一覧  目次  前話  次話


『露出奴隷教師ユリエ』

                    作;青空和美

4.ヌードライダー

七月第一周(日)
「おはようございます。ルミです」
「おはようございます」
「いつ見てもきれいなカラダね。羨ましいわ。じゃあ、これを着て」
ユリエは渡されたミニのワンピースを急いで着た。
「もう、ミニスカートにも慣れたようね。前は恥ずかしそうに前かがみになっていたけど今は姿勢も良くなっているわ。恥ずかしくなくなったのかしら?」
「いえ、そんな。今でも恥ずかしいですわ。でも普通にしていたら、他の人はノーパンだとは気付かないことが分かったから…」
「今日の予定だけど、あなたにちょっとした運動をしてもらうことになってるのよ」
「エッ、わたしあまり体力ある方じゃありません」
「まあ、言われたとおりにするしかないわね。もうじき田中先生が見えるから早く私の家に行きましょう」
ルミの家で食事を終わると、ルミはGパンを出してきた。
「今回は過激だそうダから怪我をしないようにGパンを履かせてあげるわ。嬉しいでしょう。でも下着はなしよ」
ユリエが着替えをしていると外で短いクラクションの音がした。
「田中先生のようね。じゃあ頑張ってね。行ってらっしゃい」
外に出ると大きめのライトバンが止まっていた。
ライトバンの後部にはオートバイとマウンテンバイクが積んであった。
「今日はあんたに思いっきり運動してもらおうと思っているんだ」
「運動?何をするのですか?」
「ま、お楽しみだな。さあ乗った乗った」
車は中央高速に入り相模湖インターで降りて山の方に向かった。
「おまえ、自転車の運転は得意か?」
「いえ、子供の頃は乗ったことありますが最近は全然乗っていません」
「今日は飽きるほど乗ってもらうぞ。
わしの知り合いにアクションライド・コースを持っているやつがいるんだ。
先日、そいつと話していた時、わしが『あんなコースは素人むきじゃないな』と言ったらむきになって『半日もあれば女でも走れるようになる』なんて言うんだ。
それで、わしは『日が沈むまでに女がコースを完走できたら百万やる』と言ってやったんだ。それをおまえが証明することになったんだ。相手も本気になっているから相当しごかれるかもしれんな」
「わたし、アクションライド・コースって何の事か分かりません」
「実は、わしも最近覚えたばかりじゃ。だから知らないのも無理はないかの。
モトクロスというのは聞いたことあるだろ?」
「名前は聞いたことありますけど、何ですか?」
「山や谷のあるデコボコなコースを作ってオートバイで走るスポーツのことだ。
それの自転車版がアクションライドだそうだ。
そいつはモトクロス・コースも持っていて結構繁盛しているそうだ。
だがアクションライド・コースはまだ作ったばかりだそうだ。おまえが試運転だと」
「わたし、運動神経あまり良くないから、そんなコース走れません!」
「うーん。おまえが真剣に練習する気にならないと面白くないな。そうだ、こうしよう。日暮れまでにコースを走れなかったら、罰として真っ裸でオートバイを運転して帰って
もらうことにしよう」
「そんな、冗談でしょう。オートバイの免許なんて持ってないし運転した事もありません」
「じゃあ真っ裸でオートバイを運転しているところを、警察に見つかると猥褻物陳列罪の上に無免許運転で捕まってしまうよな。女性教師がそんなことになったら写真週刊誌にも載るかもしれんな。こりゃ面白い」
「そんな、ヒドイ!」
「まあ、そんなことにならないように真剣に練習することだな。それから、おまえのこと露出狂の気があるとも言っておいたから、どんな練習になるか楽しみだな」
「わたし露出狂なんかじゃありません」
「さあ着いたぞ!」
四十才くらいの男が迎えに来ていた。
「佐々木です。よろしく。コースに挑戦する女って、あんたのことか?すごい美人だな」
小屋に入りコースについての説明を受けた。
「やはり、難しいコースだな。ほとんど自転車にも乗ったことのないような女が、本当に夕暮れまでに、こんなコースを走れるようになるのかな?」
「大丈夫ですよ。俺の教え方で出来ないはずがない」
「えらい自信だな。じゃあ、ここで待っているから、しっかりと教えてやってくれ」
「分かった。じゃあ、おまえこれに着替えて」
膝あてと肘あてとヘルメットを渡された。
Gパンの上から肘あてをしようとすると、
「おいおい、Gパンを脱いでから膝あてをするんだよ」と佐々木が言った。
「膝あてだけのハダカで練習するというのですか?」
「田中先生が相当な露出狂だと言ってたぜ。構わないだろう」
ユリエは田中先生を見たが知らん顔をしていた。
「そんな…。露出狂じゃないわ」
「仕方がないな。俺の出す全課題を三十分で全て出来たら許してやろう。それの方が練習にも気が入るだろう。じゃあ着いてきな」
外に出ると、運んできたマウンテンバイクが置いてあった。
「すぐにコースに出るのはちょっと無理だな。肩慣らしにクロスカントリーコースを
ちょっと走って来い」
「分かりました」
ユリエはマウンテンバイクに乗りコースを走った。
アップダウンがきつかったため一周してきた頃にはふらふらになっていた。
「あのくらいのコースで、息を切らすとは情けないな。普段あまり運動してないんだな。たかが二キロしかないんだぞ。まあ体もほぐれたようだし基本を教えることにしよう。」
道に幅五十センチ、長さが二十メートルくらいの線が引いてあった。
「じゃあ、このコースを線から出ないようにして一分かけて端まで行ってみろ」
ユリエはヨロヨロしながらコースを進んだ。
「なんだ、三十秒もかからずに着いてしまったぞ。肩の力を抜いてハンドルを軽く持ち、倒れそうになる方向にちょっとハンドルを切るようにすれば倒れないでゆっくりと走れるぞ。今度こそ一分かけて行くようにしろ!」
何度も叱られながら繰り返して、やっと出来るようになった。
「三十分以内に出来るようになったな。よし次の課題だ」
「じゃあ、前輪を宙に浮かして十メートル走ってみろ。俺が手本を示してやるから良く見てろよ!」
佐々木はいとも簡単にやって見せた。
ユリエは何度やっても出来なかった。
「ハンドルを引いて、同時に体をぐっと伸び上げるようにしてみろ。簡単じゃないか」
何度か繰り返すうちに、何メートルかは持ち上がるようになった。
「もうじき、三十分だぞ」
ユリエは、へとへとになりながら、どうにかできるようになった。
「じゃあ、今度は後輪をジャンプさせて二メートル走ってみろ。今度も俺が手本を示すから見てろよ!」
これも何度か繰り返すうちに、出きるようになった。
「じゃあ、今度は前輪後輪を交互に持ち上げて八十センチ幅の溝を越えてみろ」
これは何度やっても出来なかった。転んでしまい打ち身だらけになった。
「三十分たってしまったぞ。おっ、もう十二時か。この調子だと、夕方までに走れるようになるか心配だな。午後からは約束どうりハダカで練習だ。楽しみだな。取りあえず食事にしよう。昼からは、もっと厳しく指導するからな!」
(やっと休めるわ。どうしてこんな練習しなければならないのよ。もう帰りたい)
昼食は弁当が用意してあった。
「先生、もう体がくたくたです。昼からの練習はとても無理です」
「なに弱音を吐いているんだ。そんな甘えは許さんぞ。弁当食べたら少し横になりなさい。三十分も寝たら回復するから」
「すみません。じゃあ、そうさせていただきます」
食事が終わり横になるとユリエはあっという間に深い眠りについてしまった。
「さあ、起きなさい!練習を始めるぞ」
ユリエは揺り起こされた。
「少しは体が楽になったか?」
「ええ、少し疲れは取れたみたいです」
佐々木がにやにやしながら言った。
「じゃあ、約束通りジーパンとTシャツを脱いで、膝あてと肘あてを付けろよ!
日暮れまで六時間も残ってない。ビシビシ鍛えてやるぞ」
「でも、裸だと、怪我してしまいます」
「いいから、裸になれ。地面は柔らかいし石は除いてある。早くしろ」
佐々木の怖い顔にあわてて服を脱ぎGパンを脱いで全裸になった。
「えっ、おまえパンティーはどうしたんだ」
「はいて来なかったんです」
「やはり、先生の言うとおり露出狂じゃあないか」
「いえ、違います」
「まあ、いい。早く靴とヘルメットを付けろ。時間がない。すぐに練習だ!」
「こんな格好いやです!」
田中先生がユリエの格好を見て言った。
「おお、いい格好だな。そんなフィギュア見たことがあるな。立って見せてみろ!」
ユリエは胸と下を隠して立ち上がり田中先生の方を向いた。
佐々木が言った。
「おい、隠すな。両手を脇に下ろせ!」
躊躇していると、佐々木はタイヤのチューブを縦に細かく裂いて作った鞭を持って来た。
「言うこと聞かないとこれで叩くぞ。傷にはならないが痛いぞ」
佐々木はいきなり鞭を背中に打ち下ろした。
「イターイ!」あわてて両手を脇に下ろした。
「おお、いい体しているな。おまえのオッパイ、乳首のくびれがないんだな。乳首もピンク色だし男性経験が少ないようだな。パイパンというのもいいな。割れ目がよく見えるもんな。興奮してきたぞ。さあ、早く練習しよう」
佐々木はユリエの手を引っ張って外に連れ出した。
「こんな格好で練習するのはイヤです」
「つべこべ言うな。早く自転車に乗れ!」
逆らうとすぐに鞭で打たれた。
ユリエの膝あてと肘あてだけのハダカを見て興奮している佐々木は過剰に鞭を使った。
ユリエも打たれるのが怖くて必死で覚えようとした。
「やっと、基本を一通り覚えられたな」
そう言われた頃には太陽もかなり西に傾いていた。
ユリエは疲れ切ってしまい、立っているのがやっとだった。
「じゃあ、少し休んだら本番のコースだ」
ユリエは疲れ切った顔をして体中泥だらけのまま小屋に入って来た。
その姿を見て田中先生が言った。
「昔のエジプトの奴隷みたいな感じだな。練習の方はうまく進んでいるのか?」
「ちょっと体力が足りなくてなかなかうまく行ってない。だが、コースを一周するだけで百万円だもんな。頑張るぞ」
「ケガだけはさせるなよ。これでも学校の教師だからな。明日学校があるんだ」
「分かってるって」
本番のコースで全ての練習が終わった頃には日が沈みかけていた。
「あ、まずいぞ!日が暮れてしまう」
佐々木は田中先生を呼びに行った。
「じゃあ、見て下さい。やっと出来るようになりましたから」
「もう、夕暮れだな。じゃあ見せてくれ」
佐々木はユリエが疲れ切っているのを見て少し休ませたかったが、日が沈んでしまうので休ませるのを断念した。
「じゃあ、行ってみろ」
前半は何とかうまくいった。
だが疲れ過ぎているため二百メートルあたりからは、ジャンプ力が無くなって来た。
最後のジャンプ。
「ああ、ダメー!」
ジャンプを失敗してコースをはずれ、そのまま自転車ごと倒れた。
自転車はユリエを乗せたまま斜面を滑り落ちて行った。
「おい、大丈夫か!」
佐々木は大急ぎでユリエの元に走り、ユリエの体を小屋まで担いで行った。
佐々木は肘あて、膝あてを外し全裸になったユリエを仰向けに寝かした。
そして濡れたタオルで体を拭いてやった。ユリエはまだ朦朧としている。
「ああ、気持ちいい…」
今度はうつ伏せにして体を拭いてやった。
「大丈夫そうだ。少し擦り傷はあるが、大したことはない」
次は、足を大きく開かせた。
(あっ、やめて!恥ずかしい)
佐々木は股間に顔を近付け、舌で舐め始めた。
「あっ、やめて下さい!」
「動くな。おまえ本当にいい体してるな。おっ、濡れてきたぞ!」
佐々木は舐めるのを止めようとしない。
(ああ、感じてしまう!)
「ねえ、もうやめて下さい」
(うっ、うっ、うっ、うっ、いってしまう…)
「ああああああ…」
下半身が痙攣を始めた。
「感じ易いんだな。田中先生、一回だけやらせてくださいよ。もう、我慢できない」
「だめだ!ユリエはわしの大切な奴隷だ。おまえなんぞにやらせるものか」
「こんなにいい女の裸を見せつけられてお預けかよ」
「佐々木、悪いがライトバンに自転車を積み込み、代わりにオートバイを出してくれ」
「わかりました。やりますよ」
佐々木は、オートバイを小屋まで運んできた。
「じゃあ、メシを食って帰るぞ」
田中先生は、買って来ておいた弁当を並べた。
「夜も弁当ですか。今夜は豪華なレストランで食べようと思っていたんだがなあ」
「こいつが真っ裸のままで運転するオートバイに付き添って走らなければならないんだ。
ゆっくりしていられないだろう」
「本当に真っ裸のままでオートバイで帰らせるのですか?」
「コースを一周できなかったら裸のままオートバイに乗って帰ると約束したんだ。
仕方がないだろう。ただし、オートバイを運転した事がないんだ。教えてやってくれ」
「オートバイの免許もってない上に、ハダカで…。」
「自転車を運転できるんだから大丈夫だろう」
「分かったよ、俺は何かあっても知らないぞ」
「ユリエ、起きろ。夕食だ!」
ユリエはハダカのまま食事をさせられた。
佐々木がユリエのカラダを舐めるように見ている。
やっと食事が終わった。
「じゃあ、帰るから仕度しろ」
佐々木は肘あて・膝あて・ヘルメット・靴をユリエに渡した。
「えっ、本当にハダカのままでオートバイを運転するのですか?」
「約束だろう。佐々木にオートバイの運転を教えてもらえ。覚えたら出発だ」
ユリエはそれを装着して、簡単に運転方法を教えてもらった。
「じゃあ、わしが運転する車に着いて来い。もう夜の八時だから、おまえがハダカで走っても暗くてわからないだろう」
車が出発し、ユリエはオートバイでそれを追いかけて山を降りて行った。
やがて国道に出た。車のライトに照らされる…。
(車がたくさん走っているわ。これじゃ、見られてしまうわ!)
ププー。すれ違う車がユリエのハダカに気がついたのか警笛を鳴らしていく。
後から車が近付いて来た。ライトをアップにしてユリエのハダカを照らした。
(ねえ、照らさないで!)
田中先生はそれに気付き、路地の方に曲がった。
空き地で車を止めた。
「このままハダカで走らせるのは無理だな。仕方がないな」
ライトバンにオートバイを積み込み、ユリエを助手席に乗せて出発した。
「私のハダカ外から見られるわ。何か、羽織らせてもらえませんか?」
「だめだ!オートバイで走らないだけでも有りがたいと思え!」
高速のインターに入った。
自動改札なので見られずに済んだ。
やがて高速を降りた。
料金所の人がユリエのハダカを見てビックリしていた。
ユリエの家まであと二十分くらいの距離になった。
「さあ、あと少しだ。ここまで来たら、おまえの家がどこか分かるよな。
ルミの家まで行って部屋の鍵を貰って帰りなさい。わしはこのまま帰るから」
「えっ!わたし、ここで降りるのですか?」
「そうだ、オートバイを降ろしてやるから、それに乗って帰りなさい」
「何か着る物は?」
「もうここまで来たら道は分かるだろう。裏道を走ればいいじゃないか」
田中先生はオートバイを降ろして行ってしまった。
(どうしよう。ハダカのまま置いて行かれてしまったわ)
仕方なくユリエはヘルメットをかぶりオートバイを走らせた。
(エンジンの音が大き過ぎるわ。もっと静かに走ってよ!)
裏道を走っていたが、方向が分からなくなってしまい突然、繁華街に出てしまった。
道は明るく、人通りもまだ多かった。
そこをオートバイで大きな音を立てながら走っているので目立たない訳が無かった。
「あっ、ハダカだ!」
「露出狂だわ!」
男達が面白がって追いかけてくる。
(アアーン。どうしよう。捕まったらお終いだわ)
前で男達が通せんぼをしている。
Uターンして逃げ出そうとした。
(アアーン。こちらからも追いかけてくる。どうすればいいの?)
また方向転換して走らせた。
パトカーのサイレンの音がした。
(誰かが警察を呼んだみたい。追いかけてきたわ)
「そこのオートバイ、止まれ!」スピーカーで呼びかけてくる。
(イヤよ、捕まったらお終いだわ!)
絶体絶命のピンチに追い込まれてユリエは下半身がゾクゾクしてきた。
(捕まったら無免許の上に露出狂の罪でヘルメットを外されて、みんなに顔を見られながら前手錠で歩かされるわ)
被虐感で、急に下半身に快感を覚え、オシッコを我慢できなくなってきた。
ジュンジュンと漏らしてしまった。
(ああ、どうしてこんな時にオシッコが漏れるの?止まらないわ)
ハダカなので水滴がすぐに後に飛んだ。光に照らされてキラキラした飛沫となった。
それが、近くを追いかけて来た男にかかった。
「あっ、冷たい。オシッコ漏らしてやがる」
「ごめんなさい!」
パトカーが接近して来た。
(捕まってしまう!あの路地に入るしかないわ)
狭い路地に突っ込んで行った。袋小路だった。
(ああ、もうダメだわ。あっ、あの塀を乗り越えたら逃げられるかもしれない)
ユリエはオートバイを捨てて塀を乗り越えた。
そこの庭を走り抜けて、路地を滅茶苦茶に走った。
ヘルメットは重くて周りが見えにくいので走りながらそれも捨ててしまった。
小さな公園に着いた。
ユリエは公園のブランコで少し休んだ。
(ここまで来ればもう大丈夫よね)
人に会わないように隠れながら歩いた。
やっとブティックに着いた。
ベルを鳴らした。「こんばんわ!開けて下さい」
ルミが出てきた。
「どうしたの、真っ裸で!それにしても汚れているわね。シャワーを浴びてらっしゃい」
シャワーから出て、ユリエはソファーに横になり今日の出来事を話した。
それをルミは面白がって聞いていた。
「まあ警察に捕まらなくて良かったわね。オートバイの事は心配しないで。田中先生が手を回して穏便に済ますだろうから。明日は学校よね。もう夜も遅いから帰りなさい」
ルミはユリエにマンションの鍵を渡した。
「何か着る物を貸して下さらない?」
「何言ってるの、今までストリーキングしてきたんでしょう。マンションなんて目と鼻の先じゃない。そのままで行きなさい。明日、学校に行く時には服を持って行ってあげるわ」
ユリエは人に見つからないように真っ裸のまま歩いて帰って行った。
途中で人通りがあり物影に隠れたりしたためマンションまで何キロもあるように感じた。
やっと部屋に入ると泥のように眠ってしまった。
翌日、ルミがやって来た。
「どう、よく眠れた?まだ疲れが残っているんじゃない?」
「ありがとう。もう大丈夫よ」
「そう、若いわね。じゃあ、いつもワンピースばかりだから今日はブラウスとスカートを用意してあげたわ。着てみて?」
ユリエはそれを着てみた。スカートの丈は膝上十五センチくらいだった。
「ブラウス、ボタンの隙間から肌が見えてしまうわ。
それにこのスカートの丈だけど、教師しては短すぎない?」
「大丈夫よ。誰も文句言わないわよ。ちょっとセクシーと思うだけ」
仕方なくユリエはその服装で学校へ行った。
職員室でまた注目の的になった。
年増の女性教師がすれ違いざま、皮肉とも賞賛とも取れる口ぶりで声を掛けた。
「ユリエ先生はスタイルいいから、そのくらいの長さのスカートがちょうどいいわね。
私がそんなに短いスカートを履いたらパンティが見えちゃうけど。それに横から見ると肌が見えるわよ。ブラジャーしていないのね。大胆ね」
男性教師はユリエの太腿やブラウスの隙間をチラチラと眺めていた。
授業が始まった。
ユリエは黒板に字を書く時に生徒の視線を感じて落ち着かなかった。
ユリエはドキドキしながら授業を始めた。
授業の終わりに小テストを始めると、タカ子がユリエに声を掛けてきた。
「先生、印刷が悪くて読めません。ちょっと来てください」
ユリエが行くとタカ子とレイ子がユリエを挟む格好でユリエのスカートを捲り上げハダカの下半身を晒した。
「ねえ、やめて!誰かが振り向いたらどうするの?」
「濡れているじゃない。感じているの。じゃあ、ブラウスの一番上のボタンを二つ外しなさい。そして、これからボールペンを肛門に突っ込むけど取らないこと。学校が終わるまでそのままにしておくのよ。この二つ約束して?」
ユリエは誰かが振り向かないか気が気でないため、その条件を受け入れるしかなかった。
「分ったわ。早くして」
タカ子はボールペンを根元近くまで突っ込むとスカートを下ろした。
ユリエはブラウスの一番上のボタン二つを外すと急いで教壇に戻った。
小テストが終わると逃げるように教室を出て行った。
トイレに行きブラウスの状態を確かめた。
(横から乳首が見えそうだわ。こんな格好で職員室に戻ったら変に思われてしまうわ。
タカ子とレイ子に分らなければいいじゃない)
ユリエは、お尻のボールペンはそのままにしておいたがブラウスのボタンは元に戻して職員室に帰った。
ボールペンがお尻に刺さっているので椅子に座りにくかった。
学校が終わり帰り道でタカ子とレイ子が待っていた。
「ブラウスのボタン、元に戻したわね!」
「えっ?学校が終わるまででしょう。もう帰り道だからいいと思って…」
「うそおっしゃい。職員室で元に戻しているの確かめたんだから」
「ごめんなさい。でも先生方に変に思われても言い訳しようもないもの」
「ちょっと公園に行きましょう」
ユリエはタカ子達に連れられて公園のトイレに入った。
「スカート脱ぎなさいよ」
ユリエが困った顔をしていると、レイ子が言った。
「大丈夫、あたしが外を見張っていてあげるから」
ユリエは思いきってスカートを脱いで下半身ハダカになった。
「ボールペンはそのまま入れておいたのね。じゃあ今回は誓約書を書いたら許してあげる」
タカ子はカバンから落書き帖を出した。
「これに、そのボールペンで『ユリエはタカ子とレイ子のドレイです』って書いてよ」
「分りました。書きます」
ユリエがボールペンをお尻から抜こうとすると、
「ダメ!お尻で書くのよ。せっかくボールペンを突っ込んでいるんだもの」
「そんなこと出来ないわ」
「書き終わるまでスカート返さないわよ。早くしないと誰かが入って来るわよ」
ユリエは仕方なくお尻を動かして書き始めた。
「やっと書けたわね。小学校一年生みたいな字だけど今日は許してあげるわ」
ユリエはお尻の穴からボールペンを抜いた。
それをタカ子が受け取ると、臭いを嗅いだ。
「ああ臭い。ウンチの臭いだわ。そこの手洗いでキレイにしてから返してね」
ユリエがボールペンを洗っている間、二人はユリエのお尻を抓ったり、蜜壷に指を突っ込んだりして喜んでいた。
「ユリエ先生、あそこが濡れているわよ。露出狂なのね?」
(こんな恥ずかしい格好させられたら変な気持ちになってしまうわよ)
洗い終わると、やっとスカートを返してもらった。
「じゃあ、明日からは私達にウソはつかないことね。じゃあまたね」
ユリエは、やっと二人から開放された。
(つづく)


一覧  目次  前話  次話