『自己啓発セミナー』中編
作;ベル
5
「先生。お荷物をお預かりします(笑)」
男性店員は篠田先生が脱いだ服を次々に受け取っていった。
「汚さないでね。そのスーツとブラウス、新調したばかりなのよ」
篠田先生の引き締まった身体が次第に露わになり
あっという間に下着だけの姿になった。
菅野さんの下着に比べると布地の面積は大きいものの
レースになっている部分が多く
ちゃんと隠れている面積はむしろ菅野さんより少ないくらいだった。
「やっぱり先生はそういう姿の方が似合っていますね(笑)」
「コラ、人を露出狂みたいに言わないの!」
篠田先生はそのまま食料品コーナーに行き
一番大きなバナナをもぎ取ると口に咥えたまま戻って来た。
そしてバナナを胸元に挟み直した上で、乳房を左右から寄せ
顎を引きながら先端に唾を垂らした。
「チンポコ大好き。キンタマ大好き。だからフェラチオも大好きよぉ!」
篠田先生は男性店員と店長を交互に見つめながら
舌先を伸ばしてフェラチオを連想させるように動かして見せた。
「先生、サイコー!超エロ格好イイっす!」
「スーツ姿も良かったが、やっぱり先生はその姿の方が似合っているよ」
店長と男性店員は手を叩いて歓声を上げ
戸田さんはシャッターを切り続けた。
「こんなイヤらしい課題を簡単にやってのけるなんて」
私の、いいえ店にいる全員の目は篠田先生に釘付けになっていた。
興奮で心臓がドキドキし、アソコから愛液が溢れ出てくるのが分かった。
深田さんと阿部さんは大きくなったアレが
パンツの生地を内側から押し上げているのが分かるほどだったし、
浅生さんのパンティーにも染みが出来ていた。
「次は男性の方の課題ね。緒方くん、江原さんを呼んでおいてくれる?」
篠田先生はバナナをレジに置くとそのまま雑誌コーナーに行き
ちょっとだけ考えた後、一冊の雑誌を手に取って戻って来た。
『魅惑の女教師2 いけないコト教えてア・ゲ・ル』という雑誌だった。
ちょうど同じ頃、店の奥から30歳前後の女性店員が現れた。
「何よ?また『マニアックスクール』の野外授業なの?
篠田先生もホント、露出好きよねぇ(笑)」
女性店員は苦笑いしながらも、篠田先生から雑誌を受け取った。
「その雑誌で一番過激なページを選んでくれますか?」
「そうねぇ。私の好みで言えば・・・コレかな?」
封を切った雑誌をめくりながら女性店員が選んだのは
女教師が数人の生徒の前で足を開き
生徒にマッサージ器を押し当てられている場面だった。
「江原さん、グッドチョイスです。ストライクです!」
男性店員は笑いながら歓声を上げた。
このままグラビアページを開いて会計し
「おまんこ大好き」「せっくす大好き」と言えれば、
全ての課題は終了する・・・ハズだった。
しかし女性店員は篠田先生にこう言った。
「ねぇ先生?ベーシックステージの課題じゃ
先生には物足りないでしょう?
このページと同じ事をココでやって見せてよ」
「えっ?ココで?」
私が篠田先生の方を向くと、さすがに先生も戸惑っている様子だった。
「雑誌の女性は着衣のままだけど、篠田先生なら下着姿でも出来るわよ。
それともマニアックスクールの常任講師でも無理かしら(笑)?」
店が協力的とはいえ、貸し切りにしている訳ではないから
いつ別のお客が来てしまうとも限らないのに、
そこまで出来るハズがない。
女性店員もそれを承知で篠田先生を挑発しているのだ。
「出来ないの?やっぱり先生でも出来ないの?
先生のスクールのスローガンは
『ためらうな!実行せよ!』じゃなかったっけ(笑)?」
女性店員は意地悪く笑った。
「当たり前じゃない。いくら何でもそんなの無理よ」
私だけでなく、店にいる全員が思っていた。
「・・・いいわ。私の『覚悟』を見せて上げましょう。
店長と緒方くんは、こちら側に来て生徒役をお願いします」
篠田先生はさっきレジに置いたバナナを店長に手渡すと
レジの上によじ登り、クルリと向きを変えて足を広げた。
「おおーっ!」「すごい。先生、すごい!」
「先生、サイコー!超エロ格好イイっす!」
4人の男性はレジの前に詰め寄った。
戸田さんも躊躇することなく、一歩下がってカメラを撮り続けていた。
「ちょ、ちょっと本気?」
篠田先生の行動に、課題を出した女性店員の方が戸惑っていた。
「泉さん、アレ見て。先生、すごく濡れているわ」
「みんな、よく見るのよ。私の姿を、私の覚悟を!」
篠田先生のパンティーにはすでに大きな染みが出来ていた。
「ほ、本当にいいのかね?」
言葉とは裏腹に、店長は高揚した表情で
バナナの先端を篠田先生の股間に押し当てた。
「ダメよ、店長・・・それじゃ私の覚悟が伝わらないわ」
篠田先生は自分から腰を浮かせ、さらに激しくするように促した。
「店長、もっと押しつけてやらなくちゃ。先生をイカせるつもりで!」
興奮した男性店員は、レジの上をバンバン叩いて店長をあおった。
「やるからには、中途半端じゃ意味がないわ。
あっ、ソコ・・・そう、そうよ・・・その調子よ。
店長、イイわ・・・お、オマンコ・・・オマンコ大好き!
オナニー大好き。セックス大好き。オマンコ大好き、大好きぃ〜!」
篠田先生はバナナを押し付けられる度に
イヤらしい言葉を何度も繰り返した。
その時、親子連れのお客がコンビニに入って来た。
「お母さん、アレ何しているの?」「きゃあ!」
レジは入口のすぐ近くだったから、篠田先生の姿はまともに見られたし
下着姿の私たちも一緒に見つかってしまった。
「みんな頭がおかしいの。目を合わせちゃダメよ!早く行きましょう」
親子連れのお客は逃げるように店を後にした。
「見られた!先生も私たちも!」
私は恥ずかしさで気が遠くなりそうだった。
しかし戸田さんはその間も中断せず、一部始終をカメラに撮り続けた。
「どうですか?出来ない理由を並べるのは
自分の中の『覚悟』が足りないからだと証明出来たかしら?」
やり遂げた篠田先生にそう言われて、私たち受講生は頷くしかなかった。
「まいったわ。本当にやれるとは思わなかったもの(苦笑)」
女性店員も呆れ顔で微笑んだ。
「皆さんはきっと今までないくらい恥ずかしかったと思いますが
私だって恥ずかしくない訳じゃないんです。
でも恥ずかしさや世間体に惑わされず
どんなことにも立ち向かえる『覚悟』があれば、
決めたことを成し遂げる『強さ』が身につき
自分の才能を引き出す事が出来るようになるんです。
覚悟なき自己啓発などあり得ません!」
篠田先生はレジから降り、私たち一人ひとりに話し掛けた。
「さて、買い物リストの課題は私がやってしまったので
皆さんには揃って教室に戻るためのあらたな課題をやってもらいます。
講師の私にココまでやらせた以上、イヤとは言わせません」
「いったい何をすればいいんですか?」
「まずこの場で残りの下着を脱いで、このカゴに入れて下さい。
素っ裸になる代わりに身体を隠しても良い事にしましょう」
篠田先生はコンビニの買い物カゴを私たちの前に突き出した。
私たちは言うとおりにするしかなかった。
下着もネックストラップもカゴに入れ、靴だけ履いた素っ裸の受講生。
私は恥ずかしさで気を失いそうだった。
「篠田先生ならまだしも、生徒まで素っ裸になっちゃうなんて
『マニアックスクール』の露出好きにはあきれるわ(笑)」
女性店員は苦笑いしながら店の奥に引き上げた。
しかしここで、もう一つ予想外の事が起きた。
浅生さんがゆっくりと両手を下ろし、身体を隠さなくなったのだ。
小柄の可愛らしい容姿に似合わない、大きな乳房と乳輪が露わになった。
もちろん股間も隠さなくなり、薄い陰毛も丸見えになった
「え、何?なんで?」
「どうしたの?」
「私、どうしてもこのセミナーで生まれ変わらなくちゃいけないの」
そう言いながら彼女は戸田さんの方を向いた。
もちろん戸田さんは遠慮なくその姿をシャッターに収めた。
「先生。どんなことにも立ち向かえる『覚悟』があれば、
決めたことを成し遂げる『強さ』が身につくんですよね?」
「ええ。あなたがこのセミナーに参加した理由が何であれ
その覚悟があれば、あなたの望む『新しい自分』になれるわ」
篠田先生は真剣な目で応えた。
「お、俺も・・・俺にも生まれ変わらなくちゃいけない理由がある」
「僕だって、このセミナーで結果を出さなくちゃいけないんだ」
続いて深田さんと阿部さんも両手を下ろし
勃起したオチンチンを露わにした。
次々と仲間が身体を隠さなくなり、私はうろたえた。
「泉さん。あなたはどうするの?もう十分だと思っているの?」
「私、私にも・・・自分を変えたい気持ちがあるんです」
気がつくと私も両手を下ろし、戸田さんの方を振り返っていた。
「裸になることで自分を変える『覚悟』が身につくなら
私、どんな姿を撮影されても構いません!」
私は戸田さんが構えるカメラのレンズを正面から見据えた。
「あなた達の想い、たしかに見届けました!」
篠田先生はそう言うと、その場で下着を脱ぎ始め
買い物カゴに靴以外の全て放り込んで、私たちと同じ全裸姿になった。
篠田先生の裸は想像以上に整っており
同性から見ても綺麗なモデルのような身体つきだったが
陰毛は剃っているのか全く生えてなかった。
「先生、マジ最高!極上にエロ格好イイっす!」
興奮した男性店員は、レジの上をバンバン叩いて再び歓声を上げた。
「緒方くんの思惑以上の展開になっちゃったわね。
レギュラーステージの担当でもないのに全裸になるなんて
滅多にない事だけれど、でも生徒に応えるのも担当の役目だから」
こうしてセミナー関係者は戸田さん以外、全員が素っ裸になった。
もちろん彼は篠田先生の身体もカメラに撮り続けた。
ふと気がつくと、戸田さんも勃起していた。
「ではこれから全員揃って教室に戻ります。
途中で誰かに見つかっても身体を隠さないことにしましょう。
もちろん私もそのルールに従います」
「どうせなら誰かに見つかるまでエントランスに入らない
というルールにしませんか?
コチラから手を振るとか、声を掛けたりして
相手に気付いてもらえたら帰れる、というのはどうでしょうか?」
戸田さんの提案はとんでもない内容だったが
すでに覚悟を決めた私たちは、その提案を受けれた。
「どうしますか?今のルールでいいですか?」
「はい!」「やります!」「私も!」「やり遂げます!」
完全に吹っ切れた私たちは、誰もが口を揃えて応えた。
「今回のベーシックステージはすごいメンバーばかりっす!
こんな状況なのにお客が誰もいないのが残念なくらいっす!」
「下着姿も良かったが、やっぱり先生は素っ裸が一番だよ。
滅多にそこまで脱がないのに、もう行ってしまうのかい?
また来ておくれよ。きっとだよ?」
店長と男性店員は名残惜しそうに私たちを見送った。
6
店を出る時、戸田さんは一人先に出て
私たち全裸集団の露出風景を進行方向(=正面)から撮影し続けた。
コンビニの出口からスクールの入口まではたいした距離ではなかったが
前後左右どこからでも見られる場所での全裸露出は
店内よりもさらに緊張が高まった。
しかし同時に解放感や爽快感に似た感情も湧き上がっていた。
それは浅生さんや阿部さんたちも同じようで
周囲をキョロキョロ見回しながら、誰も身体を隠そうとしなかった。
「こんなに恥ずかしいのに・・・私、どうしちゃったの?」
高揚した気分になっている自分に戸惑いながらも
私の中に『覚悟』とは違う何かが芽生えはじめたのを感じた。
幸か不幸かスクールの入口まで誰にも会わずたどり着いてしまったが、
誰かに見つかるまでエントランスに入らないルールのおかげ(?)で
全裸露出は続けられた。
「泉さん、素肌に風が当たるって気持ちイイね」
浅生さんは嬉しそうに微笑み
私と手をつなぎながら戸田さんに向かってピースをした。
「浅生さんも泉さんも乳首がツンと突き出していて、とっても可愛いよ」
戸田さんは笑顔を見せながらカメラを構え続けた。
「俺たちも一緒に撮ってもらっていいかな?」
私たちの左右に深田さんと阿部さんも並び
手をつないだり肩を組んだりして何枚も写真を撮ってもらった。
実は平静を装いながらも、この時の私はかなり興奮していた。
お互い身体を隠す事をやめたせいで仲間意識は強くなったが、
男性二人の裸を間近に見ることは今までなかったし
どうしても勃起したオチンチンに目が行ってしまっていた。
「深田さんのアレ、すごく長くない?阿部さんのは太くって毛深いよぉ」
次第に私は、自分が裸を見られる事より
オチンチンを見ている事に気付かれないか心配になっていた。
唯一の救いは、浅生さんも同じ様子だった事だ。
「あっ。誰か来るぞ!」
ふいにカメラを覗き込んでいた戸田さんが
私たちのはるか後ろに人影を見つけた。
「えっ?」「どこどこ?」
「男か?それとも女?」
「両方みたいだ。学生服みたいだから高校生じゃないか?」
和みつつある雰囲気が一気に変わり、緊張がはしった。
ここでようやく、私たちから距離を置いて立っていた篠田先生が
そっと私たちに近付いてささやいた。
「ちゃんと出来ますね?
コチラから手を振るとか、声を掛けたりして
相手に気付いてもらうんですよ?」
すでに気分が高揚していた私は、大きく頷くと
誰より先に遠くの人影に手を振っていた。
「あっ、私たちに気付いたみたいですね。高校生でしょうか?」
「男女2人ずつの4人組だね」
「引き返すと思ったけど、どんどんコッチに来るよ(苦笑)」
女の子たちは男の子たちの後ろ側に隠れながらも
彼らはコチラに向かい続けていた。
「このままだと見つかってしまうのよ?丸見えになってしまうのよ?」
私の頭の中では残された理性が最大限の警鐘を鳴らしているのに
私の身体は建物の入口から少しずつ離れ、道路の中央へと歩き出した。
他の3人にも同じように何かが芽生えていた様で
高校生たちの行く手を塞ぐように、私の後ろに続いて道路に並び始めた。
彼らが近付くにつれて、相手の表情も良く分かってきた。
興味と軽蔑が入り混じった『好奇の視線』が身体に刺さるような感覚。
「ああっ、見られている。知らない人が素っ裸になった私を見ているわ!」
その瞬間、私は自覚してしまった。
「私は見て欲しいんだ。恥ずかしい姿を見られたいんだ」と。
ふと後ろを振り返ると
浅生さんが恍惚とした表情を浮かべているのが見えた。
「きっと今、私も同じ顔をしているのね。
そしてきっと浅生さんも、私と同じぐらい興奮しているんだわ」
4人組が私たちの近くまで来た時には
私のオマンコから溢れ出した淫汁が内股を濡らし、
艶やかに光る陰毛が肌に張り付いていた。
4人組の先頭を歩く男の子がコチラを見ながら通り抜けようとした時
私たちの後ろにいた篠田先生が彼らに声を掛けた。
「ねえ、君たち。現代アートに興味ある?
私たちと一緒に写真に写ってくれないかな?」
「アート?ああ、芸術活動だったんだ。露出狂かと思った(笑)」
リーダーと思われる男の子が笑顔を見せたので
他の3人も少しは警戒心が弱まった様だった。
街中で裸になっている理由としてはやや強引な気もしたが
カメラマンの戸田さんも一緒にいたので、納得したらしい。
「今回のテーマは『日常の風景と人間の本能』なの。
どう、ちょっとだけ時間ある?」
「私たちは裸になんてならないわよ!」
男の子たちの後ろ側に隠れた女の子が、篠田先生に向かって叫んだ。
「もちろんそれでいいわ。君たちは『日常の象徴』なんだから。
でも私たちは『本能の象徴』だがら
勃起した性器や乳首を晒したままなのは承知の上って事でヨロシクね」
篠田先生はリーダーの男の子に歩み寄って、しっかりと握手した。
「じゃあ決まりだな。その先に袋小路があるから、そこで撮影しよう。
近所の住民に気付かれると騒ぎになるから、大声は出さないでくれよ」
そう言って戸田さんは私と浅生さんの肩をポンッと叩き
私たちだけに小声でこう続けた。
「男の子と手をつないで、仲間の女の子と引き離してくれ。
大丈夫。君たちが積極的になれば、拒んだりする男なんていやしないよ。
想定外の展開だが、今回は運が良い。流れが良い方に向いているよ」
戸田さんは嬉しそうに微笑んだ。
「泉さん。私はリーダーの男の子にするね。背の高い人が好みなの(笑)」
浅生さんは男の子に近付くと、自分から声を掛けた。
講習ではほとんど話さなかった浅生さんが、すごく積極的になっていた。
「あなたの名前は?」
「谷木です。こっちは矢口。
向こうの男が椎名で、メガネを掛けた女の子が田辺です」
「谷木くんは矢口さんと付き合っているの?」
「いや、コイツはマネージャーで・・・」
「じゃあ遠慮しないでイイわよね?」
言い終わる間もなく、浅生さんは自分から腕を組んで
谷木くんに胸を押し付けるようにしながら歩いた。
「ち、ちょっと待って」
後ろ側に隠れていた女の子:矢口さんが戸惑う間もなく
阿部さんが素早く掛け寄って、矢口さんと手をつないだ。
もちろん阿部さんは勃起したままだった。
「ゴメンね。急に撮影に参加してもらっちゃって。
でも芸術のためには、恥ずかしいなんて言ってられないんだ。
こんなナリだけど、よろしくね」
「えっ?は、はい。コチラこそ・・・」
どうにか阿部さんの挨拶に応えた矢口さんだったが
彼女はもう阿部さんのオチンチンから目が離せなくなっていた。
「私も浅生さんに負けていられないわ」
私はもう一人の男の子:椎名くんに近寄った。
「私も外の撮影は今日が初めてなの。
芸術なんだから裸になるのはしょうがないと割り切っているけど
もし誰かに襲われそうになったら守ってくれる?」
私は浅生さんを真似て腕を組んだ。
「も、もちろんですよ。僕、こう見えて柔道初段なんです」
身体は小柄だが純情そうな彼を見て、私はさらに胸を押し付けた。
素っ裸なのに自然と初対面の男の子にこういう事が出来るなんて
今までの私には考えられない行動だった。
「あ、あの・・・胸が当たってますけど?」
「素っ裸になっている私にとっては、このくらい大した事じゃないわ。
あなたが嫌なら手をつなぐだけでも良いけれど、どうする?」
「イヤだなんて、そんな・・・」
顔を真っ赤にしながら戸惑う彼が愛おしくなり
私は彼にだったら身体を触られても良いとさえ思い始めていた。
いつの間にか深田さんももう一人の女の子:田辺さんと手をつなぎ
積極的に自分のオチンチンを見せつけていた。
「勃起した性器こそ『本能の象徴』なんだ。
現代アートは前衛的で理解されにくい芸術なんだけど
良い作品になるよう協力して欲しい。頼むよ」
深田さんは芸術という大義名分を交えながら
時折、つないだ手をオチンチンに引き寄せているようで
田辺さんが悲鳴交じりの声ではしゃぐのが何度も聞こえて来た。
7
袋小路に到着すると、篠田先生は素っ裸のまま
現代アートの芸術家のように次々と指示を出した。
最初は私たち受講生と学生が交互に並んで整列した様子や
彼らが持っていたカバンや文房具で私たちの性器を隠してもらう様な
シュールな芸術的写真を何種類か撮影した。
「そろそろ慣れて来たかしら。では少し大胆な作品に挑戦しましょう」
篠田先生は浅生さんを手招きし、谷木くんの前に立たせた。
「じゃあ彼女の背後から手をまわして、オッパイを隠してくれる?」
「えっ?手ブラって事ですか?」
「そうよ。察しが良くて助かるわ。
なるべく身体をギュッと密着させて・・・、こんな感じでね」
篠田先生は浅生さんの両脇から手を差し込むと
彼女の乳房をグッと鷲掴みにした。
「ただオッパイが隠れているだけじゃなく
日常と本能が融合している感じを表現して欲しいの。分かる?」
「は、はい!」
谷木くんは先生の指示されるままに、浅生さんの乳房を触り始めた。
「違う違う。融合している感じって言ったでしょう?
モデルに遠慮しないで、もっとしっかり『融合』を表現してくれないと」
谷木くんは興奮した表情で、浅生さんの乳房を揉み続けた。
「あっ・・・くっ・・・んんーっ・・・」
浅生さんも為すがままに身体を預けて、谷木くんの愛撫を受け入れた。
「今までの撮影は『隠す』だけだったのに・・・」
素っ裸のまま野外で谷木くんに乳房を揉まれる浅生さんの姿は
芸術活動という枠を超えはじめていた。
おそらく全員が撮影現場の空気が変わっていくのを感じていた。
「じゃあ向こうにいる浅生さんたちが隠れない位置で
もう一組、ポーズをお願いします」
篠田先生は阿部さんを手招きし、矢口さんの前に立たせた。
「あなたは両手で彼のオチンチンを隠してくれる?」
「えっ?私たちも『融合』を表現するって事ですか?」
「そうよ。あなたも察しが良いのね。
しっかりとそれでいて包み込むような、・・・こんな感じよ」
篠田先生は阿部さんのやや右側でしゃがむと
両手でマイクを握るように、彼の男根をグッと握りしめた。
「オチンチンが全て隠れないなら、先っちょだけで良いから。
顔もちゃんとコチラに向けて欲しいの。分かる?」
「え、ええ!」
恥ずかしさから、視線を向けながらも顔はそむけていた矢口さんだったが
篠田先生に指示されてようやく顔を向け、阿部さんの男根を触り始めた。
「そうそう。あなた、とっても上手よ。
モデルに遠慮しないで、やさしく撫でるように『融合』を表現して」
矢口さんは顔を真っ赤にしながら、阿部さんの男根を撫で回した。
「おっ・・・ふっ・・・ううーっ・・・」
阿部さんも為すがままに身体を預けて、矢口さんの愛撫を受け入れた。
「いいわ。とても良い作品になりそう。
戸田さん。いろんな角度から2組の『融合』を撮り続けて!」
言われるまでもなく、戸田さんは2組の表現者を撮影し続けていた。
「イイ意味で緊張感が高まってきたわね。
ではあとの4人はコチラ側に場所を移して、次の作品に挑戦しましょう」
篠田先生は深田さんを手招きし、田辺さんの前に立たせた。
「あなたは右手だけで彼のオチンチンを隠してくれる?」
「えっ?それじゃほとんどが見えてしまいますよ?」
「いいのよ。先端さえ隠せていれば、隠したことになるのよ。
下着や水着だって、最後まで隠しているのは先っぽだけでしょう?」
篠田先生は深田さんのやや左側でしゃがむと
握手でもするかのように、彼の亀頭をグッと握りしめた。
「オチンチンが全て隠れないなら、先っちょだけで良いから。
視線もちゃんとコチラに向けて欲しいの。分かる?」
「でも、私。こんなになっている男の人なんて触ったことないです」
さすがに田辺さんも、亀頭を指示されるままに触ることは出来なかった。
「あなた以上に深田さんの方が恥ずかしいのよ。
モデルのためにも、やさしく撫でるように『融合』を表現して」
田辺さんも矢口さんと同じく、顔を真っ赤にしながら
ゆっくりと深田さんの亀頭を撫で回した。
「むっ・・・ほっ・・・ぬうーっ・・・」
深田さんも為すがままに身体を預けて、田辺さんの愛撫を受け入れた。
「じゃあ向こうにいる深田さんたちが隠れない位置で
最後の一組もポーズをお願いします」
篠田先生は私を手招きし、椎名くんの前に立たせた。
そして私に植え込みの段差に右足を載せ
両手で髪をかき上げる仕草をするように指示した。
「じゃあ彼女の背後から手をまわして、オマンコを隠してくれる?」
「えっ?手ブラじゃなく?」
「違うわよ。それじゃさっきと同じ画(え)になってしまうわ。
同じ物が2つとないから『芸術』なのよ。
指先がちょうど陰毛の生え際に届くくらいまで・・・、こんな感じでね」
篠田先生は私の後ろ側にしゃがみ込むと
私の股間に手を差し込んでピタッと密着させた。
「ただオマンコが隠れているだけじゃなく
今までの誰よりも融合している感じを表現して欲しいの。分かる?」
「でも、そんなの無理です。僕、今までキスだってしたことないのに」
椎名くんも、オマンコを指示されるままに触ることは出来なかった。
「じゃあキスをした後ならイイの?」
私は椎名くんの方に歩み寄って、そのまま抱きついた。
私も浅生さんと同じく、自分でも驚くくらいに積極的になっていた。
「芸術だからって、裸になるのはすごく恥ずかしいのよ。
でもあなただったら私の大切な部分に触れても構わないわ」
まさかこんなセリフが私の口から出てくると思わなかったが
私は椎名くんの首筋に手をまわして、そのままキスをした。
「うっ・・・んむっ・・・」
何度もキスを繰り返すうちに、椎名くんの力が次第に抜けていった。
「私に遠慮しないで、あなたと私の『融合』をカメラの前で表現して!」
私が植え込みの段差に右足を載せ
後ろを振り返りながら何度か髪をかき上げる仕草をすると、
彼は私の背後から股間に手を伸ばし、ゆっくりとオマンコを撫で回した。
「んっ・・・くっ・・・んふうーっ・・・」
私も為すがままに身体を預けて、椎名くんの愛撫を受け入れた。
「いいわ。とても良い作品になりそう。
戸田さん。いろんな角度からみんなの『融合』を撮り続けて!」
言われるまでもなく、戸田さんは4組の表現者を撮影し続けていた。
日中の行き止まりの袋小路で、私たち受講生は素っ裸のまま
初対面の学生たちに性器を愛撫され
必死に声を押し殺しながら身悶えていた。
お互いの姿が見えているので、興奮は高まっていくばかりだった。
近所の住民に気付かれて大騒ぎになるのだけはどうしても避けたかったが
私はそれ以上に、椎名くんが愛撫をやめてしまう事の方がイヤだった。
椎名くんは私の願望を察したかのように
少しずつ指先をワレメに押し込むようになり、
やがて中指が膣穴の中まで達する様な動きに変えていった。
「し、椎名くん・・・椎名くん・・・」
私のオマンコからは止めどなく愛液が溢れ続け
頭の中は淫らな欲望で一杯になった。
もう私にとって素っ裸になっている理由は
自己啓発でも現代アートでも何でも良くなり、
このまま野外で私をイカせて欲しいとだけ願い続けていた。
それは他の受講生も同じだったはずだ。
「あっ、ダメ。気持ちイイ!」
「おおっ、すごい。こんなの初めてだ!」
「も、もう我慢出来ない!」
「い、イク。イッちゃうー!」
やがてそれぞれが快感をこらえきれずに絶叫し、
阿部さんは矢口さんの制服の胸元に精液を飛び散らせ
深田さんは田辺さんの手を精液でベトベトにしてしまった。
浅生さんは谷木くんに抱きかかえられる様にへたり込み
私は椎名くんにしがみ付くとその場で失禁してしまった。
そして戸田さんは、その一部始終をカメラに撮り続けた。
「素晴らしいわ。現代アートを代表する作品になったわ。
みんなの気持ちがひとつになって
今回のテーマ『日常の風景と人間の本能』を見事に表現出来たのよ!」
篠田先生は拍手をしながら、興奮気味に絶賛した。
「ちょ、ちょっとアンタたち!
さっきから大声出して、こんな所で何をしているの。警察を呼ぶわよ!」
慌てて見上げると、2階の窓から40代ぐらいの主婦が
血相を変えてコチラを見ていた。
「いかん、撤収だ。走れ!」
戸田さんが機材を抱えて走り出すと、全員が一斉にその場を走り去った。
「警察が来ると面倒なことになるわ。あなた達とはココで別れましょう」
篠田先生は走りながら谷木くんにそう言うと
スクールと反対方向を指差した。
「でも・・・」
「あなた達だけなら裸になっている訳じゃないし
警察が来てもココから離れてしまれば、素知らぬ顔でやり過ぎせるから。
イイわね?」
「また、会えますか?」
矢口さんが息を切らしながら、篠田先生を心配そうに見つめた。
「今日の出来事が芸術だと思えるなら、きっとまた会えるわよ。
一緒だと余計目立つわ。さあ、早く行って!」
篠田先生の指示通り、学生の4人組はスクールと反対方向へ走り去り
私たちもスクールがあるビルのエントランスまで全力疾走で走り続けた。
【つづく】
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