晴代の場合


[1] 晴代 生まれたままの姿を晒すのは
私の、興味をもっとも惹いたのは「野外露出」だった。
野外で全てを脱いで、生まれたままの姿を晒すのは、とても開放感があって気持ち良さそうだった。
そして、日々のオナニーネタの半分くらいが、露出妄想に変わっていった。
近所の公園で、校舎の屋上で、プールサイドで、大きな橋の下で、山奥の人気の無いトンネルで、キャンプ場で、真夜中の駐車場で、裏山の原っぱで、色々なところで全裸になる自分を、想像しながら布団の中でするオナニーは、とても気持ち良かった。
ん?裏山の原っぱ?・・・・・・もしかして夜中だったらやれるのでは? その可能性に気がついた私は、脳内シミュレーションを開始した。
結論は「GO」だった。
実行に移す前に、念のために下見をする。
母が深夜勤で、夜更かししても学校に影響のない、週末に家を抜け出す。
午前1時の住宅街はしんと静まり返り、人通りは全く無い。
遠くの幹線道路を、トラックが走る音が時折するだけだ。
街灯に照らされた道の闇溜まりを縫い、防犯カメラの設置された箇所を、遠回りして裏山の雑木林へ到着する。
昼間のうちにいかにも「散歩です」みたいな顔をして確認したルートをたどって、林の中にひらけた原っぱへと向かう。
昇り始めた下弦の月に照らされた原っぱを、雑木林の中からじっと観察する。
全身を耳にして周囲に、目を配りながら30分ほど待つ。
それくらい時間があれば、脱いでオナニーするには充分だろう。
いっそ、今からオナニーしたくなってきたけれど、念には念を入れて今日のところは偵察のみに抑える。
ついついおまんこに延びる手をなんとかねじ伏せて、こっそりと帰宅する。
もちろん帰った後は、露出妄想で全力オナニーした。
しかも2回。


[2] ベンジー
野外露出に興味を惹かれたか。
生まれたままの姿を晒す開放感が良いのだね。
色々な場所で露出妄想をしていたわけだ。
そして、いよいよ実戦か。
下見もちゃんとしたのだね。
時間も選んで、昼間の内に選んだルートを歩いたのだね。
全身を耳にして歩くと言う表現は、まさにそういう感じに違いない。
帰った後の全力オナニーは、さそ気持ち良かったことだろう。