みどりの場合


[1] みどり 本物の全裸磔を実行しました
みどりです。

本物の全裸磔を実行してしまいました。

前にメールした場所に例の磔グッズを持ち込みました。
あれは一人で使うものではないので、自縛するにはちょっとした工夫が必要でした。
もちろん、自縛から解放されるための工夫です。
それをしないと、本物の磔になってしまうからです。
今回は、その本物を自らの手でやってしまおうと言うわけです。

予定通りに、予定の場所で、全裸になりました。
後は、私自身を磔にするだけです。
磔柱を街に向けて設置しました。
このままグッズに磔にされれば、全市民に向けて晒し者です。
そして私は、その状況から逃れることはできません。
前にも書いたと思いますが、そこまではそう難しくないのです。

お友だちにも連絡はしてあります。
早くしないと、磔になる前に来てしまいます。
意を決すると言うのは、こういうことを言うのでしょう。
その決意が鈍るのを恐れるように、一気に実行してしまいました。
とうとう私の全裸磔が完成です。
もう手も足も動きません。
何度もしていることですが、唯一違うのは、自分で抜け出せる工夫をしていないことです。
つまり私は、この磔から抜け出せません。
本物の全裸磔の完成です。
お友だちが来るまで、このままの状態です。

長くなりました。
その後の話は、また今度にしますね。



[2] ベンジー
とうとう本物の全裸磔を実行してしまったのだね。
自分では抜け出せない磔か。
かなりの覚悟が必要だったことだろう。
いろいろと危険を伴う課題だからね。
遠くの街に向かって晒し者か。
その状態でお友だちに会うのだね。
どんな反応を見せてくれるか、楽しみだ。


[3] みどり 本物の全裸磔を見られてしまいました
みどりです。

決意の全裸磔を実行しまった私は、後悔もし始めていました。
彼女が急に来られなくなるなんてハプニングは考えていませんでした。
ただこの姿をお友だちに見られてしまうこと、それが良かったのか悪かったのか。
悪かったとしても、もう後戻りはできないのですが。

お友だちは、私の姿を見てなんて言うでしょうか。
今まで何回も考えて、その度に結論を出せずにいた命題です。
「あんたみたいな変態、お友だちで何でもないわ」
なんて言って、私をそのままにして帰ってしまうとか。
まさかとは思いますが、可能性がないわけではありません。
いくら考えても、今更どうにもならないことです。

そして、とうとうその答えが出る時が来ました。
お友だちが、全裸磔にされて身動きのできない私の前に立ったのです。
第一声は、

「こんなことだろうと思った」

でした。
お友だちは、私のM性に気づいていたのです。
取り敢えずホッとしたものの、お友だちに全裸を晒している状況が恥ずかしくって堪まりません。
一緒にお風呂に入ったこともある仲ですが、こんな状況で、服を着たお友だちの前で私一人がハダカで、しかも身動きが取れないんです。
思い切り軽蔑されたんだじゃないか、とか、
全裸の私を見てどう思っているのだろうか、とか。
混乱して何も口にできない私に、
「それで、私にどうして欲しいの」
お友だちが言いました。
それは予想もしなかった言葉でした。

お友だちは、とりあえず私の全裸磔を受け入れてくれたようでした。


[4] ベンジー
決意の全裸磔か。
みどりとっては、そういうものだったのだね。

お友だちにも見られてしまったか。
本物の全裸磔。
見るのは初めてだっただろうね。
それでも「こんなことだと思った」か。
お友だちには、みどりの性癖がわかっていたのだね。
ハダカを見られて恥ずかしいだけではなく、いろいろなことを考えてしまったようだ。
結果的には良い方向に進んでいるみたいで良かった。