美穂の場合


[1] 美穂 六本木のバーに連れて行かれました
試着室での、プレイが切っ掛けになりSMの世界に足を、踏み入れてしまいました。
試着室内で、行なっていた行為の一部始終を、後輩の女子社員に見られていたのです。
「あの・・・先輩。私、行ってみたいお店が、あるんですけど、このあと付き合って貰えますか?」
私が、断れないと知った上で、誘っているのです。
「えっ、行ってみたいお店?そこって、どんなお店なの?お洒落なところ?」
などと、白々しく尋ねて様子を見ます。
この状況での、誘いですから当然如何わしい店しかありません。
「ええと六本木のバーなんですけど・・・先輩と一緒に行きたいなぁって、前から思ってて。あの・・・ダメですか?」
「六本木のバーかぁ・・・貴女が気になってるお店なんだ?いいわよ。行きましょ」
「本当ですか!わーい、やったぁ、行きましょう!」
私は、後輩に連れられて六本木のバーへ向かった。
普段からそんなにお酒を飲むわけでもなく、夜遊びもしない自分だったが、この状況では断る訳にはいかず、週末でもない平日の夜に、東京随一の歓楽街である、六本木ヘとむかうのだった。
後輩が、気になっているというバーは、大勢の人達が行き交う、大通りから離れた場所にあった。
何故こんなひっそりとした場所にある、バーに後輩が興味を持っているのか、いささか疑問に感じましたが、ここまで来た以上覚悟を決めるしかないと、自分に納得させるのでした。
店の名前はサタン。
階段を下り、地下へと進むと鉄製の頑丈な扉があり、彼女がドアをノックすると、重たそうな鉄製の扉が開き、中から黒い法衣を纏った男が出てきた。
「いらしゃいませ。お二人様ですか?女性だけでの来店でしょうか?」
「あ、はい。あの・・・私達初めてなんですけど・・・ 大丈夫でしょうか?」
(何で、わざわざ女性だけって確認したのかしら・・・女性だけで来るのが、珍しいお店ってことなのかしら?)
私は、出てきた法衣姿の男に、恐る恐る話かけた。
紳士的な受け答えだったが、その男の対応に、私は若干の疑問を抱いていたのです。
「ええ、初めてのお客様でも大丈夫です。入店の前にこちらの仮面をお付けください。
店内では、仮面を付けるのが、当店のルールになっていますので・・・」
「えっ?仮面を付けるんですか?」
(何なのこのお店・・・ここ大丈夫なの?)
男に、仮面を付けることを指示され、一瞬驚き、そして戸惑いを隠せなかった。
ベネチアンマスクと、呼ばれる仮面を手渡され、不安を感じながらも、言われた通りに仮面装着した。
(仮面を、付けなきゃ入れない、お店だなんて変わってるわね。この子は知ってたのかしら・・・何時もどんなところで遊んでるのよ、まったくこの子は・・・)
仮面を、装着すると彼女が白々しく言いました。
「先輩、仮面を付けると、何だかドキドキしますね。フフフ・・・先輩すごく似合ってる・・・」
「では、ご案内致します。ご新規様二名ご入店です!さぁ、こちらへどうぞ」
男に席へと案内されると、その異様な店内の雰囲気に息を飲んだ。
店内には約20人ほどの男女の客がおり、ほとんどが男性組ばかりで、女性だけのテーブルはない。
客達は全員が仮面を付けている。
そして、店内の前方には、スポットライトに、照らされたステージが、設置されいた。
(ステージ?このお店は、何かショーをするところなのかしら? 彼女は、そのショーがお目当てなの?)


[2] ベンジー
六本木のバーに行って来たのだね。
美穂の秘密を知る後輩と。
ハプニングバー的なところかな。
鉄製の扉だったり、仮面を着けて入店したり、いろいろと想像させるバーだね。
女性二人と確認されたところも気になるし、
ステージでどんなショーが展開されるのか、気になるところだね。

[3] 美穂 SMバーでした
「お飲み物は、何になさいますか?」
 男が、オーダーをとりにきた。
「あ、はい。
先輩は何にしますか?えーと、私はモヒートをお願いします」
「そうね・・私はビールをお願いします」
ドリンクの注文を終えたが、やはり店の雰囲気には馴れなかった。
それどころか、どんどん不安な気持ちになっていった。
前方の、ステージが気になってしょうがなかった。
「ねぇ、ここは何のショーを行うところなの?貴女は、そのショーが見たくて来たんでしょ?」
「はい。あの・・・その・・・先輩ってSMに興味ありますか?」
思わず、耳を疑った。
後輩の口から、SMという言葉が出たことに。
普段から、派手に遊んでいるとはいえ、そんな言葉を口にするとは、思ってもみなかったのだ。
「えっ?SMって、縛られたり、鞭で叩かれたりするSMのこと?」
「はい。ここはSMバーっていうところらしいです。あの、先輩は縛られたりするの、興味ありますか?それとも縛る方が興味ありますか?」
淡々と答える後輩に呆気に取られるのだった。
それと同時に、ドキドキが止まらなくなった。
SMや、縛るという言葉に、反応してしまった自分に戸惑ってしまうのだった。
後輩の前で動揺し、困惑する私を尻目に彼女は、驚きの告白を続けていった。
「私、前からSMの世界に興味があって・・・あの・・・その・・・縄でギチギチに縛られてみたいなって・・・こんなこと考えるなんて私、マゾなのかも知れないんです・・・」
マゾという言葉に再び、反応してしまう自分だった。
後輩の告白に唖然としている間に、オーダーしたドリンクが、先程の男によって席に届けられた。
「えっ?マゾですって。貴女・・」
「そんなに、驚かなくてもいいじゃないですか。誰でもSかMに分かれるんですよ。その中で、私はM気質だってことですよ。
先輩は、どちらかといえばSですか?Mですか?」
カクテルを飲みながらSM談義を交わす女二人。
こんな話を、他人に聞かれたら、恥ずかしくて堪らない。
そう思いながらも、彼女のリードに乗せられてしまい、自分の性癖を徐々に告白し始めるのだった。
「う?ん、そんなの考えたこともないわ。でも、どちらかって言ったら、私もMかも知れない。私が、人を縛ったり、鞭で叩いたりとか想像できないもの」
「よかった!じゃあ先輩も私と一緒でマゾなんですね!」
「ち、違うわよ。別に私はMなんかじゃないわよ。どちらかと言えばって話よ!縛られたり、鞭で叩かれたり、痛くされるのなんて御免よっ!」
「でも、先輩だってSMの画像見たりしたことは有りますよね?それを見たときに、ドキっとしたりしませんでしたか?」
私が、していないと強く否定しようとしたその時、店内の灯りが暗くなり、ステージに、上がる人物が目に入ってきた。
その姿を見て驚くと同時に、圧倒されたのです。
端正なボンテージに身を包み、ステージに立った女王様の名前はユリカ。
25歳身長173Cmスリーサイズは95.60.89。
ボンテージから、こぼれ落ちそうなGカップのバストを誇る。
このSMバーでの、ショーのホストをつとめている。
サタン専属の女王様である。
「本日はご来店頂きまして、ありがとうございます。これより公開SMショーを始めさせて頂きます」
スポットライトに照らされ、黒光りする真っ黒なボンテージに身を包み、手には鞭が握られている。
いわゆる女王様だった。
「こ、これが本物の女王様。凄く色っぽいわね。それにオーラが凄いわ」
ステージに上がった、女王のユリカに圧倒される。
初めて見る女王様の姿に息を飲んだ。
それと同時に、先程と同じ感覚のドキドキが、止まらなくなっていた。
「うわぁ、素敵だなぁ。
あの女王様、先輩と同じぐらいオッパイ大きいですね!」
「ちょっと、急にそんなこと言わないでよ!」
他人のうらやむ巨乳を、コンプレックスに感じていた私は、同性の後輩にバストの話をされ、さらに取り乱してしまった。
「本日のショーは私、ユリカがつとめさせて頂きます。フフフ・・・みなさん、どうぞよろしく」
SMショー見物という、まさかの展開に『なんて、ところヘ連れてきたんだ』という後輩に対して、呆れる私でしたが、身体中が熱くなってきていることは、はっきりと分かった。
しかし後輩の手前、私はその事実を認める訳にはいかなかった。
「先輩、いよいよ始まりますよ。すごくドキドキしますね。SMショーって一体どうなるんだろう?」
「ど、どうなるって・・・こんなの初めてだもの。私にも分からないわよ」
(やだ、凄くドキドキしてる。こんな感覚初めてだわ。私どうしちゃったんだろう・・・)
「じゃあ、今日のショーの主役を紹介するわよ。ほら、ステージに上がりなさい」
ユリカに命令され、ステージに一人の女性が上げられた。
30人の客と、私と後輩の視線が、ステージ上に集中する。
ステージに上げられた、女性の姿を見て私は言葉を失った。
その女性は、なんと全裸で首輪を嵌められ、両手には手錠のような物を、掛けられて拘束されていた。
足には、囚人が着けるような枷まで嵌められていて、左右の枷は短い鎖で繋がれていた。
首輪を引かれ、ステージに上げられたM女の年齢は20歳。
身長165Cm、スリーサイズは90.58.86。
パッチリとした目とショートカットの、髪が特徴の専属奴隷で、辱められることで快楽を得る生粋のマゾだった。
性感帯はクリトリスとアナル。
非常にイキやすい体質で、公開ショーでは毎回、客達の前で不様な連続絶頂を繰り返していた。
(えっ、嘘でしょ。あの女の子、丸裸じゃないの。それにあんなに若くて可愛い子が、これからあの怖そうな女王様に、虐められちゃうの・・・それをこんな、大勢の人達に見られてる前で・・)
目の前のステージ上には、ボンテージ衣装のセクシーな女王様と、全裸で首輪を嵌められたM女という、日常生活ではありえない二人の姿が。
言葉には出さないが、私は興奮しっぱなしだった。
その横では後輩が、興奮を隠しきれない、私の表情をじっと見つめていた。


[4] ベンジー
やはりSMバーだったのだね。
後輩も、そういうのに興味があったわけだ。
驚いたことだろうね。
後輩はMか。
美穂も、どちらかと言うとMってことだね。
女王様のすごさには、ある意味、感動したみたいだ。
ショーが始まって全裸の女性が出て来た時には驚いたようだ。
その子がイジメられる姿に興奮できて良かったね。

でも、見ているだけで済んだのかな?