亜美の場合
- [1] 亜美 街中を全裸コートで歩きました
- 亜美です。
全裸コート、行って来ました。 彼と一緒に、最初は普通の服を着て出ました。 ショッピングモールのトイレで「ここで全裸コートになっておいで」って。 ものすごく不安でしたけど、彼には逆らえません。 トイレの個室に入って服を脱ぎました。 全裸になりました。 そして、その上にコートを着ました。 素肌にコートの裏地が当たり、変な感じです。 今から、こんな格好で街中を歩くんだと思うとドキドキでした。 結構時間が掛かってしまったと思うのですが、待っていた彼は何も言いません。 むしろ、優しく出迎えてくれました。 「これからいっぱい恥ずかしい体験をしようね」って。 脱いだ服を入れたバッグは、彼が持ってくれました。 そしてショッピングモールの通路に出て行きました。 もうドキドキなんて生易しいものではありません。 コートは着ているから、他の人にはわからない筈ですし、 ハダカを見られている訳でもないのですが、胸の鼓動が治まりません。 全裸コートしてるんだって、恥ずかしさと不安がいっぱいです。 「もういいでしょ」 彼に言ったのですが、 「まだ街中には出ていないでしょ」って。 どうしても、街中を歩かせるつもりでした。 言い出したらきかないのはわかっていました。 そのまま彼に寄り添ってショッピングモールを出ました。 街中です。 コート一枚で。 冷たい風がコートの中に吹き込んで来ます。 お前はハダカなんだって思い知らせるように。 大勢の人とすれ違いました。 絶対に顔を合わせないようにしていました。 彼はずっと肩を抱いてくれていました。 彼が一緒でなかったら、絶対にできないことだと思いました。 それから30分くらい、街中をブラブラしてからショッピングモールに戻りました。 思っていたより何倍も恥ずかしい体験でした。 もう勘弁って思ったのですが、彼は、 「またやろうね」って。 それどころか、 「次はもっと恥ずかしいことしようね」って。 何をさせようと言うのでしょうか。 そう思いましたが、怖くて聞けませんでした。
- [2] ベンジー
- 全裸コートを実行して来たのだね。
なんだかんだ言っても、彼の言うことに従う亜美は、可愛い彼女だよね。 彼も、そんな亜美が大好きなのだろう。 ショッピングモールのトイレで全裸コートになって、そのまま街中を歩いたか。 生易しいものではない体験ができて良かったね。 でも、これはまだ序の口と言うわけだ。 次はどんな恥ずかしい体験が待っているのだろうね。
- [3] 亜美 路地裏に全裸で置き去りにされました
- 亜美です。
彼を愛しています。 彼も私を「愛している」と言ってくれます。 友だちは、「なかなか口に出してくれないものだよ。言ってくれるだけマシだよ」なんて言うのですが。
> なんだかんだ言っても、彼の言うことに従う亜美は、可愛い彼女だよね。
そうなんだと信じています。
> 生易しいものではない体験ができて良かったね。
本当に生易しいものではありませんでした。
> でも、これはまだ序の口と言うわけだ。
ベンジーさんの言う通り、序の口でした。 この前と同じように全裸にコート一枚で街に出ました。 路地裏に入ると、彼がキスして来ました。 誰もいないのはわかっていてもドキドキです。 でも、キスされるのは嬉しくて、私からも、ううん、私の方が積極的になっていたくらいです。 そうしたら、彼がコートを脱がし始めたのです。 脱がされれば全裸です。 「ダメよ」って言ったのですが、やめてくれなくて、 前を広げておっぱいを揉むくらいかと思ったのですが、全部脱がされてしまいました。 そしてもう一度キスすると、
「しばらくそこで待っていてね」と言って、彼はコートを持ってどこかに行ってしまいました。 路地裏で全裸です。 一人にされてしまうと不安で不安でたまりません。 彼が戻って来るまでの時間がものすごく長く感じました。
こんなのもう二度とゴメンって思ったのですが、 彼ったら「またやろうね」って。 「うん」と答えてしまう私が憎らしいです。
- [4] ベンジー
- ホントに序の口だったみたいだね。
とうとう路地裏で全裸放置されてしまったか。 これはピンチだったに違いない。 生きた心地がしなかったってところかな。 街の不良たちに囲まれる展開もあったりして。
> 「うん」と答えてしまう私が憎らしいです。
亜美も期待しているのかな。
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