投稿小説



   月刊『野外露出』

                              作;玲奈



会員になりたい趣旨を滔々と書いて投稿した。
その日からメールが来ていないかメールボックスを覗くのが日課となった
数日経った日の朝、掃除洗濯が終わりのんびりとお茶しながらパソコンを開いた。
メールボックスには「玲奈へ」というタイトルでメールが届いていた。
期待と不安と後悔も少し混じった気持ちで開いた。
それはこんな書き出しで始まっていた。

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玲奈の露出っ娘としての資質は大きそうだね。
これからの成長がとても楽しみだ。
初めは危険の無い室内からの露出を始めようか。
もう、室内での全裸は経験したから
次のステップとして全裸のまま部屋のカーテンを開けてみよう。
そこには新しい世界が広がっているかもしれない。
さあ、玲奈の露出の第一歩を踏み出そう。
では、その結果の報告を楽しみに待っているよ。

ベンジー
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玲奈はパソコンを閉じた。
また全裸にならなくてはいけない。
指示通りにしなくても判らないはず、
でもこれは自分から望んだ事だった。
昼下がりのリビングには明るい日差しが差し込み、
そこから見える公園には子供たちのはしゃぐ声が聞こえる。
玲奈は椅子から立ち上がるとレースのカーテンだけだった窓に、
遮光カーテンも閉め、玄関の鍵をロックした。
薄暗くなったリビング、それだけでこれからする事を考えると、
鼓動が激しくなるのを感じた。
着ていたシャツを脱いだ。シャツの下は白いブラだけだった。
玲奈はほとんど間を置かず穿いているスカートのホックを外し
ジッパーを下ろした。
足下にピンクのスカートがふわりと広がりながら落ちた。
背中に手を回してブラのホックを外す。
ブラが包み込んでいた小振りなおっぱいがプルンと弾む。
「何をしているんだろう、わたし・・・」
そう思いながらも指はショーツの縁に掛かっていた。
膝まで下ろし、片足ずつ脱いでいく。
風も入らない部屋の中なのにお尻を撫でていく風を感じた。
脱いだ服をまとめてこの前みたいに玄関まで運んだ。
こんな事は言われていないが前と同じにしてそこから次に進む事を
玲奈は理解していた。
薄暗い白昼のリビングに玲奈は全裸で立っている。
ここまでは先日と同じ、でも玲奈にはこれからもう一つしなくてはいけない事がある。
さっき閉じたカーテン、その外にはベランダがあり、
その向こうには道を挟んで公園がある。
カーテンに向かって一歩がなかなか踏み出せない、
ほんの数歩歩けば良いだけなのに足がすくんだ。
やっと玲奈はカーテンの端を掴んだ。
後は引くだけ、外を走る車の音、公園の子供たちの声
そこには子供だけでなく親も一緒だろう。
カーテンを開ける音でみんなこっちを見たらどうなるのだろう。
そんな事は無いと頭は判っているのだけど指先は動かなかった。
カーテンを握る手が震えている。
心の中にはカーテンを開こうとする自分がいた。
それを望んでいる自分がいた。
決心のきっかけは理屈じゃなく心の衝動から始まった
誰かの指示、待ち続けたくはない。
たった一つのことを選ぶこと、自分の意志で一歩踏み出すこと。
ほんの少しだけでいい、誰も見てないのだから大丈夫!
心の声に導かれ震える指でカーテンの端を掴んだ。
そのまま少しだけ開けた。
カーテンを握ったまま玲奈の手は凍ったように固まり、
緊張と興奮による目眩が襲った。
もう玲奈の耳には車の音も公園ではしゃぐ子供たちの声も聞こえなかった。
眩しいほどの光に囲まれて玲奈の体は光っていた。
思わずしゃがみ込んだ玲奈は汗と、涙そして、
股間の閉じたクレヴァスから湧き出た蜜が床を濡らしていた。
体中を貫いた心地よい興奮がしばらく続いた。

見られるかもしれない、見られたらどうしよう。
そう思うだけでこんなになるなんて・・・
一体自分はどうしてしまったのだろう。

私は「露出狂」なのだろうか?

この高ぶりの余韻が残る中一気に書き上げて、
ベンジー様に送信した。




 今月号はいかがでしたでしょうか。
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