由紀子の場合
- [1] 由紀子 茶巾ずし姿を晒して
- 私は風紀委員達に茶巾ずしにされて校舎の中を歩かされていました。
両腕は後ろで手錠で拘束されてしまっているのでスカートのホックを外して脱ぐことが出来ない状態でした。 早い時間とは言え、部活等で登校して来る生徒がいる訳でその子達に茶巾ずし姿を見られていた様でした。 風紀委員達も廊下の途中で立ち止まったりしたのでした。 上半身がスカートに包まれているとはいましたが夏スカートだと生地が薄いので何となくですが周囲の感じは分かりました。 私の恰好を見た子達(おそらく一年生)が話しているのが聞こえました。 「あれが茶巾ずしって言うやつだよね」 とか 「あの子、何で制服の下に水着を着ているんだろうね?」 とか 「水着を着ているから茶巾にされてイジメられてるんじゃない」 と言う感じで色々言っていました。 だるま茶巾でなくて少しホッとしました。 そして更に廊下歩かされました。 どこに連れて行かれるのか全く分かりませんでした。 別棟まで歩かされてその中の空き教室に放り込まれたのでした。 「ここならその恥ずかしい恰好を見られないから安心しな」 と風紀委員達は言い残して教室を出て行ってしまったのでした。 確かに茶巾ずしにされた姿を見られずに済みますが、逆に言えば誰も助けに来ない訳です。 私は必死に茶巾状態のスカートの中でもがきましたが、手錠が邪魔をしてどうにもなりませんでした。 大声を上げれば誰かが来てくれるはずですが、手錠で拘束されていること考えると助けを呼ぶ事は出来ませんでした
- [2] ベンジー
- 風紀委員に茶巾ずしにされたまま校舎内を引き回されたのだね。
周りの生徒たちが、由紀子の姿を見て、いろいろと噂していたわけだ。 1年生たちがいう通り、イジメられていたのだね。 そのまま別棟の空き教室まで連れていかれて、茶巾ずしのまま放置か。 脱がされなくて良かったというところかな。 さて、どうなることか。
- [3] 由紀子 絶望していたところ
- 私は茶巾ずしにされたまま空き教室に放置されてしまいました。
手錠の為に助けを求める事も出来ませんでした。 後は教室の前を通りかかった生徒に発見されるのを期待するのみでしたが、この場所自体が他の生徒が来ない場所だったので下手すると放課後まで発見されない可能性がありました。 それは不味いと思い私は茶巾ずしから逃れようと必死にもがきましたが無駄な行為でした。 私がもがいたこともありスカートの中は熱がこもって蒸し風呂の様な感じでした。 下に着ているスクール水着は汗を吸っていました。 そのうちに誰かがやって来る気配がしました。 私は助けを求めるか躊躇していると 「どうしたんですか?」 と驚いた声がしました。 また空き教室を覗いたら茶巾ずし姿の生徒がいれば大抵の驚きますよね。 「大丈夫ですか?今解きますね」 と言って裾のスカーフを解きにかかりました。 かなりきつく縛ってあった様で悪戦苦闘していましたが。 頭の上まで覆っていたスカートが解けて漸く茶巾から解放されたのでした。 助けてくれたのは智美でした。 私を見て 「先輩、だったんですね?もしかして私をイジメた人にやられたんですか?」 と聞かれたので、風紀委員に捕まり校則違反と言われて制服を脱がされたことを説明しました。 智美は 「私も風紀委員に目をつけられて何度も茶巾ずしにされました」 と言っていました。 彼女は私を拘束している手錠を見て驚いていました。 胸ポケットに鍵があることを説明し、手錠を外してくれました。 私は智美にどうしてここにいるのが分かったのか聞くと、風紀委員の手で茶巾ずしにされている子を目撃したので後を付けて来たとのこと。 直ぐに助けなかったのは風紀委員が近くにいると思って様子を見ていた。 ただ茶巾ずしにされたのが先輩とは思わなかった。 との説明をされました。 私は智美にお礼を言い、ここでの事は他言無用と言うこと言いました。 私に関わったことで智美がターゲットにされない為でした。 こうして私は教室に向かいましたが、廊下で磔組に囲まれてしまいました。
- [4] ベンジー
- 手錠付きで茶巾寿司にされて、絶望していたところを助けてくれたのは智美だったのだね。
風紀委員の後を付けて来たか。 そうでもしないと、由紀子を助けることはできなかったに違いない。 手錠の鍵が外れて良かったね。 助かったと思ったら磔組に出くわしたか。 まさに、一難去ってまた一難とは、このことだね。
 |