Akkeyの場合


[1] Akkey 体育館の真ん中で全裸大の字
はじめまして、Akkeyといいます。
進学先も決まり、卒業式も終わりました。
いよいよ念願の一人暮らしが始まります。
受験勉強でしばらくしていなかった露出行為を今度は親に気兼ねすることなくできます。
月刊野外露出はずいぶん以前から読んでいました。
わたしが露出に目覚めたのもベンジーさんのせいなんですよ。
引っ越しはもう少し先。
そこで、いまのまったりとした時間を使って、わたしがこれまで歩んできた露出生活を懺悔してみたいと思います。

わたしが露出に目覚めたのは〇学校の碌の夏だと思います。
その日は下校の途中で雨にあたってずぶぬれでした。
家に誰もいなかったので、わたしは玄関で着ていたものを全部脱いでしまいました。
素っ裸です。
それから服を抱えて風呂場に行き、バスタオルでぬれたからだをふきました。
ふーっとひと息ついて、おちついてみると、自分がお風呂に入るのでもないのに素っ裸でいることを意識してしまったのです。
家に誰もいないのはわかっています。
でも、どこかから視線を感じるようで、さっききちんとふいたのに、思わずからだがぶるぶるっと震えました。
でもその震えは寒いとかいうのではなかったと思います。
「自分は服を着ているんだ」と自分に暗示をかけ、台所に行ってジュースを飲むことにしました。
「だいじょうぶ、いつもと同じだよ」
自分に言い聞かせて、いつもどおりゆっくりと廊下を通って台所に行きました。
そして冷蔵庫から冷えたジュースをとりだして一気に飲み干しました。
そのあいだ、まるで自分がステージの上に立つ役者みたいに思えました。
ふだんどおりにしているのに、どこかぎこちない感じ。
「あー、飲んだ飲んだ」
まるで誰かを意識しているかのようにわざわざ口に出してつぶやきました。
空いた缶をテーブルの上に置きました。
コン。
その音が誰もいない空間に響くと、はっとわれに返り、急いでランドセルを抱えて二階の自分の部屋に駆け込みました。
ドアを閉じてベッドの上に座りました。
もちろん素っ裸です。
息が荒くなって、胸がばくばくしました。
「どうしちゃったんだろう」
ベッドの上で息を整えながら、たった今してしまったことを思い返しました。
冷静に考えればどうってことないのに。
でもそのときは自分が何かとんでもなくしてはいけないことをしてしまったと思っていました。
わたしは引き出しから新しい服を取り出し、急いで身に着けました。
そのあと両親が帰ってきて晩御飯を食べたのですが、どこか上の空だったのだと思います。
母から「具合でも悪いのか?」と聞かれました。
その晩は布団に入ってからもどこかからだが熱をもったみたいにかっかとして、さっきの場面を第三者の目で眺めるみたいに何度も反芻していました。
翌朝目が覚めるとそんなことはすっかり忘れてしまっていて、いつもどおり学校に行くことができました。
でも、そのときのことがときどきふっと頭によみがえってくることがありました。
ほんとうに急によみがえってくるんです。
そのたびに胸が少し苦しくなりました。

その年の秋です。
放課後に友だちと体育館でボール遊びをしていました。
夢中で走り回ったので、体育着の下が汗でびっしょりになりました。
どうせ汗はひいちゃうからって、そのままみんなで帰ることにしました。
ところが、正門を出たところでわたしは体育館にバッグを置き忘れてきたことに気づき、わたしだけ学校に戻ったんです。
バッグは置いたところにありました。
バックの中には体育のときに着る白いシャツが入っていました。
わたしは、やっぱり汗が冷たくなったから体育館のトイレで着替えることにしました。
体育館のトイレはしーんとしていてとても静かでした。
わたしは個室に入って体育着と下に着ていたシャツを脱ぎました。
個室で上半身裸になったのです。
そのとき、またもやあのときのことが突然頭によみがえってきたのです。
「わたし、いま上は裸だよね」
そう意識すると、胸がまたどきどきしてきました。
「体育館、誰もいないよね」
わたしの右手は無意識に個室の留め金にかかっていました。
その金属のひんやりとした手触りに、思わず手を引っ込めました。
「いま、何しようとしていたの?」
自分に問いかけました。
胸の鼓動がさらに大きくなりました。
ほんの少しのあいだ、自分がいま何をしようとしていたのかわからなくなってしまっていました。
「友だち、みんな帰ったよね。体育館にいま誰もいないんだよね」
頭の中にそんな考えが浮かびました。
「ばか、だからって何よ、さっさと着替えて帰らなくちゃ」
わたしの中に潜んでいた真っ黒い悪魔と、弱弱しい理性とのせめぎあいだったと思います。
当時のわたしは初めて聞く悪魔の囁きにとまどっていたと思います。
けれどもそのときのわたしは、悪魔の声をふりきるように、目の前の白シャツをひっつかんで頭をくぐらせ、バッグの中に汗でぬれたシャツを押し込み、外に置いておいたランドセルを背負ってまるで逃げるように昇降口をあとにしました。

その晩、お風呂に浸かりながら体育館でのことをぼんやりと考えていました。
でも当時のわたしにはその声が誰の声だったのか、なんでわたしにあんなことを囁いたのか、いくら考えても何もわからなかったのです。
まだ9時すぎでした。
お風呂の窓の外は庭です。周囲は木で囲われています。
虫の鳴き声がしていました。
「いまお風呂の窓を開けたら虫は驚いて鳴きやむんだろうな」
そんなことがふと頭の中に浮かびました。
わたしはまた自分の考えにどきりとしました。
わたしはお湯のなかに首までどっぷりと浸かりました。
「何考えてるの、窓開けたら外でしょ。そんなことできるわけないじゃない」
お湯の中で自分の考えにどきどきしました。
「でもさ、外ったって、誰もいるわけじゃないし。それとも虫に裸みられるとでも思ってるの?ばっかみたい」
また悪魔の囁きでした。
「何をそんなに恥ずかしがっているの?このあいだは素っ裸で家の中うろうろしていたくせに」
理性の声は何も言ってくれませんでした。
「ほら、ただ虫たちの鳴き声を止めるためだけでしょ。それくらいもできないの?」
お湯で頭がゆだってきていたということもあるのでしょう。
わたしは囁きを黙らせるつもりで、ざばりと立ち上がり、窓に手をかけました。
そしてサッシのカギを音をたてないようにそーっと下ろしました。
それだけでどきどきです。
「さあ、ほんのちょっとだけ開けてごらん」
わたしはそろそろと窓をひいていきました。
立った状態だったので、うっすらと開けただけなのに外の空気がふわーっと中に入ってきました。
虫の鳴き声はまだしていました。
わたしは右手に力をこめてそろそろと窓を引きました。
半分くらい開いたところで、突然虫の鳴き声が一斉に止みました。
「いま外から誰かがのぞいていたら、わたしの顔や胸を見られてしまう」
窓の外は月もなく真っ暗でした。
さっきまで鳴いていた虫たちはどこにいるのかもわかりません。
半分空いた窓に手をかけたまま、わたしはその場で動けなくなっていました。
すると、鳴き止んでいた虫たちがまたあちらこちらから鳴きだしたんです。
わたしは、虫を鳴き止ませるために窓を開けたんだ。
窓にかけていた手に力をこめ、一気に引き開けてしまったんです。
ぴしりという音に虫たちはまた鳴き止んでしまいました。
外の空気がお湯に浸かっていない上半身を覆いました。
お風呂の灯りに照らされた、見慣れたはずの窓の外の風景がまるで違ったものに見えました。
わたしは全開にした窓の前で素っ裸で立ち尽くしていたのです。
このとき、わたしのなかの何かがはじけたのだと思います。

その晩以来、わたしの頭の中はエッチなことが大きく占めるようになっていきました。
まだオナニーなどという言葉も知りませんでしたが、布団の中でそれまでのことを思い返しては、無意識のうちにパンツのうえからあそこをこするようになりました。
始める前は罪悪感があるのですが、いざいじり始めると快楽の虜でした。
頭の中がぽわんとして指がゆっくりとあそこをなでまわすんです。
パンツが汚れるまではなかったのですが、しっとりとぬれてくるのがなんとなくひんやりして気持ちよかったんです。
でも、そのころはそれくらいで満足していました。
あとは深い眠りに落ちていきました。
オナニーが毎日の習慣になってしまっていたのです。
それが悪いことだとは思いませんでした。
ただ気持ちよくなってぐっすりと眠れる、そのための儀式だと考えていました。
ただ、オナニーしているときに浮かぶのは、家の中で素っ裸でいるわたしであり、体育館のトイレから素っ裸で出ていくわたしであり、お風呂の窓から外に抜け出すわたしでした。
「いつかは、ほんとうにやってみたい」
もはやそれは悪魔という第三者の囁きできなく、わたし自身の欲望から生まれる嘘偽りのない声だったのです。

卒業まで、わたしのささやかな悪戯を続きました。
ほんとうにいま考えるとほんのささやかな露出でしかありませんでした。

友だちがみんな帰ったのを確かめてから、わたしは体育館のトイレに向かいました。
その日は職員会議の日と聞いていたので、先生が来る心配もありませんでした。
わたしは前と同じ個室に入り、着ているものを全部脱いで水のタンクの上に置きました。
ちょっと汚いかなとも思ったんだけど、ソックスと上履きを脱いでほんとうの素っ裸になったんです。
全身を耳にして外のようすをうかがいました。
体育館まで来るのには渡り廊下を通らなけれればならないので、誰か来れば音がするはずです。
何の音もしません。
家を出る前から決心はしていたものの、いざほんとうにやるとなるとやはりどきどきしました。
留め金がはずれるかちゃんという音にも心臓が止まるほどでした。
ゆっくりとドアを開けます。
外はまだ少し明るかったから、薄暗いながらもトイレのようすが目に入ります。
裸足で扉に近づきます。
汚いなんてことはぜんぜん意識にありませんでした。
ゆっくりと扉を外に向けて押します。
トイレの中とは違った空気が素っ裸のわたしの全身を包みました。
ほんの少しだけ顔を出して渡り廊下、体育館を見渡しました。
とうぜん人の気配はありません。
どきどきが最大になりました。
ゆっくりとゆっくりと扉を押し開きました。
そして、体育館の廊下に一歩。
足の裏がひんやりと冷たかったです。
それから慎重に扉をもとに戻します。
閉じてしまうと、わたしはこれで外に出てしまったのです。
がらんと広がる体育館、ずっと先の廊下まで見渡せる渡り廊下。
いま誰かが現れても隠すことのできないわたしの裸。
わたしの裸。
ああ、いま私は裸で外にいるんだ。
頭の中が混乱してしまいました。
自分が立っているのがやっとなほど、からだがぶるぶると震えだしたんです。
ところが、そんなわたしがとった行動は、自分でも思いもよらないこでした。
あろうことか、わたしは震える体を両手で抱きしめるように、誰もいない体育館に向かって走り出していたのです。
頭の片隅では小さな警告音が鳴っていました。
けれどもわたしの足はわたしの意に反して体育館のステージに向かって進んでいくのです。
「だね、だめ、だめだよ」
恐怖と絶望にとらわれているはずのわたしは全速力で体育館の中を走り回っていたのです。
「やめて、だめだよ、やめて」
なのにわたしのからだは止まらないのです。
みんなが体育の授業をする体育館、入学式や卒業式でみんなが集まる体育館、なのにわたしは素っ裸で走り回っている。
走り回るうちに恐怖と絶望はしだいに薄れ、膨らんでいく高揚感、そして絶頂感がわたしの頭の中を占めていきました。
それとたぶん背徳感。人としてしてはいけないこと、それをしてしまうというえも言われぬ快感。
いまもわたしにとって露出はこの快感のための手段だと思うのです。
全速力で走り回ったせいか、息がくるしくなっていました。
もう走れない。
わたしは体育館のほぼ真ん中で大の字になって寝そべりました。
天井がとても高かったです。
視線が低くなると、いつもと違った風景で新鮮でした。
この上ないほどの満足感を抱いたまま、わたしはゆっくりと立ち上がり、帰るためにトイレに向かいました。
股の付け根がいつも以上にぬれていました。
歩くと垂れてきた愛液が太ももをしたたり落ちていきました。
あそこも歩くたびにぐにぐにと刺激されるようでした。
歩くだけで気持ちがいいのです。
どこもいじっていないのに、これほどまでに幸福感が得られるなんて。
たぶんわたしはこのときから露出という魔力から逃れられなくなってしまったのだと思います。

ちなみに、このころからあそこに発毛が始まり、生理を迎えることになったのです。
わたしはようやく女、いえメスイヌになったのです。

続きはまた今度書きます。


[2] ベンジー
いつでも露出できる環境を手に入れたのだね。
早速、部屋の中では全裸生活とか。
いずれにしても、これからの活躍が楽しみだ。

まずは〇学生の時の体験からだね。
偶然から端を発し、露出の魅力に惹き込まれていったわけだ。
家の中でハダカでいるだけでドキドキが凄かったのだね。
その正体に薄々気づいていたのだろう。
何をしていても、そのことが気になって仕方がなかったに違いない。
悪魔の囁きに耐え続けていたわけだ。
体育館を全裸で走れ回った体験は、Akkeyの露出を一気にレベルアップしてしまったね。
もう後戻りはできないレベルだ。
「だめよ、た゜めよ」と言いながら、どんどん先に進んでいるのだね。
メスイヌになったAkkeyの懺悔を待っているよ。