『露出狂を見たか』(後編)
作;ベル
彼女はフゥーッ、フゥーッ・・・と荒い息づかいをさせたまま
地面にうつ伏せ気味に寝そべったまま、アクメの余韻に浸っているようだった。
地面の砂が汗ばんだ裸体に付くのも気にならないほど、深く達したらしい。
一方私は、彼女の裸体を間近で鑑賞し、淫らな行為を強制した上に
アクメを迎えさせた満足感はあるものの
自分自身が射精していないので、まだ完全燃焼とは言えなかった。
私は彼女を抱きかかえてベンチの上に寝そべらせ
身体中の砂を払ってやった。
すっかり従順になった彼女は、両手をおなかの上に乗せたまま
されるがままになっていた。
私は彼女の足元に回り込み、両足首を掴んで押し上げ
ベンチに寝そべらせたままM字開脚の姿勢をとらせた。
黒く茂った陰毛と対照的に
ピンクのオマンコがパックリと左右に広がって露わになった。
「どれ、大切な所に砂が付いていないか見てやろう。自分で膝を押さえなさい」
産婦人科の医師に従うように、彼女は私の言うとおりにした。
彼女は全く無駄毛の処理をしていないようだった。
オマンコから溢れ出た淫汁が
アナルの周りの陰毛にもまとわり付き、艶やかに光っていた。
「どうですか?」
「砂のことかい?それとも君のオマンコのことかい?」
私が彼女の方を見てからかうと、彼女は目を伏せて首を左右に振った。
「露出狂のくせに恥ずかしいフリなんかするなよ・・・と言っただろう?
どうして欲しいのか、ちゃんと言うんだよ」
さっきとは違い、やさしく言ってやった。彼女はうなづいて答えた。
「私のアソコを・・・オマンコを見て下さい」
「だいぶ分かってきた様だが、それじゃあまだ不十分だ。
『露出狂のイヤらしいオマンコに、砂が付いてないかよく見て下さい』
ぐらい言わないと」
「露出狂女の・・・グチョグチョに濡れたイヤらしいオマンコに・・・
砂が付いてないか・・・奥までよく見て下さい」
彼女はすっかり従順になっていた。
「ちゃんと言えるじゃないか。私の指示以上に、正確な『おねだり』だったぞ」
私は彼女の希望どおり、彼女の大陰唇に指を添えて
さらにオマンコを広げ、淫汁の匂いを吸い込みながら
顔を近付けて隅々まで見てやった。
「こんなにオマンコをじっくり見られるなんて、初めてです」
彼女は微笑んで言った。
「君は見られるのが本当に好きなんだね。
砂を払った時も、オマンコを広げた時も
愛撫にならないように触れたつもりだが
クリトリスがこんなに硬くなって突き出ているぞ」
私は両手の親指をクリトリスに添えて、ピンクの先端を剥き出しにさせた。
淫汁にまみれた艶やかなクリトリスを見ているうちに
私も再び興奮し、そのまま舌先でクリトリスを舐めてやった。
「あっ・・・ひっ・・・いいっ・・・気持ちイイーっ・・・」
M字開脚の姿勢のまま、彼女は小刻みに身体を震わせた。
私はそのままクリトリスに吸い付き、彼女の太ももに手を添えて
オマンコに顔をうずめながら舐め回した。
「君のオマンコの味がするよ。舐めても舐めても淫汁が溢れ出てくるぞ。
なんてイヤらしいオマンコなんだ」
私は顔がベチョベチョになるのも構わず、舐め回し続けた。
「イイっ・・・オマンコ、いいの・・・もっと舐めて・・・オマンコ舐めて・・・」
彼女自身も両手の指先で、左右の乳首を摘んだり引っ張ったりし始めていた。
彼女のオマンコが何度もキュッと収縮したのを見届けた私は
突然、舐めるのをやめて身体を離した。
「えっ・・・なぜ?」
彼女は当惑した様子で私を見上げながら哀願した。
「やめないで・・・もっとして下さい」
「自分が気持ち良ければ、私も満足すると思ったのか?」
私はベルトを外しながら答えた。
「今度は君が私を気持ち良くする番だ。当然だろう?」
私は彼女を起こしてベンチに座り直させ
ズボンとトランクスを一気に下ろして、勃起したペニスを突き出した。
彼女は安堵した笑顔を見せてうなづき
前屈みになって私のペニスに右手を添え
口を大きく開けて亀頭を丸ごと咥えた。
「んむっ・・・くっ・・・むっ・・・むぐっ・・」・
彼女のフェラチオはぎこちなく、時々むせ返ったりもしたが
丁寧に懸命に舐めてくれた。
私にとっても待望の刺激だった。
深夜とは言え、ズボンを足首まで下ろし
私自身も野外で下半身を露出させているのだ。
しかも勃起したペニスを咥えているのは、素っ裸になった若い女性だ。
たちまち興奮が高まって
「このまま彼女の口に中で果ててしまおうか」
と思った時、彼女の方が気配を察したのか、フェラチオをやめて口を離した。
「えっ・・・なぜ?」
今度は私が当惑した様子で彼女を見下ろしながら哀願した。
「続けてくれ・・・もう少しでイケそうなんだ」
「貴方はさっき、こう言いました。
『自分が気持ち良ければ、私も満足すると思ったのか?』って」
彼女はベンチから立ち上がりながら答えた。
「私は今までもコート一枚で繁華街を歩いたり
全裸になって深夜の住宅地を歩いたりして、露出プレイを楽しんでいました。
でも今夜は初めて人に見つかってしまいました。
そういう可能性があるとは分かっていましたが
まさか本当に見つかるとも思わず
もし見つかっても走って逃げればいいと思っていたのです。
それがコートを隠されてしまうだなんて、考えもしませんでした」
彼女は恍惚の笑みを浮かべて、私の目をまっすぐ見ながら話した。
「貴方に『自分の置かれた立場が理解出来ないのか?』と言われた時には
気を失いそうなくらいショックでした。
恥ずかしさと後悔が入り混じり、消えてしまいたい・・・と心から思いました。
でも貴方は『露出狂のくせに』とののしりながら
私に今まで経験したことのない快感を与えてくれました。
私はアクメを迎えながら思いました。『この出会いこそ運命なんだ』って」
彼女は私を見つめたままベンチを離れ、公園の街灯に向かって歩いた。
私もズボンをずり上げながら、その後を追った。
「私、この運命を受け入れます。お願いします。私のご主人様になって下さい。
私は貴方の忠実なしもべとして、貴方の望む所で望むままに裸を晒します。
もし私の申し出を受け入れてくれるのなら、私と『契り』を結んで下さい」
そう言って彼女は、唯一身に着けていた黒いブーツを脱いだ。
完全に一糸まとわぬ全裸になった彼女は
街灯に両手を添えて肩幅ぐらいに足を広げ
私の方に向けてお尻を突き出した。
街灯に照らされた白い柔肌はとても美しかった。
性交以外の行為を一通り終え、お互いの性器を舐め合った彼女を
今さら拒む理由があるだろうか?
私は彼女との契りを結ぶため、彼女の背後に立って
ズボンとトランクスを一気に下ろして片足を抜くと
彼女の腰に両手を添えて、勃起したペニスを彼女のオマンコに突き入れた。
「ああーっ!」
彼女は喘ぎ声を堪えることなく、深夜の公園で快楽の悲鳴を上げた。
彼女のオマンコが私のペニスを締め付け、まとわり付く様に吸い付いた。
「私の・・・申し出を・・・受け入れて・・・ご主人様に・・・
なって・・・くれる・・・の・・・ですね・・・」
彼女はバックから突き上げられ、身悶えながら振り返って確認した。
「露出狂の・・・くせに・・・ご主人様に・・・なって・・・くれだと?」
私も腰を振りながら応じた。この時、虚勢を張っているのは私の方だった。
意識を保たないと一気に達してしまいそうなぐらい
彼女のオマンコは気持ち良かった。
野外SEXという状況のせいもあるが
これまでの行為で、私の方が彼女の裸体に魅了されてしまったのだ。
もし逆に彼女が「これからは忠実なしもべとして、私に従いなさい」と言ったとしても
私は彼女の申し出を受け入れてしまっただろう。
「あっ・・・ひっ・・・いいっ・・・気持ちイイーっ・・・
ご主人様・・・こんなの・・・初めてです・・・もっと・・・もっと犯して・・・私を犯して下さいっ!」
彼女は街灯にしがみ付いて、かろうじて姿勢を保っていた。
私も必死に腰を振り、パンッパンッと彼女のお尻に下半身を打ち付けた。
「ううっ・・・もう、限界だ・・・いくぞ・・・中に出すぞ!」
「出して・・・全て・・・私の中に・・・ああっ・・・イッちゃう・・・
ご主人様・・・イクッ・・・イクうぅーっ!」
私と彼女は歓喜の喘ぎ声を発して身をガクガクッと震わせ、ともにアクメを迎えた。
二人揃ってひざまづいてしまった時、私たちの身体を懐中電灯が照らし出した。
目を細めて見ると、警官が二人立っていた。近所の誰かが通報してしまったらしい。
彼女は警官の用意した上着を羽織らされ、私たちは別々のパトカーに乗せられた。
別々に取調べを受けたので彼女の様子は分からなかったが
私は彼女の恋人だと言い張った。
もっとも彼女の名前も住所も答えられなかったので、一晩留置所に泊められたが
翌日、事件性はないとして釈放された。
*** *** ***
釈放された日の夜、私は再びあの公園を訪れた。
深夜まで待ちきれず、少し早めに出掛けてしまったが
「きっと彼女も来るはずだ」と信じていた。
数時間後、ちょうど昨夜と同じ頃、彼女が現れた。
昨夜と同じく、黒いコートに黒いブーツを履いた彼女は
私を見つけると駆け寄ってきて微笑んだ。
「やっぱり来ていてくださったのですね、ご主人様」
私はこの言葉を聞いて、いとおしさのあまり彼女を抱きしめた。
「私、運命を受け入れて、本当に良かったです。
私は貴方の忠実なしもべとして、貴方の望む所で望むままに裸を晒します。
あらためてお願いします。
『露出狂』の私ですが、どうかご主人様になって下さい」
彼女はそう言って深くお辞儀をした後、身体を起こしてコートを広げた。
期待通り、コートの下は素っ裸だった。
「君との『契り』はもう交わしたハズだが(笑)?」
私はコートの隙間に手を伸ばし、彼女の乳首を摘みながら応えた。
「しかしまだ不足というなら、今夜は邪魔の入らないところでじっくりと楽しみたいね。
ところでまだ聞いていなかったな、君の名前は?」
【おわり】
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