一覧  目次  前話


『露出奴隷教師ユリエ』

                    作;青空和美

10.エピローグ

10月のある日曜日、二人の結婚式が行われた。
厳かな結婚式が続いていた。
披露宴では、醜男の鈴木先生がどうしてこんな美女と結婚できるのか理解に苦しむといったスピーチが多かった。
鈴木先生の両親も本当に喜んでいた。
披露宴が終わり花嫁花婿が出口に並んで立って来賓の見送りを始めた。
「おめでとう」「ありがとうございます」
「鈴木先生、鼻の下伸ばしちゃって!嬉しそう」
「そりゃ嬉しいさ。まさかユリエ先生と結婚できるなんて思ってなかったからね」
「まだユリエ先生って言ってるの?ユリエって言いなさいよ」
「そうだな。ユリエって呼ぶか!照れくさいなあ」
「ユリエ先生おめでとう。本当に鈴木先生で良かったの?
先生だったらもっとお金持ちでもっと格好いい人と結婚できると思っていたのに」
「鈴木先生が一番よ!本当に幸せよ」
「暑いなあ。火傷しそう!」
タカ子とレイ子が鈴木先生に挨拶をしている。
タカ子が何か小さい物ををバッグから出した。
「これ愛のキューピットよ。大切に持っていてね」
「何だこれ?これが愛のキューピット?笛じゃないのか?」
「ダメ!吹いちゃダメ!」
タカ子とレイ子が同時に叫んだ!遅かった。
隣で花嫁が急に痛がり始めた。
「アア、ダメ。痛い!衣装を脱がして!」
タカ子とレイ子は急いで花嫁を衝立の後ろに引っ張り込み衣装を脱がし始めた。
「早くして!痛くて我慢できない!」
花嫁は真っ裸になってしまった。
新郎が心配そうに入ってきた。
「どうしたんだ?こんな所でハダカになんか…」
「ごめんなさい。わたしが鈴木先生に話してなかったのが悪いの。
その笛を吹くとわたし二時間は何も着れなくなってしまうの。
何かがカラダに触れるだけで、その部分がどうしようもなく痛くなるの」
「二時間も?あと一時間くらいで出発しないと飛行機に間に合わなくなってしまうよ。
今直ぐタクシーで成田まで行くしかないな」
「タクシーには乗れないわ。痛くて何かに座ることも出来ないもの。困ったわ」
「そうだ!ルミさんに相談してみる」タカ子が携帯電話を掛けた。
「何とかなると思うって。すぐにこちらに来るそうよ」
しばらくしてルミが駆け着けてきた。
「ユリエさん、結婚おめでとう!私のせいで酷い事になってしまったわね」
「いえ、そのおかげで、こんないい人と結婚できたんだもの。感謝しているわ」
「この塗料は塗っても痛くならないと思うわ。だから上手にホットパンツとTシャツを
体に描いて出かけたらいいわ。タカ子さん、レイ子さんカラダに塗ってあげて」
新郎・タカ子・レイ子それにルミが絵筆でユリエのボディーにホットパンツとTシャツを描き始めた。
(ああ、くすぐったい!)
気が付くと、いつの間にか衝立が無くなっており披露宴に出席した人達の大部分が好奇心旺盛な顔をして周りでそれを眺めていた。
「ああ、恥ずかしい!見ないで!」
「全裸の花嫁さんなんて始めて見た。顔も美人だけれど体もきれいだな…」
「完璧に描けたとは言えないけど、大勢で周りを囲んで歩いたら分からないと思うわ。
これから駅まで送るけど時間がある人は囲むの手伝って!」
ユリエは多くの人に囲まれながら駅まで行った。
しかし囲んで歩いている人達はジロジロと花嫁のハダカの姿を眺め回していた。
(ペイントだけではオッパイが分かってしまうわ。お尻や前の割れ目も隠せないわ。
やっぱり恥ずかしい)
乳首が立ってきて、下半身がジクジクしてきた。
(ああん、視線を感じるだけでカラダが興奮してきたわ。オシッコが漏れそう。
早く駅に着いて!)
駅に着くと急いでトイレに駆けこんだ。
クリトリスに触れると大きく熱くなっていた。
(アッアッアッアッ。こんな所でオナニーしてるなんて変態だわ。でも我慢できない!)
しばらくしてドアを開けるとタカ子とレイ子がニヤニヤして見ていた。
「先生、トイレでオナニーしていたでしょう」
「えっ、いえ違うわ。おなかが痛くなって…」
「ちょっと確認するわね」
タカ子が下半身を触ってきた。
「あっ、イヤ!」
「やっぱり濡れてるわ。まあいいわ。黙っていてあげるね」
駅からは、新郎・タカ子・レイ子・ルミの四人で囲って電車を待ってくれた。
周りの人達がチラチラと見ている。
ユリエがボディーペインティングしているだけの全裸だと気付いた人もいるようだ。
電車の中ではユリエがドアの前に立ち、その周りを四人で囲んだ。
ただし、チラチラ素肌が見えるので周りの人達は興味深そうに見ていた。
(恥ずかしいわ。早く駅に着いて!)
成田行きの特急に乗り換えた。
指定席だったけれど、座ることが出来ないのでやはりドアの前に立つしかなかった。
空港近くになって、やっと発作が治まり服を着ることが出来るようになった。
「間に合ってよかったわね。新婚旅行楽しんできてね!」
「じゃあ、いろいろとありがとうございました」
二人は搭乗待合室に入って行った。
ユリエは先程までハダカでいた興奮が治まらなくなっていた。
「ねえ、お願い。トイレに行きましょう」
ユリエは男子トイレに人がいないことを確認して個室に鈴木先生を連れ込んだ。
そしてワンピースを脱ぎ全裸になった。パンティは履いてなかった。
「ねえ、お願い。端たない行為だけど我慢できないの。入れて!」
「仕方のない花嫁だな」笑いながらも鈴木先生も先程から興奮していた。
股間からは蜜が垂れていた。
「じゃあ、時間がないから、すぐに挿入するぞ」
「いいわ、早くして」
鈴木先生はズボンを下ろすと、すぐに挿入した。
「ウン、ウン、ウン、ウン、おおー!」
「気持ちいい。いくー!」
ユリエはすぐにエクスタシーに達し下半身が痙攣を始めた。
「ああ、すっきりした。俺は幸せだな」
「ねえ、わたし本当に露出狂になってしまったみたい。ハダカで歩いていたら、頭の中で何かがもっと大勢の人に見られたいって叫んでいたの」
「じゃ、どうせボディーペインティングしてあるんだし、ハダカのまま飛行機に乗るか?」
「ゾクゾクするわ!わたしって超変態ね。でも嫌いにならないで!」
「そうだ、染料もカバンの中に入っているし、新婚旅行中、俺がボディーペインティングしてやるから、ユリエはハダカのままで観光しないか」
「ああ、興奮してきたわ!もう一回して!」
「残念だけれど、もう飛行機に乗る時間だよ。続きは飛行機の中で!」
ユリエはボディーペインティングだけの全裸で搭乗口へ向かった。
(おわり)


一覧  目次  前話