紀美子の場合


[1] 紀美子 喫茶店でパンティを脱ぎました
Nさんは、私が頬を赤く染めるのを面白そうに眺めていた。
私は周囲を見回し誰かに、見られていないか確認した。
幸いにも「マドンナ」はシ―トの背もたれが高く、観葉植物も目隠しの役を果たしている。
しかも私達は店の一番奥なので、他の客やウェイトレス達の視線からは遠い。
つまり、Nさんは予め考えてこの席を選んでいたのです。
「さあ、どうするの」
「はい・・・・・・脱ぎます。」
とにかく恥ずかしい秘密を知られてしまった以上、命令に逆らう事などできない。
私は腰を浮かし、スカートの下に手を入れ、周りの席を気にしながらこっそりとパンティストッキングを引き下ろしすと、テ―ブルの下で靴を脱ぎなんとか素足になりました。
次いでパンティ―を脱ぐと手の掌丸め込んだ。
「はい・・・・・・脱ぎました」
泣き泣き暖かい布片を元の持ち主に震える手で渡しました。
Nさんはそれを無頓着にテ―ブルの上で拡げたのです。
「ああ・・・・・・!」
まるで自分の恥部を覗かれる羞恥に頬から火が出そうでした。
「まあ。こんなに汚しちゃって・・・・・・。紀美子さん、今日は感じやすい日だったみたいね」
ねっとりとした分泌物が付着した股布の部分を指で拡げて、楽しそうに笑ってみせるNさんでした。
同じ女だから女の生理はよくわかる筈ですから。
「貴女の様な可愛い人がオナニ―するなんて、これを見ない限り信じられないわ」
「いや、言わないで・・・・・・」
真っ赤になって俯く私に婉然と微笑みかけて、Nさんは一番汚れている部分に鼻を押しあて、刺激的な雌花の匂いを吸っていました。
「いい匂い・・・・・・強くて、むせかえるよう」
そう言って私を見つめるNさんの頬も赤色に 上下していたのです。
瞳の奥にドキッとする様な凄艷さがきらめき、白い歯を見せてニッと笑いました。
「秋川さん、貴女処女なのね」突然の指摘に、思わず両手を口に押しあてました。(そこまで、お見通しだなんてぇ・・・)」
「いやっ !」
「ふふ。当たったでしょ」
「匂いでわかるなんて・・・・・・」
後は言葉が出ませんでした。
「わかるわよ。処女の匂いは酸っぱみが強くてツ―ンと刺激的なの。例えて言えば辛口なのよ」
Nさんは愛しむ様に黒い布片を掌にくるみ頬に押しあてたりする。
知らない者が見ればハンカチを弄んでいるように見えるだろうが、私は自分の匂いを年上の女に嗅がれる事が恥ずかしくて、穴でもあったら入りたい風情だ。
Nさんは婀娜っぽい表情で、
「じゃ、貴女はノ―パンになってしまうわけだから、替わりに私のをあげるわ」
「え…」
呆気にとられている私の前で、Nさんは腰を持ち上げ、スカートをたくしあげた。
彼女の席の方が店内のどの位置からも死角になっているので、大胆に露出できる。
先ずべ―ジュ色のストッキングに包まれた腿が、それからガ―タ―ベルトの留め金がのぞいた。
(この人ふだんでもガ―タ―ベルトを着けているんだわ!)
マ―ブルの様な乳色の肌は薄蒼い静脈を透かせて限りなくなめらかで、思わず接吻したくなるほど悩ましい肉づきを見せていた。
そのつけ根を薔薇色のナイロンが覆っていた。
平然とした態度で年上の女はその布片を引き下ろした。
「ガ―タ―ベルトは、こういう時に便利なのよ。すぐに脱げるでしょう」
テ―ブルの下でダンサーのように形よい脚から布片を引き抜くと「はい」私の掌に肌のぬくもりを宿したロ―ズレッドのパンティ―を押し込んだのです。
いつもNさんが振り撒いている芳香が、この布きれからも発散している。
高価な香水と熟れた女の体臭がミックスした匂い。
「素敵・・・・・」
思わず自分も鼻を押し当ててしまいました。
雌臭は濃厚な醗酵した枯草の香りだった。
「あああぁ・・・・・・素敵です・・・・・・」


[2] ベンジー
お店でパンティーを脱がされるのって異常な状況だよね。
どんなに恥ずかしかったことか。
でも、Nさんはもっと上だったね。
濡らしてしまったパンティーを見られるのは恥ずかしかっただろうが、まさかパンティー交換を申し出てくるとはね。
そのままノーパンで帰らされるのかと思ったよ。
さて、次はどうなっていくのかな。

[3] 紀美子 今夜、私を抱く気なのだ・・・
「ふふ」
Nさんが熱っぽい目でニンマリと笑いました。
私は再びスカートを捲り上げると、薔薇色の下着に脚を通しました。
ヒップまで引き上げると伸縮性に富んだ布片は優しく股間を包み込んだ。
すべすべと肌ざわりが良い。
思わずそっと自分の羞ずかしいところを撫でてしまった。
Nさんはわざと感心したような顔をつくって、
「どうやらオナニ―癖があるようね。秋川さんって本当に淫らな子」
「いやぁ・・・・・・ン」
あからさまに自分の秘密を告げられて、泣きそうになった私を、Nさんは面白そうに見つめていました。
「そんなに恥ずかしがる必要ないわ。オナニ―くらい誰でもするんだから。私だって、しょっちゅうやっているわよ。会社で」
「えぇ・・」
「本当よ41階の社長室と重役室のフロアにあるトイレ、あそこの女子トイレはめったに使われないの。だから、気分がモヤモヤしてくると、あそこでやっちゃうのよ。それでもスリルはあるわ」
Nさんは元気づけるように私の腕を叩いた。
「ね、秋川さん。私と貴女、随分違っているみたいだけど、一致しているところはあるみたいよ。だから私を意識したんでしょう?」
「一致って?」
「私も、貴女が会社に入ってきて初めて見たとき、ドキッとしたわ。何故かはわからないけど「この子だわ」って思ったの」
「まあ・・」
「ね、私達、こうやって出会う運命だったのよ。エッチなことが好きな同士」
Nさんはテ―ブルの上の伝票を取り上げるとスッと立ちあがり
「さっ、行きましょう。今日は私と貴女の記念すべき出会いの日だから、お祝いの食事をしなきゃ」
Nさんはタクシーを拾うと、私を六本木にある、瀟洒なフランス料理の店に連れて行ったのです。
盛り場から少し離れた住宅街の中にある、一軒家を改造したこじんまりとしたレストラン。
店内は南欧の居酒屋ふうの趣で、照明は全体に暗く、各テ―ブルの上には太いキャンドルが燃えて蝋涙を滴らしている。
穴蔵のような秘密めいた雰囲気があって、居心地が良い。
時間がまだ早いせいか、客の数は少なかった。
Nさんはこの店には馴染みらしい様子で、ウェイターは一番奥の落ち着いて食事できるテ―ブルに私とNさんを案内した。
「まず最初にキ―ル・ロワイヤルを貰おうかな。前菜はエルカルゴに海老のサラダ。オニオンス―プ、今日は何が美味しいの?すずきの赤ワインソ―ス?じゃあ、それ二つ。ワインは最初、サンセ―ルでゆくわ」
Nさんはもの馴れた様子でテキパキと注文をすませた。
やがて琥珀色の泡立つ液体を満たしたグラスが運ばれてきました。
「乾杯。貴女と私の未来のために・・・」
二人は顔を見合わせてシャンパンを黒すぐりのリキュールで割った酒を飲んだ。
細かい泡が舌先で爆ぜる刺激が快い。
料理はもったいぶったところがなく美味しかった。
アルコールに弱い私は、少しのワインで頬が火照り、無意識の内に瞳が潤んでいました。
「私、貴女が入社したときから、レズの素質があるんじゃないかってピンときたのよ。機会を狙ってたの、正直言うと。それがこんなに早く実現するとは思わなかったわ」
料理が終わったところでNさんが告白した。
私は赤くなって俯いていました。
「そうなんですか。私、自分でもよくわからないんですけど。でも、男の人は何となく苦手でダメなんです」
「良かったわ。男のものになる前に、貴女を抱けるなんて」
明け透けなNさんのもの言いに、私は躰がカッと熱くなるのを覚えた。
子宮が疼く。
(この人、今夜、私を抱く気なのだ・・・・・・はぁ・・・着ている物を全部脱がされて・・・抱かれるんだわぁ・・・)
背筋がゾクゾクするような畏怖と期待が入り混じった気持ち。
(裸にされてしまう、見られてしまうなにもかも)
思いきって私は訊いてみました。
「Nさんはどうなんですか。男の人は?」
Nさんは皓い歯を見せて怪しく笑った。
「貴女、知ってるでしょう?専務と私の噂・・・・・・」
「ええ。だからNさんはレズじゃないんだとばかり思っていました」
「その前はレズだったの。私に、男に抱かれる悦びを教えてくれたのは専務なのよ。だから今の私は、女も男も受け入れるバイ・セクシャルな女。どっちも美味しければそれで良いんじゃない?」
私はますますNさんという女のイメージがわからなくなった。
とにかく会社で見る、あの優雅で楚々とした姿は、性的に奔放な女ーといったイメージからはほど遠い。


[4] ベンジー
Nさんの衝撃の告白だったね。
紀美子は前から目を付けられていたというわけだ。
社内のオナニースポットも教えて貰ったことだし、今度、二人で使ってみたらどうだい。
もちろん、オナニー合戦では終わらないだろうが。
専務の愛人か。
それで高級レストランにも出入りできるのだね。
二人の記念の食事をして、その後は、

> (この人、今夜、私を抱く気なのだ・・・・・・はぁ・・・着ている物 を全部脱がされて・・・抱かれるんだわぁ・・・)

期待に胸が、いや、アソコが疼いていたことだろう。
その思いに応えて貰えたのかな。

[5] 紀美子 高校時代のレズマゾ体験
「それに、私って好みが変わっているの」Nさんはちょっと語尾を濁した。
「好み・・・・・・って?」
「ふふ。言っちゃおうか」
Nさんは年下の私に挑戦的な熱っぽい視線を向けました。
「私って、マゾなのよ」
「え!?」
「マゾヒズム。誰かに虐められたり辱しめられたりすると昂奮するの。変態的なのよ」
私は自分が激しく昂奮するのを覚えた。
さっき貰って穿いたパンティ―がじわっと濡れて肌にねっとり貼り付くのがわかる。
(厭だ濡れてる)
「紀美子さんだってわかってるんでしょう。社員旅行でストリップをするくらいの女なんだから、普通じゃないってこと・・・・・・。自分の裸を晒すってことは、男達の目で犯されるっこと。それを覚悟して脱ぐのは、一種の輪姦願望じゃない? マゾだから、見られて辱しめられたいって、思うから出来るのよ」
ワインの酔いも手伝ってか、Nさんは次第に大胆な言葉を口走る様になりました。
「羞ずかしいけど話しちゃうわ。私がこんな淫らな女になった訳を・・・・・・」
Nさんの家は横浜でした。両親はどちらも教師で、しかも敬虔なキリスト教信者だったのです。
そのためNさんは厳格に躾られ、小学校からお嬢さん学校≠ニいわれて良家の娘達が通う名門の私立校に通った。
しかし、そんな学校でもやはりツッパリと言われる少女達のグループは存在していたそうです。表面では大人しくしているが、学校や親の目の届かない所では、男子校のワルと付き合ったり、シンナ―を吸ったりしていたのです。
高校二年、Nさんが十七歳時のことです。当事、学級委員に選ばれ正義感の強かったNさんは、ツッパリ・グループが校内の規律を乱すのが許せなくて、彼女達が通う校内で恐喝をしていることを生活指導の教師に報告したことがあったそうです。
「Nのやつ、告げ口しやがって。許せねえ!」
激怒した三年生のツッパリ(女子)が、率先してリンチすることを決めたのです。
放課後、Nさんは取り壊し中だった古い体育館の隅に残されていた倉庫に連れ込まれた。
「箱入り娘で育てられ、それまでセックスの意味も知らなかった私が、そこで初めて死ぬ程羞ずかしい目にあわされたの」
二人の手下にNさんを押さえつけさせ、ツッパリはNさんの制服のスカートを捲り上げたそうです。
木綿の、白いパンティ―が露になった。
「いやっ、やめて」必死に哀願するのを無視して、リ―ダ格のツッパリはNさんの下肢を自分の膝でこじあけると、手をパンティ―に包まれた柔らかい下腹に伸ばし、指で底の部分を厭らしく弄り回した。
「あっ、あっ・・・・・・。許して、そんなとこを触らないで・・・・・・!」
羞ずかしくも敏感な部分を撫で、揉まれ、Nさんは泣き声を上げて許しを請うたそうですが、ツッパリは平然と手下達に、「ほら、おっぱいを揉んで気分を出さしてやるんだよ」と命じたそうです。
セ―ラ服の裾から二本の手が侵入した。
(私の通った高校もセ―ラ服だったので、話を聞いている内に昂奮が増してきた)
三人がかりで躰を弄ばれ、やがてNさんは否応なしに発情させられたようです。
白いパンティの底が長楕円形の染みを描き出した。
「ふふ。すました顔してブリっ子してるけど、弄られたらたちまちベトベトじゃん」
ツッパリはパンティ―を引き下ろし、処女の羞恥の源を晒けだす。
濡れそぼった可憐な花びらのあたりは濡れそぼり、酸っぱい匂いを放っていた。
ツッパリは左手で亀裂を押しひろげて、まだ異性の侵略を受けていないめしべを露にした。
「ほうら、もっといい気持ちにしてやる」
勝ち誇った様に笑いながら、珊瑚色の粘膜撫でると、背後から押えられたNさんの、若鮎のように新鮮な肢体がぴくんと弓なりに反り返った。
「ひ、ひいっ!」
思わず声を上げてしまったのです。
するとツッパリが、
「バカ。そんな大きな声をだしたら先生に聞こえるじゃないか」
何だかんだ言っても、先生が怖かったようです。
Nさんを指弄するツッパリは明らかに同性愛の傾向があり、しかもサディスティックだった。
羞恥と屈辱に頬を真っ赤に染め上げ、しかも快楽のドアを開ける釦ともいうべき部分を嬲られてたまらずに喘ぐNの、ふくよかな唇に自分の唇を押しあて、舌をさしこみ強く吸った。
「む、うう・・・・・・ぐ!」
ツッパリの指は淫靡な音をたてた。
暫くしてNの躰が熱病にかかった者のようにぶるぶると震え、がくんと反り返ったー。
「ふふ。いったね。上品でお淑やかな、お嬢さんの見本が彼処を弄くり回されて・・・・・・」
Nさんから唇を離したツッパリは、Nを自分の指で屈服させて満足そうに言った。
それから、二本の指を揃えて花びらの奥、蜜を吐き出す秘密の通路へ突き立てた。
「あっ・・・つ!」
本能的に腰を引くが、背後から押えつけている手下がそれを許さなかった。
肉体の奥を切り裂かれる苦痛に、Nさんは悲痛な声を上げたそうです。
「頂いたよ。あんたのバ―ジン」
ツッパリは血で汚れた指をNのパンティ―で拭うと、苦痛と屈辱で茫然となっているNをもう一度かき抱き、唇を重ねるのだった。
そのツッパリは、明らかに校内一の美少女と評判の高かったNに心惹かれていたのだ。
性的なリンチによって一度彼女を征服すると度々自分の家にNを呼びつけて、淫猥な遊戯に耽った。
サド性の少女は、Nに自分の前でオナニ―を強制するのを好んだのです。
彼女(ツッパリ少女)の両親は娘を放任していたので、娘の部屋でどんなことが行われたかを知るよしもなかった。
勿論Nも最初は死にもの狂いで反抗する。
するとリンチのことをばらすと強迫し、スカートを捲り上げて剥出しにした尻を激しく打ち叩いた。
やがて羞恥と屈辱に啜り泣きながら、Nはスカートを脱ぎ、パンティ―を引き下ろして、可憐な部分へ指を這わせるのだった。
「ほら、もっとひろげて、お核を丸だしにして、指を使うんだよ」泣きじゃくるNが次第に自己刺激による快楽の波に呑み込まれて行くのをうっとりと眺めながら、ツッパリ少女は自分もパンティ―の中に指を入れて激しい自己愛撫に耽溺するのだった。
やがてNが絶頂すると、レズビアンの上級生は素っ裸になり、まだ余情にわななくNの上にのしかかり、激しく接吻をした。
それから本格的なレズの愛撫を繰り広げるのだった。
Nは上級生の濡れた性器を何時間も舐めさせられ、舌で刺激し、絶頂に導く技術を徹底的に教え込まされた。
そういった少女同士の淫らな性的遊戯は、ツッパリ少女が卒業する迄続いた。
「それ以来よ、私がマゾのレズビアンになったのは。同性に虐められたり支配されたりすると快感を覚えるの。でも、そういう欲望はずっと隠してきたわ。大学を出て、この会社に入社しても・・・・・・」
Nさんはグラスに残っていたワインを呑みほし、潤んだような瞳で私を見つめた。
凄艶な眼差しだ。
「これが私の正体、本当はとっても淫乱で猥褻なことが好きなの。それを見破ったのが、専務だったわけ」
ここまで語ってから、Nさんは私を促した。
「さあ、この続きは私のマンションで・・・・・・」


[6] ベンジー
Nさんはマゾだったのだね。
それもレズマゾ。
高校時代の体験が、Nさんにレズマゾの快感を刷り込んでいたわけだ。
今もそれが続いていて、それを紀美子に話したということは、紀美子にイジメて貰いたいということかな。
紀美子自身はどう思っているかわからないが、実は加虐者としての資質があるのかな。
Nさんは、それを感じ取って、近づいて来たということかな。
マンションに行ったらどうなるのだろうね。
普通のレズ行為では終わらなそうな展開だね。

[7] 紀美子 タクシーの中でスカートの下に手を
Nさんは再びタクシーを拾いました。
共にタクシーに乗り込むと
「代官山」
運転手にそう命じたのです。
私は驚きを隠せませんでした。
代官山は最近ファッション産業の店舗や高級な飲食店がぞくぞく出来ている街だ。
各国の大使館も多いことで知られている。
Nさんがそんな都心の、高級住宅街に住んでいるとは知りませんでした。
タクシーの中で、Nさんは私のスカートの下にそっと手を入れてきました。
「あっ」
突然のことにびっくりして声を洩らすと、
「しっ」
低く言って、指を腿の上へと這わし、じっとりと湿った布地の感触を確かめ、年上の女は艶然と微笑み、私の耳朶に口を寄せて
「濡れてる」
思わず
「やン」
Nさんは私の手に自分の手を重ねた。
「ほら」
自分のワンピースの裾に導く。
真ん中にボタンの列があるセンタ―のワンピースで、裾の方のボタンがいつの間にか三つ程外されていた。
私の手はすべすべしたナイロンストッキングの上端を越え、やすやすと暖かい太腿の肌に到達した。
そして腿のつけ根に触れると、
「凄いわぁ〜」
私はそう感歎した。
指先に触れたパンティ―の布地は暖かい液でグッショリになっていたのです。
Nさんは自分の性的体験の話を私に告白しながら、極度に昂っていたに違いない。
「ふふ。淫らね、私達って・・・・・・」
女二人がぴったり寄り添って、頬をつけんばかりにして内緒の話に耽っている。
中年のタクシー運転手は、彼女達の醸し出す雰囲気に淫靡なものを感じたのか、時々いぶかし気な視線をバックミラーに投げ掛けていた。
やがて車は、外壁に白タイルを貼りつめたマンションの前に着きました。
「ここよ」
瀟洒な外見の、見るからに高級な建物だ。
一階には高級なブティックのウインドウ。
(豪華だわ。賃貸にしたって普通のОLが住めるマンションじゃない)
私は意外な念に打たれっぱなしだった。
会社では控え目で、いつもひっそりとした感じのNさんが、こんな一等地で暮らしているとは・・・・・・。
そういえば、食事の支払いは簡単にサインで済ませていた。
マンションの玄関ホ―ルは何処も綺麗に磨きたてられ、通路には観葉植物も適当に配置されている。
エレべ―タ―で四階に上がった。
廊下は森閑として、どの部屋からも物音ひとつ聞こえない。
防音がしっかりした贅沢なコンドミニアムだという証拠だ。
各ドアの表札には外国語の表示が多い。
外国から来たビジネスマンや外交官が住んでいるのでしょう。
「さあ、入って」
四〇三号室と書かれたドアを開けてNさんは促した。
入ってすぐにホ―ルがあり、突き当たりのドアを開けると、二十畳程もありそうな居間だった。


[8] ベンジー
Nさんはゴージャスなマンションに住んでいたのだね。
専務の女をしているからかな。
それとも、他にも秘密があったりして。
タクシーの中でスカートの中に手を入れてくるとは大胆だね。
濡らしている紀美子も紀美子だが。
運転手も気になってならなかったことだろう。
Nさん的には、運転手のいるところで紀美子を弄び、反応を楽しんでいたのだろうね。
豪華な部屋に入った二人に、次はどんな展開が待っているのかな。