一緒にスタジオと呼ばれる個室に入る。
スタジオには撮影機材や衣装、当然ベッドや風呂場、バイブレーター、拘束具などのアダルトグッズがそろえられており、心ゆくまでプレイを堪能できるようになっていた。
お客は紹介制でオーナーが厳選しており、モデルも安心して自分のランクに応じてプレイすることができる。
オーナーは女性であり、自らモデルを勤めることもある美しい熟女だった。
モデルもオーナー自ら面接して採用し、可愛い系から、SM系、ロリータ、太め、露出好き、アナル好き、などそれぞれの顧客の嗜好を満足させる女性を揃えており、トータルで13名の女性が在籍していた。
モデルは殆ど、OL、主婦、教師、フリーターなど風俗店で働いたことのない素人ばかりで、みんな最初はヌード撮影とフェラチオサービスのみから始める。
モデル達は自分がまるで女優になった気分に陥り、慣れるにしたがって自らランクを上げてゆき、より過激で濃密なサービスをするようになっていった。
キャバクラ経験のある小夜子は例外だったが、露出好きの小夜子の性癖を見抜いたオーナーがあえて採用したのだった。
オーナーの見立て通り小夜子はすぐに人気になり、彼女目当てのリピーターが付くまでになった。
「スタジオ幻夜」で小夜子は「千穂」という源氏名を名乗っていた。
「いらっしゃいませ。矢島さんいつもご贔屓にしていただいてありがとうございます」
「うっかり予約をし忘れたのだけど、千穂はいるかい?」
「ええ、大丈夫ですよ。指名されますか?」
「そうだね、呼んでもらおうか」
「矢島さん、千穂にご執心なんですね」
「ああ、彼女は大勢の人に恥ずかしい姿を見てもらいたい、奉仕したい、弄んで欲しいと心の底から思っているからね。調教次第では最高の露出性奴隷になると思うよ。常連客の相手だけでなく、ちゃんとした調教師をつけたほうがいいんじゃない?」
「そうですね。矢島さんならそういう方面に伝があるんじゃないですか?」
「そうだな・・・」
矢島はスリーW出版社の「月刊マニアック」編集長をしている。
スリーW出版はアダルト誌専門では最大手の出版社であり、官能小説、アダルトコミック、投稿写真雑誌、DVD、アダルトグッズ通販など幅広く手がけている。
「月刊マニアック」はその看板雑誌の1つであった。
読者の投稿をもとにした写真入り告白手記をメインコンテンツとして、グラビアや最新の風俗、アダルトDVDの情報、SMテクニックの講座、小説やパートナー募集記事などを掲載している。
通算で200号を超えて20年以上にわたり刊行しており、この手の雑誌では最長を誇る。
矢島はかつて他社で女性誌の企画編集に携わっていたが、訳あって転職し1年前から「月刊マニアック」の6代目編集長になっていた。
女性誌からアダルトに転向など意外と思うかも知れないが、今時の女性誌はHOWtoセックスや性の悩みを聞くコーナーの記事が連載されているし、特集では成人男性向け雑誌より過激な記事が掲載されることもある。
また「月刊マニアック」への投稿者は半数以上が調教を受けている女性であり、女性誌編集の経験からそうした女性達の心の機微を察するのに長けた矢島にとって天職だった。
そして編集長ともなればあらゆる風俗業に精通していなければならないので、矢島は取材を兼ねて色々な風俗店に通っていたが、その1つが「スタジオ幻夜」であった。
マジックミラー越しに初めて千穂を見たとき、矢島は運命のようなものを感じた。
千穂は白と青のリボンを着けていた。
つまりセックスと野外露出はOKだが、アナルはしない、ということである。
「随分若いみたいだけれど大丈夫なのかい?」
「自己申告では20歳になっていますし、前はキャバクラで働いていましたからね。まあでもこの業界年齢をサバ読むのはよくあることですから。18歳を越えていたら大丈夫でしょう」
「へえ、元キャバクラ嬢か。そんな娘を採用するなんてママにしては珍しいね」
「元キャバクラ嬢といっても、そこの制服が露出度の高いバニースタイルだったから働いていたみたいで、素人同然ですよ。それに彼女は相当な露出好きと感じたので採用したてみたんです」
「そうか、じゃあ、あの娘にしようか」
以来、矢島は「スタジオ幻夜」に来るたびに千穂を指名していた。
撮影をしてセックスを堪能したあと、矢島は千穂に聞いてみた。
「千穂は昼間何をしているんだい?他の女性はOLだったり主婦だったりするみたいだけど」
「毎日4時間ほどコンビニでバイトしています。"スタジオ幻夜"だけでは心もとないので。前のキャバクラではバイトしなくても良かったんですけどね」
「じゃあどうしてキャバクラを辞めてここに?」
「前のキャバクラは制服が好きだったんですけれど、規則がうるさくてめんどくさかったんです。それに私エッチなことが大好きだったので、お客さんには好かれるんだけど同僚からは嫌われていましたから・・・」
「じゃあ、うちの会社で働くかい?コンビニよりは良い時給を出せると思うよ。もちろん夜はここに通ってもらってかまわないよ」
「矢島さんの会社ですか?たしか出版社ってお聞きしましたけれど・・・」
「月刊マニアックって知っている?僕はそこの編集長なんだ」
「えっ!矢島さんってスリーW出版の方だったんですか?私、時々月刊マニアックを買っていますよ」
「あれっ?毎号じゃないの?」
「結構高いじゃないですか。それで立ち読みして内容で買うかどうか決めています。野外露出が特集のときは必ず買っていますけれど、縛りや痛い系はちょっと苦手なので・・・」
「痛いところを突くね。まあ努力はしているんだけど、鮮明なカラー写真を載せるためには仕方がないんだ。紙の質を落とすと写真が粗くなって、せっかく投稿してくれた人に悪いからね。ところで縛りや痛い系はだめって言ったけど、アナルはどうなの?」
「まだ、試したこと無いのでちょっと怖いんです」
「なんだ、食わず嫌いってやつか。アナルの味を知ると、ヴァギナよりずっと感じるっていう人は多いよ」
「ええ、そう聞いていますけど・・・。その、浣腸するんですよね」
「あれ、浣腸もしたことないの?」
「ええ」
「千穂は恥ずかしいところを見られるのが好きなんだろう?女性がもっとも恥ずかしいと思うのは排泄する姿を見られたときだそうだよ」
「だから余計に怖いんです。病み付きになったらどうしようって・・・」
「なるほど。それならうちの編集部なら色んな情報も入るし、実地見学することもできるよ」
「そうですか。でも私はそこで何をしたらいいんでしょうか?」
「まあ、雑用係りかな。お客さんにお茶を出したり、原稿のチェックとか写真の整理とか。それからアダルトグッズのモニターとか。パソコンは出来るよね?」
「はい。でもアダルトグッズのモニターって何をするんですか?」
「バイブレーターとか手錠なんかを実際に使ってみて感想を書いてもらうんだよ。あとセクシーランジェリーやボンデージ衣装のモデルをしてもらうよ。きっと千穂の性癖を十分満足させられると思うよ」
「なんだか楽しそうですね。お願いしてもいいですか?」
「本当?なら明日10時にここに来てくれないかな」
矢島は手帳を取り出し、空白の部分を破いて最寄駅からの簡単な地図を書いた。
そして名刺入れから1枚抜き取り地図とともに小夜子に渡した。
「まあ、正規のバイトだから一応履歴書持ってきてね。"千穂"は本名じゃないでしょ?」
「ええ。工藤小夜子といいます」
「小夜子ちゃんか、いい名前だね。明日からよろしくね」
翌日、小夜子は10時に「月刊マニアック」の編集部に現れた。
「やあ、いらっしゃい。場所はすぐにわかった?」
「はい、スリーW出版の通販サイトで確認しましたし、スマホに地図をダウンロードしましたのでまったく迷わずにすみました。」
スリーW出版は山手線北部のとある駅から北へ1kmほど離れたところに自社ビルを持っており、
「月刊マニアック」の編集部はその4階にあった。
小夜子はそこの応接室に通された。
「じゃあ、履歴書見せてくれる?」
「はい」
矢島はざっと目をとおす。
「よし、5月生まれだから18歳は越えているな。でも高校卒業まではあと3ヶ月半か・・・。まあこのくらいならギリギリセーフかな。よし、採用決定!」
「えっ?こんなに適当でいいんですか?」
「まあ、僕が編集長だからね。バイト1人くらいなんとでもなるよ。一応時給1,000円だけど、モデル料とか別に支給するから。それで早速なんだけど、今からセクシー衣装の撮影、いけるかな?」
「えっ?もうなんですか?」
「人手が足りなくて皆いくつも仕事を掛け持ちしているんだよ。何冊も似たような雑誌を出しているからね。僕は"月刊マニアック"の編集長であると同時に、ネット通販の販売責任者もやっているんだよ。セクシー衣装の撮影はネット通販用だよ」
「そうなんですか・・・」
「じゃあ、撮影スタジオに行こうか」
「スタジオもあるんですか?」
「うん、主に雑誌や通販サイトに掲載する商品の撮影に使うけど、来社された投稿者のインタビューやヌード、調教風景を撮影することもあるからね。それと専属のカメラマンがいるんだよ」
「すごいですね」
「うちではアダルトDVDも出しているからね。そこで監督、撮影、編集をやっている美咲奈緒って女性が掛け持ちで撮ってくれるんだ」
「えっ?女の人がアダルトビデオを撮影するんですか?」
「そうだよ。今時珍しくないよ。女のツボは女が一番わかるからね。それに彼女自身AV女優もしていたことがあるから適役なんだ。レズっけもあるからつまみ食いされないようにね」
「ふふっ、気をつけます」
「あら、矢島さん。その娘が前に言っていた人?」
「そうだよ。彼女が美咲奈緒クン。こちらは工藤小夜子クンだ」
「はじめまして、工藤小夜子です」
「ふーん、なかなかいい娘ね。どこで見つけてきたの?」
「スタジオ幻夜だよ」
「へえ、今度私も行ってみようかな?小夜子ちゃん、いつお店に出てるの?指名してあげるわよ」
「えっ!」
「おいおい」
「ふふっ、冗談よ。じゃあ早速着替えてくれる?衣装はそこに並べてあるから左から順にね」
「はい」
小夜子は着替えようとして更衣室らしきものが無いことに気がついた。
「あ、あの・・・」
「ああゴメン、更衣室はないの。着替えているところも撮影したいから・・・。あっ、矢島さん、何時までいるの?出て行って」
「はいはい、じゃあ小夜子クンまたあとで」
「じゃあ、早速いってみようか」
小夜子は全裸にスケスケのベビードール、穴あきショーツを着せられて写真を何枚も撮られた。
「ほら、目線こっち!」「あご引いて!」「もっと笑って!」
モデルなどしたことのない小夜子は美咲の指示するポーズをとるのが精一杯でとても表情まで気が回らない。
「うーん。ちょっと衣装を変えてみようか?」
納得いく写真が取れなかった美咲は小夜子に別の衣装を差し出した。
それは黒革のビスチェで両乳房を搾りだすように大きな穴が正面に開いている。
コルセットのように背中を紐で締め上げて着るようになっていた。
ベビードールを脱ぎ、美咲に手伝ってもらいなんとか着替える。
それから黒のガーターベルトと太腿までのストッキングを渡された。
「ショーツは脱いでね」
さすがに下半身すっぽんぽんは恥ずかしくて小夜子がもじもじしていると
「すこしは良い表情になってきたわね」
と言われた。
再び何枚か写真を撮られるが美咲はまだ気に入らない様子だった。
「もうちょっとなんだけどな〜。そうだ、ちょっと手伝ってくれる?」
美咲は小夜子を手伝わせて、スタジオの隅で白い布を被っていた台のようなものを撮影スペースに運んだ。
布を取ると出てきたのはギロチン台のようなものだった。
高さ調整できる柱の上に取り付けられた横長の板には3つの穴が開き、ヒンジで開閉できるようになっている。
「あ、あの、まさかこれに・・・」
「そうよ。ほら、さっさとする」
小夜子は美咲が開いた横板のくぼみに恐る恐る首と手を乗せる。
くぼみにはウレタンが張ってあり皮膚が傷つかないようにしてあった。
美咲が板を閉じて留め金を掛ける。
首には少し余裕があったが、両手首はウレタンでしっかり拘束されていた。
小夜子は膝をすこし曲げた状態で首を乗せたのだが、美咲は小夜子の脚を左右に開かせて腰を直角に折り曲げた格好になったところで開脚バーを使い足首を固定してしまった。
真後ろから見れば小夜子の性器も肛門も丸見えの状態である。
「み、美咲さん、こんな格好イヤです。外してください」
「だめよ。あなたにはもっと恥ずかしい思いをしてもらうわ」
美咲はスタジオ入り口の脇に設置してあるインターホンの呼び出しボタンを押した。
すると待ち構えていたかのように、矢島をはじめ、先ほど編集部にいた男性スタッフ6人全員がスタジオに入ってきた。
「い、いやー!だめっ!見ないでー!」
小夜子は思わず悲鳴をあげたが両手足を拘束されたままではどうしようもない。
男性陣はみんな小夜子の後ろにまわり、美咲だけが小夜子の正面でカメラを構えた。
「お願いです。美咲さん、止めてください。恥ずかしすぎます」
「何言っているの?本当は嬉しいくせに。皆に恥ずかしい姿を見られて感じているんでしょう?あなた今とても良い表情をしているわ」
そう言って美咲はなんどもシャッターを切る。
「いやっ、止めて、撮らないで・・・」
そのとき男性陣からどよめきが上がった。
「おおっ!エッチな汁が垂れてきたぞ!アソコがヒクヒクしてる」
「触っていないのにクリちゃんも大きくなっている」
「この娘、見られているだけでコレだけ感じているんだ。本物の露出狂だな!」
小夜子は顔を真っ赤にして必死で羞恥に耐えてながら思い出していた。
今の小夜子のポーズは神社の裏で彼とセックスした体位だった。
そのとき小夜子は露出の快感に目覚めたのだった。
小夜子は無意識のうちに腰を前後に振り始めていた。
後ろで見ていた男たちには小夜子が誘っているように思えた。
矢島は真っ先にズボンを下ろし勃起したペニスを露出させると、小夜子の腰を掴み一気に挿入した。
「うおっ!」
矢島は小夜子の膣のあまりの気持ちよさに雄叫びを上げた。
"スタジオ幻夜"でなんどか小夜子とセックスしていたが、これほど気持ちよいと感じたことは無かった。
肉襞が蕩けるほど柔らかくなっていてヌメヌメとペニスにまとわりついてくる。
風俗で鍛えた猛者が挿入したとたんあっけなくイカされそうになった。
矢島は射精したいのを必死でこらえ腰を前後に振る。
「んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、んっ」
「あん、あん、いいっ、気持ちいいよう、もっとして・・・」
小夜子の記憶は彼と野外セックスしたあの神社裏の時点に戻っていた。
そしておもわず小夜子が漏らした一言に、そこにいた全員の理性を吹き飛ばした。
スタッフの1人が前に回り、小夜子にペニスを突き出す。
小夜子はそれをおいしそうにしゃぶり始めた。
小夜子の左右に1人ずつ陣取りそれぞれ乳房を揉みはじめる。
残った3人は撮影機材を準備して撮影を始めた。
美咲も小夜子をあらゆる角度からカメラに収めてゆく。
みあげたプロ根性である。
矢島はがんばったがいつもより遥かに早く放ってしまった。
矢島が場所をあけると、すぐさま乳房を揉んでいた社員が代わって小夜子に挿入する。
しばらく惚けていた矢島は、照明を担当していたスタッフと代わってやり、彼は小夜子の下に潜りこむとあいていた乳房にむしゃぶりついた。
いつのまにか小夜子はギロチン台から降ろされ、最終的に7人の男性社員全員が3回りして小夜子の膣と口中に射精した。
興奮した美咲も服を脱ぎ捨て、双頭ディルドーを使って小夜子を犯したのだった。
「素晴らしいよ、小夜子クン。これから君は編集部のペットとして飼うことにするよ。ずっとエッチなことだけ考えて生きてゆけばいいんだ。みんな色々と知っているから飽きることはないよ」
こうして、小夜子は「月刊マニアック」の編集部で専属モデル兼肉便器ペットとして飼われることになったのだった。
日曜日の昼過ぎ、都内のとある歩行者天国のそばに1台のバンが止まっていた。
若者が多く集まるこの歩行者天国では、ときおりコスプレ大会が催される。
今日も多くの若い女性がアニメにでてくる奇抜でセクシーな衣装に身を包み集まっている。
「こちら矢島。各員、準備はいいか?」
「こちら離脱用車両、所定位置につきました」
「カメラ1、OKです」
「カメラ2、スタンバイしました」
「ガード、配置完了です」
「よし、ゲリラ撮影は一発勝負だ、しくじるなよ。引き際を誤るな。小夜子、準備はいいか?」
小夜子は矢島の横でコートに包まって震えていた。
コートの下は、衣装とは名ばかりの細い革ベルトを金属の輪でつなぎ合わせただけのボンデージ姿だった。
ベルトに縊り出された乳房はもちろん丸出しである。
一応ショーツは履いているが、黒の薄い透け透けナイロンのもので、ちょっと目を凝らせば無毛の恥丘と割れ目がはっきり見えてしまう。
それに黒い太めの革の首輪と、黒革の手枷、足枷をして、8cmのピンヒールを履く。
手枷は後ろで左右繋がれており、小夜子は自分の恥ずかしいところを隠すことができない。
これから小夜子はコスプレ大会でごった返す歩行者天国をこの格好で歩かなければならないのだ。
「あ、あの。本当にやるんですか?」
「当然だろう?そのために準備したんだ。2ブロック、ほんの100m程だよ。みんな似たような格好しているから大丈夫だよ。それにこの撮影は来月号のグラビアの目玉だし、もう告知しているから中止できないんだ。」
「いえ、そうじゃなくて・・・、怖いんです」
「怖い?嬉しい、の間違いじゃないの?どれだけ恥ずかしい思いをしてどれほどの快感が得られるのか、その期待で胸がいっぱいになっているんじゃない?」
「そ、そんな・・・」
「もし小夜子クンが怖いと思っているなら、それは君自身がより強い露出の快感を求めて歯止めがきかなくなることに対する恐怖じゃないかな?」
「・・・」
「怖いけれど止められない。この恐怖を乗り越えた先にもっと素晴らしい快感が待っている。でもそれを知ってしまうとさらに次を求めてしまう。自分が何処まで行ってしまうのか、それが怖いんだろう?」
「そうかもしれません」
「いいじゃないか」
「えっ?」
「行き着くところまで行ったらいい。自分が何を望んでいるのかとことん追求したまえ。僕達はそれを全力でサポートするから」
「は、はい。そうですね」
「じゃあ、そろそろいってみようか」
「はい」
矢島は小夜子のコートを脱がせた。
「いくよ」
矢島がバンのスライドドアを開ける。
小夜子は喧騒うずまく歩行者天国に、ボンデージの姿で一歩を踏み出した。
おわり
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