あさこの場合


[1] あさこ マスク以外は生まれたままの姿で
ベンジー様

 あと10日で42歳になります、せお変態爆乳両性具有露出狂精神障害者無職独身眼鏡地味あさ子です。
 冷え込む季節になって来ましたが、お元気でしょうか?
 私は今、5メートル程の高さの石垣をよじ登って、低木の常緑樹の林から夜の街を見下ろしています。
 眼下には夜の街の明かりと行き交う車、時々真下を通る人、そして無造作に脱ぎ捨てられた蛍光グリーンのスウェットの上下、グレイッシュパールのIカップブラジャーとショーツ、アーバンカモフラージュ柄のスニーカー、薄紫のショートソックス。
 道端に脱ぎ捨てられた服に目を留めて、全裸痴女を探して前後左右を見回している人もいますが、眼鏡と黒いウレタン地に蛍光ピンクでWCと書かれたマスク以外は生まれたままの姿のみだらな牝が頭上にいるとは思わないようです…。
 先月、以前勤めていた会社に臨時のアルバイトとして雇われた際、休憩中に元同僚から、
「そう言えば瀬尾さんって、昔○○町の石垣に登ってたよね」と言われました。
 彼が目撃した当時はまだ職場に私の露出癖は知られていなかったので、会社帰りに下着姿で石垣をよじ登っている私を見ても、他人のそら似の見間違いだと思っていたそうです。
 ちょうど○○町の近くを通りかかって、それを思い出したからという訳ではないのですが…。


[2] ベンジー
石垣によじ登る趣味があったのだね。
脱ぎ捨てられた服を見て全裸痴女を探す人の様子を楽しんでいたのかな。
まあ、副産物ではあるのだろうが。
以前には、同僚にも見られていたか。

> ちょうど○○町の近くを通りかかって、それを思い出したからという訳ではないのですが…。

懐かしく思い出したら、誰かに聞いて貰いたくなったと言うところかな。