◎ハロウィンの夜 バンピレラ

 ※久々のショートストーリー付きです。

◎ショートストーリー

   『ハロウィンの夜 バンピレラ』


                                TEKE・TEKE


「毎年USJで行っているハロウィン仮装ですが、今年のテーマはアメリカンコミック系で行きたいと思います」
関西芸術専門学校 服飾学科講師の三浦将太が宣言した。
同校は毎年テーマを決めてUSJのハロウィン仮装に参加している。
プロを目指す学生は毎年、本物に迫る非常に質の高いコスプレをおこなっており、特に優秀なコスプレはフロートに乗ってパレードに参加することができる。
またこのコスプレは卒業制作に次ぐ採点の対象となり、その出来具合で成績に大きく響くためいい加減な仮装で参加することは許されなかった。
荒井奈々子は服飾学科の2年生。
黒い長い髪、172cmの長身、B80−W57−H83 の均整のとれたプロポーションになんといっても股下85cm、8頭身の美女は自らモデルも務める服飾学科の女王さまとも言うべき存在だった。
昨年のハロウィンのテーマは、USJでも連日アトラクションショーを行っている大ヒット海賊アニメのコスプレだった。
そして奈々子は蛇使いの海賊女王を演じ、その露出の多い際どいコスプレでその年のコスプレNo1に輝いたのだ。
そのとき奈々子は原作に忠実にと、ノーパンノーブラでコスプレしたのだった。
それを見てクラスメイトや教授達は思った。
奈々子は隠れ露出狂ではないか、と。
大義名分をあたえてやれば、どれほど恥ずかしい格好でも喜んでするのではないか、と。
そして今年のハロウィンのテーマ、アメコミ系の中に奈々子にもっともふさわしいコスプレがあった。
「バンピレラ」という女吸血鬼である。
股間と乳首だけを隠す深紅の極端なV字ハイレッグはまさに奈々子のための衣装と言ってよい。
当然下着などつけられない。
クラスメイト達は今回奈々子にこのバンピレラのコスプレをさせようと画策していた。
「それでコスプレですけれど誰が何をやるのか決めたいと思います。自薦、他薦で結構ですので皆さん意見をだしてください」
すかさず手を挙げたのが、奈々子と学校内の人気を二分している桐谷鈴だった。
「奈々子さんはバンピレラがいいと思います。黒髪で抜群のプロポーションの8頭身美人。奈々子さん以外にできる人いないと思いますけど・・・」
一斉拍手が沸き起こる。
「えー、あれは露出度が高すぎて恥ずかしいですよ」
「でも奈々子さん、去年のボアハンコック、あれも結構露出度高かったけれど、ノリノリでやってったじゃないですか。今年もお願いしますよ」
クラスの皆は奈々子は嫌がっているふりをしているだけで、本当はやりたくて仕方がないのだ、ということに気が付いていた。
「「お願いしまーす」」
クラス全員の懇願に、しょうがないわね、という表情を作りながら奈々子は承諾した。

ハロウィンナイトの2日前になってようやくコスチュームが完成した。
試着した奈々子は歓声をあげた。
「すごい桐谷さん!私の身体に完全にフィットしている。どんな動きをしてもポーズをとってもポロリが無いわ」
「当然ですよ。奈々子さんのボディをスキャンして作ったんですから」
黒革のブーツを履き、化粧をするとどこから見てもバンピレラそのものだった。
コスプレが完了した奈々子をクラスメイトも見に来た。
「うわっ、本物のバンピレラだ」
「すげー、見ているだけで精気を吸い取られそうだ」
「こうしてみると奈々子さん、すごく脚なげーな」
「おれ、あのブーツで踏まれたい!」
「奈々子さん、写真撮ってもいいですか?」
「お、おれも!」
みんな携帯を取り出して一斉に撮影しはじめる。
奈々子は恍惚の表情を浮かべながらリクエストされたポーズをとる。
その様子を見ながら、鈴はにんまり笑っていた。

USJでのハロウィンナイト当日、パレードに先だって普段はショーを行っているステージを使用して、コスプレ品評会が行われていた。
この品評会で1位になったコスプレイヤーが、パレードで主役の乗るフロートの一番高いステージに立つことが許されるのである。
審査の結果、満場一致で奈々子のバンプレラが選ばれた。
このあと、1時間ほど撮影会を行い、夜7:00よりフロートによるパレードが行われるのである。
撮影会を終えた奈々子は控室に戻って休憩していた。
そこに鈴がやってきた。
「奈々子さん、ずっとそのままじゃ大変でしょう。汗もいっぱいかいているし、いったん着替えてシャワーと食事をすませたらどうですか?」
「そうね・・・」
「コスチュームも痛んだりしていないか確認したいので・・・」
「判ったわ」
奈々子はコスチュームを脱ぎスウエットスーツに着替え、コスチュームを鈴に手渡した。
「お願いね」
「はい」
奈々子がシャワーを浴びて軽食を取って帰ってくると部屋には誰もいなかった。
パレードまでは2時間以上ある。
疲れていた奈々子はソファーに横になり仮眠をとることにした。
1時間ほど寝ただろうか、奈々子は揺り起こされた。
「な、何?」
目を開けると鈴が立っていた。
「奈々子さん、大変です。コスチュームが盗まれちゃいました」
「えっ!」
「除菌ティッシュで綺麗にしたあと、他の人たちのコスチュームと一緒にメイク室に置いておいたんですけど、バンピレラのコスチュームだけ無いんです。今まであちこち探していたんですけど見つからなくて・・・」
「そ、そんな、どうするの?」
「もう、時間がありません。奈々子さん、裸になってください!」
「えっ!コスチュームが無いのに?」
「ボディペインティングします。ここにはボディペインティング用具がそろっていますから大丈夫です」
「そ、そんな、ボディペインティングでパレードしろっていうの?」
「奈々子さんは主役なんですよ。主役がいなきゃパレードはできません。フロートの一番高いところに乗るんですから、遠目にはわかりませんよ!ペイントが乾くまで時間がかかりますから今すぐ始めないと間に合わないんです!」
「そ、そうね・・・」
「じゃあ早速とりかかりますので、メイク室まできてください」
「ええ」
二人がメイク室に行くと、すでに絵具を用意した学生たちが待っていた。
「ちょっと、男子もいるじゃないの!」
「時間が無いんです。皆に手伝ってもらわないと間に合わないんですよ」
「・・・わかったわ」
奈々子は諦めて服を脱いだ。
「うわっ、奈々子さんのオールヌードだ!燃える!」
「ばか、そんなこと言っているばあいじゃないでしょう!デリケートなところは女子がやるから背中の方をお願い」
「・・・へいへい」
学生たちは筆をとり全裸の奈々子に一斉にペイントを始める。
筆で敏感なところに絵具を塗られると、思わず変な声をあげそうになるのを奈々子は必至でこらえた。
「さあ、できましたよ。鏡をみてください」
鏡を見て奈々子は絶句した。
確かに綺麗にペイントはされている。
しかし、乳首もアソコもはっきりとわかってしまう。
「だ、だめよ。こんな、すぐにばれちゃわ・・・」
「大丈夫ですよ。普通に振る舞っていたら絶対に気づかれません。いつも通り堂々としていたらいいんです」
ここで鈴は奈々子の耳元に口をよせて囁いた。
「奈々子さん、本当はやってみたいんでしょう?大勢の観客のいる前でボディペイントだけしたカラダを見せたいんじゃないですか?」
「・・・」
「きっと、死ぬほど気持いいですよ」
「・・・う、うん」
「じゃあ、やってくれますね」
奈々子はうなずいた。
鈴は声を大きくして言った。
「さあ、みんなも準備して頂戴。私は奈々子さんのメイクをするから」
皆コスチュームに着替え始める。
鈴は奈々子のメイクを手伝ってやり、ブーツを履かせた。
「最後に1つプレゼントをあげますね」
鈴はポケットからラジコン式のコードレスパールローターを取り出すと素早く奈々子のアソコに押し込んだ。
「ヒッ!う、ううん・・・」
すでに十分濡れていたアソコはパールローターを楽々飲み込んだ。
「しっかり締め付けていないと、途中で落としたら恥ずかしいですよ」
奈々子は顔を赤らめながらうなずく。
「さあ、いきましょうか。大勢のひとに奈々子の恥ずかしいコスプレをたっぷり見てもらいましょうね」
奈々子は夢遊病者のように鈴に手を引かれるまま歩いてゆく。
出口の先にフロートが見えた。
フロートの前に待機していたUSJの係員に奈々子の手を引き継がせながら鈴が言った。
「よろしくお願いしますね」
係員はニヤリと笑い、奈々子をフロートの頂上ではなく、先頭車両の一番後ろの低床ステージに導いた。
「上に登るよりもこちらの方が観客にずっと近いのでコスプレをよく見てもらえますよ。なんならフロートを降りて観客と交流されても結構ですからね」

そしてついにパレードが始まった。
当然のことながら、奈々子の周りにはビデオや携帯を構えた男性が群がる。
「ああ、見られている。ボディペインティングしかしていない私のカラダを見られている。気持ちいい、もっと近くで見て」
フロートが停まったので奈々子は地面に降り、カメラを構える群衆に向かってにっこり微笑んだ。

終わり

ハロウィンの夜 バンピレラ


                                TEKE・TEKE


「毎年USJで行っているハロウィン仮装ですが、今年のテーマはアメリカンコミック系で行きたいと思います」
関西芸術専門学校 服飾学科講師の三浦将太が宣言した。
同校は毎年テーマを決めてUSJのハロウィン仮装に参加している。
プロを目指す学生は毎年、本物に迫る非常に質の高いコスプレをおこなっており、特に優秀なコスプレはフロートに乗ってパレードに参加することができる。
またこのコスプレは卒業制作に次ぐ採点の対象となり、その出来具合で成績に大きく響くためいい加減な仮装で参加することは許されなかった。
荒井奈々子は服飾学科の2年生。
黒い長い髪、172cmの長身、B80−W57−H83 の均整のとれたプロポーションになんといっても股下85cm、8頭身の美女は自らモデルも務める服飾学科の女王さまとも言うべき存在だった。
昨年のハロウィンのテーマは、USJでも連日アトラクションショーを行っている大ヒット海賊アニメのコスプレだった。
そして奈々子は蛇使いの海賊女王を演じ、その露出の多い際どいコスプレでその年のコスプレNo1に輝いたのだ。
そのとき奈々子は原作に忠実にと、ノーパンノーブラでコスプレしたのだった。
それを見てクラスメイトや教授達は思った。
奈々子は隠れ露出狂ではないか、と。
大義名分をあたえてやれば、どれほど恥ずかしい格好でも喜んでするのではないか、と。
そして今年のハロウィンのテーマ、アメコミ系の中に奈々子にもっともふさわしいコスプレがあった。
「バンピレラ」という女吸血鬼である。
股間と乳首だけを隠す深紅の極端なV字ハイレッグはまさに奈々子のための衣装と言ってよい。
当然下着などつけられない。
クラスメイト達は今回奈々子にこのバンピレラのコスプレをさせようと画策していた。
「それでコスプレですけれど誰が何をやるのか決めたいと思います。自薦、他薦で結構ですので皆さん意見をだしてください」
すかさず手を挙げたのが、奈々子と学校内の人気を二分している桐谷鈴だった。
「奈々子さんはバンピレラがいいと思います。黒髪で抜群のプロポーションの8頭身美人。奈々子さん以外にできる人いないと思いますけど・・・」
一斉拍手が沸き起こる。
「えー、あれは露出度が高すぎて恥ずかしいですよ」
「でも奈々子さん、去年のボアハンコック、あれも結構露出度高かったけれど、ノリノリでやってったじゃないですか。今年もお願いしますよ」
クラスの皆は奈々子は嫌がっているふりをしているだけで、本当はやりたくて仕方がないのだ、ということに気が付いていた。
「「お願いしまーす」」
クラス全員の懇願に、しょうがないわね、という表情を作りながら奈々子は承諾した。

ハロウィンナイトの2日前になってようやくコスチュームが完成した。
試着した奈々子は歓声をあげた。
「すごい桐谷さん!私の身体に完全にフィットしている。どんな動きをしてもポーズをとってもポロリが無いわ」
「当然ですよ。奈々子さんのボディをスキャンして作ったんですから」
黒革のブーツを履き、化粧をするとどこから見てもバンピレラそのものだった。
コスプレが完了した奈々子をクラスメイトも見に来た。
「うわっ、本物のバンピレラだ」
「すげー、見ているだけで精気を吸い取られそうだ」
「こうしてみると奈々子さん、すごく脚なげーな」
「おれ、あのブーツで踏まれたい!」
「奈々子さん、写真撮ってもいいですか?」
「お、おれも!」
みんな携帯を取り出して一斉に撮影しはじめる。
奈々子は恍惚の表情を浮かべながらリクエストされたポーズをとる。
その様子を見ながら、鈴はにんまり笑っていた。

USJでのハロウィンナイト当日、パレードに先だって普段はショーを行っているステージを使用して、コスプレ品評会が行われていた。
この品評会で1位になったコスプレイヤーが、パレードで主役の乗るフロートの一番高いステージに立つことが許されるのである。
審査の結果、満場一致で奈々子のバンプレラが選ばれた。
このあと、1時間ほど撮影会を行い、夜7:00よりフロートによるパレードが行われるのである。
撮影会を終えた奈々子は控室に戻って休憩していた。
そこに鈴がやってきた。
「奈々子さん、ずっとそのままじゃ大変でしょう。汗もいっぱいかいているし、いったん着替えてシャワーと食事をすませたらどうですか?」
「そうね・・・」
「コスチュームも痛んだりしていないか確認したいので・・・」
「判ったわ」
奈々子はコスチュームを脱ぎスウエットスーツに着替え、コスチュームを鈴に手渡した。
「お願いね」
「はい」
奈々子がシャワーを浴びて軽食を取って帰ってくると部屋には誰もいなかった。
パレードまでは2時間以上ある。
疲れていた奈々子はソファーに横になり仮眠をとることにした。
1時間ほど寝ただろうか、奈々子は揺り起こされた。
「な、何?」
目を開けると鈴が立っていた。
「奈々子さん、大変です。コスチュームが盗まれちゃいました」
「えっ!」
「除菌ティッシュで綺麗にしたあと、他の人たちのコスチュームと一緒にメイク室に置いておいたんですけど、バンピレラのコスチュームだけ無いんです。今まであちこち探していたんですけど見つからなくて・・・」
「そ、そんな、どうするの?」
「もう、時間がありません。奈々子さん、裸になってください!」
「えっ!コスチュームが無いのに?」
「ボディペインティングします。ここにはボディペインティング用具がそろっていますから大丈夫です」
「そ、そんな、ボディペインティングでパレードしろっていうの?」
「奈々子さんは主役なんですよ。主役がいなきゃパレードはできません。フロートの一番高いところに乗るんですから、遠目にはわかりませんよ!ペイントが乾くまで時間がかかりますから今すぐ始めないと間に合わないんです!」
「そ、そうね・・・」
「じゃあ早速とりかかりますので、メイク室まできてください」
「ええ」
二人がメイク室に行くと、すでに絵具を用意した学生たちが待っていた。
「ちょっと、男子もいるじゃないの!」
「時間が無いんです。皆に手伝ってもらわないと間に合わないんですよ」
「・・・わかったわ」
奈々子は諦めて服を脱いだ。
「うわっ、奈々子さんのオールヌードだ!燃える!」
「ばか、そんなこと言っているばあいじゃないでしょう!デリケートなところは女子がやるから背中の方をお願い」
「・・・へいへい」
学生たちは筆をとり全裸の奈々子に一斉にペイントを始める。
筆で敏感なところに絵具を塗られると、思わず変な声をあげそうになるのを奈々子は必至でこらえた。
「さあ、できましたよ。鏡をみてください」
鏡を見て奈々子は絶句した。
確かに綺麗にペイントはされている。
しかし、乳首もアソコもはっきりとわかってしまう。
「だ、だめよ。こんな、すぐにばれちゃわ・・・」
「大丈夫ですよ。普通に振る舞っていたら絶対に気づかれません。いつも通り堂々としていたらいいんです」
ここで鈴は奈々子の耳元に口をよせて囁いた。
「奈々子さん、本当はやってみたいんでしょう?大勢の観客のいる前でボディペイントだけしたカラダを見せたいんじゃないですか?」
「・・・」
「きっと、死ぬほど気持いいですよ」
「・・・う、うん」
「じゃあ、やってくれますね」
奈々子はうなずいた。
鈴は声を大きくして言った。
「さあ、みんなも準備して頂戴。私は奈々子さんのメイクをするから」
皆コスチュームに着替え始める。
鈴は奈々子のメイクを手伝ってやり、ブーツを履かせた。
「最後に1つプレゼントをあげますね」
鈴はポケットからラジコン式のコードレスパールローターを取り出すと素早く奈々子のアソコに押し込んだ。
「ヒッ!う、ううん・・・」
すでに十分濡れていたアソコはパールローターを楽々飲み込んだ。
「しっかり締め付けていないと、途中で落としたら恥ずかしいですよ」
奈々子は顔を赤らめながらうなずく。
「さあ、いきましょうか。大勢のひとに奈々子の恥ずかしいコスプレをたっぷり見てもらいましょうね」
奈々子は夢遊病者のように鈴に手を引かれるまま歩いてゆく。
出口の先にフロートが見えた。
フロートの前に待機していたUSJの係員に奈々子の手を引き継がせながら鈴が言った。
「よろしくお願いしますね」
係員はニヤリと笑い、奈々子をフロートの頂上ではなく、先頭車両の一番後ろの低床ステージに導いた。
「上に登るよりもこちらの方が観客にずっと近いのでコスプレをよく見てもらえますよ。なんならフロートを降りて観客と交流されても結構ですからね」

そしてついにパレードが始まった。
当然のことながら、奈々子の周りにはビデオや携帯を構えた男性が群がる。
「ああ、見られている。ボディペインティングしかしていない私のカラダを見られている。気持ちいい、もっと近くで見て」
フロートが停まったので奈々子は地面に降り、カメラを構える群衆に向かってにっこり微笑んだ。

終わり