雅美の場合


[1] 雅美 駐車場から展望台まで全裸で往復
雅美です。

> どう言ったら、雅美がその気になってくれるか。
> いろいろと試してみただけさ。

そうだったんですね。
ベンジーさんも、いろいろな女の子を相手にしているから苦労なされているのですね。
私も世話をかけないようにしないと。

と言うわけで、展望台に行って来ました。
今回は頑張りました。
平日の夜10時ごろです。
前々から計画していた通り、展望台の天辺に車のカギを隠し、駐車場に戻りました。
カギを取りに来る時は全裸なんだって思うと、急に胸が苦しくなりました。

展望台を往復している間、人影は全くありませんでした。
これなら大丈夫。
車に戻って、早速全裸になりました。
ここはもう躊躇しません。
だって、ここでまごまごしていたら、またできなくなってしまいますから。

いよいよ車から出ます。
展望台の上で全裸になった時とは比べ物にならないくらいドキドキです。
これから車のドアをロックしてしまうのですから。

やってしまいました。
もうドアは開きません。
カギを取って戻って来るまで全裸のままです。
取り返しのつかないことをしてしまったのかもしれない、そんな思いでした。

他人がいないことを確認しながら、車から離れていきます。
暗くて足元が見えなかったのと、何かあった時のためにスニーカーだけは履いていました。
何度も往復した道のりです。
時間にすればたいしたことはありません。
そのたいしたことのない時間がとても長く感じました。
最初はゆっくり歩いていたのですが、段々速足になっていきました。
展望台の頂上に着きました。
胸のドキドキが激しくなって来ました。
誰もいない筈なのに、不安が大きくなっていました。
風景を楽しんでいる暇なんかありません。
すぐに隠しておいたカギを取り、一目散に車まで戻って来ました。
運転席に座るとシートを倒して、暫くそのまま車の天井を見上げていました。

やってしまいました。
最後は駆け足になってしまいましたが、念願だった課題をクリアしました。
もう少し余裕があると思っていたのですが、最後はもうダメダメでした。
でも、達成感はあります。
次はどうしようって考えている自分がいます。


[2] ベンジー
とうとうやってしまったね。
カギの課題はリスクも大きいから、やるには決意と度胸が必要だ。
よく頑張って来たね。
人影がないとは言え、いつ誰が来るかわからない場所で、何も着る物がないなんて、どんなに不安で恥ずかしいことか。
何にしても、これで雅美も一皮剥けたと言うわけだ。
次は何に挑戦しようか。
「鉄は熱いうちに打て」と言う言葉もあるだろ。