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   小説『月刊野外露出』

                              作;玲奈

1  プロローグ

もう結婚して5年目になる玲奈はまだ25歳、
若妻といっても通用する可愛さを保っている
2年前、夫の通勤に近いという理由で
この郊外にある中古マンションを買って移り住んだのだが
昨年、隣町にあった工場が閉鎖されるとともに夫も転勤となった
転勤先は都内だが、通勤に2時間以上かかるので朝6時には家を出て
帰ってくるのはいつも夜の12時近くになる
玲奈はそれまで勤めていた会社を辞めてこちらに来たので
今は専業主婦、そして子供はまだいない
掃除洗濯を終えると後は近くのスーパーに買い物に行くぐらいで
昼間は暇を持て余していた
玲奈は以前からムッツリさんだと自覚している
良い娘ぶっておとなしくて清楚な女を装っているのは学生時代から変わらず
地味で目立たなくて近所の奥様たちの中に入っても
発言などはした事が無く、いつも聞き役だった
夫とのセックスもいつもワンパターンだし、
それも新婚当時には週一回程はあったのが
月一回となり、今では3ヶ月に一回ぐらいに減っていた
一人でこっそりと見たAVみたいに色々エッチな事をしたい
本当の自分を曝け出せたらといつも思っているが実行出来ないでいた
学生時代に経験した露出の恥ずかしさ、誰にも言えない体験
思い出すたびに震えとときめきを覚える体験をしたかった。

何日か前、リビングのテーブルで開いたパソコンで
興味本位で検索した「露出」という言葉で
月間「野外露出」というサイトを見つけた
その時は気になっていたけれど詳しく見る事は無かった。
「恥じらいは女性を美しくする」こういう一行にひかれ
今日は今月号の目次から懺悔の部屋を覗いて見た。
女の子の露出体験がたくさんのっている
中にはこんなことが本当に出来るのと思うものがあるけど
私と同じで妄想の中の体験なのだろうか、
あっけらかんと露出を楽しむ様子に羨ましさを感じる
普段できない事をここなら叶えてくれるかもしれない

「初めての方に」をクリックする。
そして適性検査を「受ける」を選んだ。
「露出奴隷適性検査」
いきなり現れたタイトルにちょっとびっくり、
もう戻れないとの言葉に「そんなことないでしょ」
と反論してみたりしたが最後までやってみようと思う自分がいた
第一の指示に「着ているものを、全部脱いでください」と
突然の無理難題に戸惑いを覚える
「そんなばかなこと」と思ってみたが
そんなことは見透かされているようだった
でも、誰もいない今ならできると決心して進めることにした
そう、やってみたって誰にも判らない
玲奈は玄関の戸締まりを確かめ、部屋のカーテンを引くと
着ていたTシャツの裾に手をかけ、一気に引き上げた
脱ぎ捨てると上半身はもうブラだけの姿
玲奈の体に恥ずかしさと心地よい興奮が満たされていく
ブラのホックを外し、そっと椅子の背に掛ける
白のフレアースカートの下に手を入れてショーツを下ろす
膝まで下ろしたショーツは勝手に足下に落ちた
スカートを残したのはショーツ一枚だけになるのがまだ恥ずかしいと
思っているからだった
最後に残ったスカートはためらいながらジッパーを下げると
ふわっと音も立てずに床に広がった
「全裸になる」をクリックした
何も身に付けていないわたしは「はい」とパソコンに向かって返事した
私は裸、私は裸、私は裸、私は素っ裸
小さな声で声しか出なかった
指示通り脱いだ服を玄関に置いて戻り、パソコンを目にする
本当にこんな事をしている人がいるのだろうか
玲奈はばかばかしく感じながらも次に進んでいった
「命令は拒否出来ない」
そう、命令され強要されないときっと何も出来ない私だと判っている
だからどんな命令が次ぎにくるのだろうか
「不安でいっぱい」をクリックすると
私の心を見透かしたような言葉があった

「誰かに見られたらどうしよう」
「絶対にわたしのこと、エッチでいやらしい女の子だと思うわ」
 そんな不安で一杯だからこそ、女性は美しくなれるのです
次の指示は廊下の雑巾掛けだった
廊下が無いマンションなのでリビングのフローリングでする事にした
そして書かれてある通りに、
「わたしはドジなメイド、罰を受けて裸でお掃除をします」
自分に言い聞かせるように裸で掃除を始めた
膝をつき、這いつくばって一生懸命雑巾を掛けた
まるで犬か奴隷のように・・・・。
短大時代の部活で体育館の床掃除をさせられていたのを思い出し、
自然と床に涙のシミを作った
雑巾掛けが終わった後
玲奈は不安感と高揚感が入り交じった気持ちが昂っていた
こんな気持ちはここ数年感じた事は無なかった

終わったら優しい言葉があった
そして鏡を見ると上気したピンクの肌
つんと堅くなった乳首
薄い陰毛が濡れて光っていた
もちろん「はい」を押した
もう、この世界から離れられないかもしれない


そしてこの文章をメールした



 今月号はいかがでしたでしょうか。
 こちらにアンケートを設けさせて頂きました。ご回答、よろしくお願いします。

期待通りだった
期待していたほどではなかった
イマイチだが次回に期待する
もう読まない

その他 ご意見ご感想が頂ければ幸いです。