『露出狂を見たか』(中編)
作;ベル
彼女の手さげ袋やコートには何も身元を示すようなものはなかったが
唯一あったのが『部屋のカギ』だった。
もしかして公園のすぐ先に彼女の自宅があり、後はそこに帰るだけで
コートは明日にでも取りに来れば良いのではないか・・・という事態も考えられたが
私は彼女がこのカギを取りに戻って来るハズだと確信していた。
その後、公園の反対側の出口に向かった彼女が
どこまで行ったのか。そして何をしたのか。
後を追いかけるのをやめた私には分からなかった。
もちろん興味はあったが、私の『計画』を実行するためには
彼女が戻って来るまでにやっておきたい事があったからだ。
私はコートのポケットに鍵を入れたまま、さっきまで隠れていた木陰に隠し
空になった手さげ袋だけを元の場所に戻した。
そして手さげ袋を置いた場所と、彼女が戻ってくるハズの出口が
両方とも見える場所にあらためて身を潜めた。
どれぐらい時間がたったのだろう。
きっと10分前後だったと思うが、彼女が再び戻って来た。
彼女は公園を出てからも高いテンションのままだったようで
一糸まとわぬ姿で、裸体を全く隠すことなくごく普通に歩いて戻って来た。
きっと公園を出た後も、誰とも出会わないで済んだのだろう。
今度はそのままコートを隠した植込みに向かった。
しばらくして、彼女が植込みから飛び出すのが見えた。
左手には手さげ袋を握り締め、両手を交差するように胸を隠しながら
明らかに動揺した表情で周囲を見回し
植込みやベンチを行ったり来たりして、必死にコートを探していた。
「そんな所にはないよ、君。コートは公園の外に隠してあるんだ。
コートがなくなるなんて考えもしなかったんだろうね。
でも今もとっても良い顔をしているよ。期待していた通りだ」
私は頃合を見計らって、彼女が私の隠れている植込みの前を通り抜けた直後に声を掛けた。
「何を探しているのですか?」
私が突然植込みから現れたので、彼女は目を丸くして驚き
続いてハッと我に返って、その場にしゃがみ込んだ。
「フフフ。ついさっきまで素っ裸で堂々と歩き回っていたのに、今さら隠さなくたって良いだろう」
「イヤ、見ないで。アッチに行って下さい!」
彼女はしゃがみ込んだまま、いっそう身を縮めて必死に身体を隠そうとした。
「おっ、怖いねぇ。でも虚勢を張るのは止した方がいい。
君の言うとおり、私がこのまま公園を去ってしまったら
きっと君はなくした『コート』を見つけられず
素っ裸のまま自分の家まで歩く羽目になるからね」
「コートって・・・。あなたが隠したのね!返して。すぐに返してよ!」
深夜に大きな声を出せば、周りに気付かれると理解しているのだろう。
彼女は小声で、しかし依然とした態度で私を見上げて睨み付けた。
「馬鹿な女だ!自分の置かれた立場が理解出来ないのか?」
口ではそう言ったが、私はますます彼女のことが気に入った。
「いいか?もう一度だけ言ってやる。
私に虚勢を張るのはやめろ!
コートを返さずに、このまま公園を去ってしまっても良いんだ。
私は何も困らない。困るのは君の方だ!分かったか?」
「・・・」
彼女はようやく観念したのか、泣きそうな顔をしてうつむいた。
私はサディスティックな気持ちになり、ますます彼女のことが気に入った。
「分かったらおとなしく言うことを聞きなさい。さあ、立って」
私は彼女を立ち上がらせ、さっき彼女がオナニーしたベンチに移動した。
彼女は温泉に入る時の手拭いのように、手さげ袋で裸体を隠しながら歩いた。
もちろん手さげ袋では小さ過ぎて、オッパイぐらいしか隠せておらず
『黒い茂み』は露わになったままだ。
私はベンチに腰掛け、手招きして彼女を私の正面に立たせた。
「こ、ココじゃ誰かが来たら、すぐに見つかってしまいます」
「もう見つかっているよ、私にね。
もともと見つかるかも知れないと分かっていて、裸になっているんだろう?」
「許して下さい。まさか本当に見つかるなんて思っていなかったんです」
「ついさっきまで素っ裸で堂々と歩き回っていたのに、今さら何を言っているんだ。
露出狂のくせに恥ずかしいフリなんかするなよ」
私は手さげ袋を掴んで取り上げた。
「イヤッ!」
彼女は再びしゃがみ込んだ。
しかしさっきとは違い、依然とした態度で睨み付けるのではなく
哀願するような眼で私を見上げていた。
「お願いです。もうこんな事はしませんから、コートを返して下さい」
「隠さなくたって良いだろう。さあ、立ち上がって。私に君の裸を見せてくれよ。
コートを返すのは、その後だ。当たり前だろう?」
私は彼女を立たせ『休め』の姿勢を取らせた。
「足は肩幅ぐらいに広げなさい。手は後ろだ、後ろで組みなさい。
それから背筋を伸ばして・・・そうだ、ちゃんと出来るじゃないか」
全裸の女性を従わせる事は、こんなにも興奮するものなんだと初めて知った。
風俗嬢でもココまで従順な行動は取らないだろう。
「じっくりと隅々まで君の裸を見て上げたいんだ。『露出狂』の君のためにね」
さっき彼女がベンチに座った時は横からしか見れなかったが
真正面から間近で見る彼女の裸体は、本当に白く透き通るようで美しかった。
腰骨からお尻にかけた、なだらかなラインを見つめているうちに
思わず彼女の腰に手が伸びてしまった。
「イヤッ、触らないで下さい」
彼女が腰を引いて身をかわすと、私はサッと立ち上がって言った。
「そうか、もうコートは必要ないか。だったらもう帰ればいい。
私はそれでも構わないんだ。
おとなしく言うことを聞けないなら、好きにするがいいさ」
「待って!コートがないと困るんです。・・・ごめんなさい。ちゃんと言うことを聞きますから」
彼女は泣きそうな顔をしながら、私の袖を掴んで離さなかった。
思わず笑みがこぼれた。
自分で自覚したほどだから、彼女の目には悪魔のような顔に見えただろう。
「そうか、じゃあ元の場所に立ちなさい。絶対に声を出すんじゃないぞ」
私はそう言ってベンチに座り、彼女を正面に立たせて『休め』の姿勢にさせると
両手を彼女の腰骨辺りに添えて、ワザとゆっくりとソフトに撫でまわし始めた。
白い裸体は予想以上に柔らかく、温かだった。
「あっ・・・ひっ・・・いやっ・・・ん、んーっ・・・」
彼女は私の愛撫に敏感に反応し、声を堪えながら身震いした。
「感じやすいんだな。それとも裸を見られて興奮しているのか?」
彼女は無言で首を左右に振ったが、身体の方は正直に反応していた。
私は両手を内腿からお尻にかけて何度も行き来させたが
肝心な部分は意識して避けた。
私は彼女の腰に手を伸ばして抱き寄せると、胸の谷間にキスをした。
そして両手で小ぶりのオッパイを内側に寄せ
何度も頬擦りをした後、ツンと突き出した乳首を口に含んで吸った。
「はあぁんっ!・・・やっ・・・やめっ・・・だめぇ・・・」
彼女は初めて声を堪えきれずに喘ぎ
後ろで組んでいた手を放して、私の頭を抱きかかえた。
「乳首を責められるのが好きなんだね?もっといじめて欲しいんだろう?」
さっき木陰で呟いたのと同じセリフを言いながら、私は彼女を胸元から見上げた。
彼女は素直に頷いたが、私は満足しなかった。
私は一旦身体を離し、彼女の目を真っ直ぐに見て言った。
「露出狂のくせに恥ずかしいフリなんかするなよ・・・と言っただろう?
どうして欲しいのか、ちゃんと言うんだよ」
「私の・・・私の乳首を、舐めて下さい」
「それじゃあ不十分だ。
『露出狂女の乳首を、思う存分責め尽くして下さい』
ぐらい言わないと」
「・・・露出狂女の乳首を・・・思う存分責めて下さい」
「責めて・・・じゃない。責め尽くして、だ。もう一度。
『淫乱な露出狂女のイヤらしい乳首を、思う存分責め尽くして下さい』
さあ、言ってみろ」
「そんな・・・。さっきと違います」
「より正確に言い直したんだ。文句を言うな。
『淫乱な露出狂女のイヤらしい乳首を、思う存分責め尽くして下さい』
さあ、ちゃんと言ってみろ!」
「淫乱な露出狂女の・・・イヤらしい乳首を・・・思う存分責め尽くして下さい」
言い終わると同時に、私は彼女のオッパイを両方とも鷲掴みにし
左の乳首にしゃぶり付いた。
「あふっ!・・・ああっ、ソコは・・・ソコは・・・」
彼女は再び私の頭を抱きかかえて身悶えた。
私は口の中に吸い上げた乳首を
舌先で転がしたり、軽く歯で甘噛みしたり
左右の乳首を交互に舐めたりして、言葉通り乳首を責め尽くした。
「本当に乳首を責められるのが好きなんだな?もっといじめて欲しいんだろう?」
「いいっ・・・気持ちイイッ・・・もっと舐めて・・・もっといじめて下さい!」
彼女の方も吹っ切れようで、私の頭を積極的に抱きかかえた。
彼女の性感帯である乳首を中心に責め続ければ
やがてこうなるだろうと思っていたが、期待以上の反応に私も勃起した。
「いいよ、君。さっきよりもさらに良い顔をしているよ。
素っ裸にされて責められるのが好きなんだね?
もっと恥ずかしい姿を見て欲しいんだろう?アクメに達する姿を見て欲しいんだろう?」
恍惚とした彼女の表情を胸元から見上げながら
私は右手をオッパイから離して、彼女の股間に中指を滑り込ませた。
「あっ・・・すごい・・・そんな・・・そんなコトされたら・・・ああーっ!」
初めて触れた彼女のオマンコは、想像以上に濡れていた。
入れた途端にキュッとオマンコが中指を締め付けたが
私はそのままオマンコの中で指を動かすと、淫汁が溢れ出し
右手がすぐにベチョベチョになった。
「あひぃっ!・・・ソコ・・・いいっ・・・イッちゃう・・・気持ちイイッ・・・も、もうっ・・・もうっ!」
彼女は大きく身を仰け反らせてガクガクッと身を震わせた。
「いいよ、君。もう限界なんだろう?私の見ている前でイキなさい!」
私がさらに指を動かすペースを上げると、彼女はあっけなくアクメに達し
そのまま倒れこむように地面にしゃがんでしまった。
【つづく】
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