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   『瞬の夏休み調教日記 第2話』


                               TEKE・TEKE

僕の名前は瞬。小学校5年生。
お隣のお姉さんととっても仲良くなった。
お姉さんは会社が夏休みなので、その間僕の奴隷になった。
お姉さんはエッチなことが大好きで、僕にいろいろと教えてくれた。
僕はお姉さんで試してみたいことがたくさん出来た。
きっとお姉さんは気に入ってくれると思う。
だってお姉さんも思いつかないような飛び切りエッチなことだから。

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7月23日

目が覚めると、小夜子さんは台所で朝食の支度をしていた。
もちろん全裸なのできれいなお尻が丸見えだ。
昨日はあれから二人でお風呂に入ってカラダの洗いっこをした。
小夜子さんがあんまり熱心にオチンチンばかり洗うものだから、気持ちよくなってまた出してしまった。
お返しに僕も小夜子さんのオマンコを洗ってあげた。
そのあと居間でもう一回セックスした。
今度は小夜子さんが犬みたいに四つんばいになって僕が後ろからオマンコに入れた。
これは「後背位」というやり方らしい。
小夜子さんはこのやり方が一番好きだと言っていた。
会社で小夜子さんはいつも首輪をしているので、セックスするときもこのやり方が一番多いそうだ。
犬みたいに扱われるだけで気持ちよくなってしまうらしい。
首輪は会社においてきてしまったらしいので今日いっしょに首輪を買いに行こう。

「さあ出来たわよ」
ご飯とお味噌汁、卵焼きとサラダ。
こんな朝食は母さんが出て行ってから食べたことがなかった。
大抵、パンかシリアルと牛乳。それか前の夜のコンビニ弁当の残りだ。
「ありがとう、こんな朝ごはん久しぶりだよ」
「おかわりもあるからいっぱい食べてね」
朝ごはんが済むと僕は夏休みの宿題の残りをやってしまうことにした。
気が散るので小夜子さんには服を着てもらった。
Tシャツとデニムのミニスカート。ちゃんと普通の下着も着けていた。
2時間ほど宿題を見てもらいあとは一人でできるところまでやってしまうと、小夜子さんはお昼ご飯の買い物をしてくる、といって外出した。
小夜子さんが階段を降りてゆく音が聞こえなくなると、僕は小夜子さんの部屋を物色し始めた。
きっとエッチな下着やアダルトグッズがたくさん出てくるに違いない、と思ったからだ。
案の定、引き出しにはスケスケや穴あきのショーツやガーターベルト、先端に穴の開いたブラジャーや革のビスチェなど、ぞろぞろ出てきた。
普通の下着は少ししかない。
クローゼットにあったのもエッチなものが多かったが、出勤用だろうかまともなスーツが何着かあった。
パンツは1つもなく、スーツ以外は全部ミニスカートだった。
押入れの箱の中には各種バイブレーターやアナルパール、尻尾付プラグ、手枷やボールギャグ、全頭マスクなどなど、ちょっとしたアダルトショップ並みの大量のエッチな道具が入っていた。
僕は驚くというより呆れてしまった。
小夜子さんはこれらを使っていつもエッチなことばかりしているのだろうか?
それなら僕もやっても良いだろう。
小夜子さんに試してみたいものがたくさんあった。
別の箱を開けてみると父さんの持っているのと同じようなエッチな本が入っていた。
その中にアルバムがあり小夜子さんのエッチな写真がいっぱい入れてあった。
ぼくはその中から、小夜子さんの顔とオマンコがはっきり写っていて特にエッチなポーズのものを何枚か抜き取った。
それから再びエッチな道具の入っている箱を開けて一番小さな卵型のバイブレーター(たしかパールローターって言ったっけ)を取り出してポケットにねじ込む。
そして僕は箱を元に戻すと何食わぬ顔で宿題を続けた。

小夜子さんが買い物から戻ってきた。お昼はコンビニの冷やし中華だった。
それからさらに2時間、こんなに連続で集中して勉強したのは初めてだったが、これを終わらせてしまえばずっと小夜子さんとエッチなことをして遊べると思うと全く苦にならなかった。
「やったー!終わったー!」
「すごい、瞬君!本当に全部終わらせちゃったのね」
「あと日記と自由研究が残っているけどね」
「日記は毎日書かなきゃだめよ。自由研究は何をするの?」
「ちょっと考えていることがあるけれど、はっきり決めていない。まだ秘密だよ」
「決まったら教えてね」
「うん、きっと小夜子さんも気に入ると思うよ」
「休憩しようか?シュークリームあるよ」
「やったー!」
それから二人でシュークリームを食べて、僕はジュース、小夜子さんはコーヒーを飲んだ。
「ねえ、これからモールへ行こうよ。欲しいものがあるんだ」
「何かしら?」
「いまはナイショ。ねっ、行こう?」
「わかったわ。今支度するから待っていてね」
「うん!」
小夜子さんはハンドバックを持つと、帽子をかぶりサングラスをかけた。
時間はまだ3時過ぎ。外は暑いさかりで、ちゃんと日よけをしないと熱中症になってしまう。
僕も一旦部屋に戻り、野球帽をかぶった。
歩き始めると僕は小夜子さんと手を繋いだ。
途中でおばさんとすれ違ったがその人はじっと僕達を見つめていた。
小学5年生の男の子が若い女の人と手を繋いでいたらおかしいのだろうか?
「あの人、なんで僕達を見ていたのかな?僕達どう思われたんだろう?」
「親子じゃない?」
「それだと、小夜子さんは中学生位で僕を生んだことになっちゃうよ。ちょっと歳の離れた姉弟だと思うよ。だって小夜子さん若くて綺麗だもの」
「お世辞が上手ね。ありがとう」
モールにつくと小夜子さんはサングラスをはずし、帽子を脱いで畳むとハンドバックに入れた。
「へえ、そんな小さく畳めるんだ」
「うん、結構便利なのよ。ねえ、何を買うの?」
「花火だよ。今晩一緒にしようよ」
「そうね、いいわね」
僕達は玩具売り場にゆき、花火をたくさん買った。
「懐かしいわ。花火なんて高校を卒業してからやってなかったわ」
「へえ、そうなんだ・・・」
「それよりお小遣い大丈夫?」
「小夜子さんの半分だしてもらったから大丈夫だよ。小夜子さんにご馳走になった分食費も浮いたし・・・」
「それならいいわ。たいしたものは出来ないけれど、今晩もご馳走してあげるわよ」
「ありがとう。あっ、水着が売ってる!小夜子さん、今度一緒に市民プールに行こうよ!水着持っている?」
「あるけど、ちょっと市民プールでは着れない水着なの」
「エッチなやつ?」
「いやだ、こんなところでそんな事言わないで。そうよ、うんとエッチなやつなの」
小夜子さんは声をひそめて言った。
「じゃあ、僕と一緒にプールに行けるような水着を買ってよ」
「うーん、そうね、そうしようか。じゃあ瞬君、選ぶのを手伝ってくれる?」
僕と小夜子さんは何点か水着を選び、小夜子さんはそれを持って試着室に入った。
「どう?」
着替えた小夜子さんは試着室のカーテンを開けて僕に紺の水着姿を見せた。
「うーん、ちょっとおとなしすぎかな?そっちの黄色いのはどう?」
黄色い水着は紐でくくる三角型のトップとバタフライタイプのボトムでこの売り場で一番セクシーなものを僕が選んだのだった。
着替え終えた小夜子さんが水着姿を見せてくれる。
「うん、やっぱりこっちがいいね。こっちにしようよ」
「えー、私が持っているのとあんまり変わらない気がするけれど・・・」
小夜子さんの持っていたのは、今着ている水着の布部分がずっと少ない黒のタイプで、市民プールではさすがに咎められる代物だった。
「十分隠れているから大丈夫だよ」
「わかったわ。これにする」
小夜子さんはカーテンを閉めると着替え始めたので、僕はそっとカーテンに隙間を開けて着替えを覗いた。
ちょうど全裸になったところで小夜子さんが僕に気がついた。
「こらっ!瞬君、覗いちゃだめよ」
「いいじゃん、散々僕に裸見せたくせに・・・」
「ば、ばか、こんなところで何を言うの!」
僕はカーテンを全開にした。
「いやっ!瞬君やめて!」
「大声を出すとみんなに気づかれちゃうよ」
試着室の出入り口は周りから死角になるように設置されていたので、試着室の正面に来ないかぎりカーテンが開いているかどうかわからない様になっている。
「このままそこでオナニーして見せてよ」
「瞬君!こんなところでなんてこと言うの!」
「だめだよ、小夜子さん。僕は小夜子さんのご主人様だからね。ご主人様の命令は絶対じゃなかったの?会社ではみんなにオナニーを見せているって言ってたじゃないか」
「だ、だめよ。ここは会社じゃないわ。周りの人たちはみんな普通なの。こんなところを見つかったら警察に通報されてしまうわ」
「僕がしっかり見張っているから大丈夫だよ。早くしないと他の人が試着に来ちゃうよ」
試着室は、全部で3つあり、僕達は一番奥の試着室を使っていた。
「で、でも・・・」
「どうしても言うことを聞けないのなら、この写真をばら撒いちゃうよ」
僕がポケットから取り出したのは、アルバムから抜いた写真だった。
「瞬君、アレを見たの?」
「うん。もし気分が出ないのなら、これを使ってよ」
僕はポケットからパールローターを取り出した。
小夜子さんはパールローターを見つめながら言った。
「もしかして初めからそのつもりだったの?」
「そうだよ、父さんの本に載っていたことを実際に小夜子さんで試したいんだ」
「・・・わかったわ」
なにか諦めた表情で小夜子さんはパールローターを受取るとそれを舐め始めた。
十分に濡らすと、スイッチを最弱にして右手で持ち股間にあてる。
そして左手でオッパイを揉み始めた。
こういう時、ご主人様はどう言うんだっけ?そうだ!
「小夜子さん、何か言うことがあるんじゃないの?」
小夜子さんは恨めしげに僕を見ると口上を述べた。
「ご主人様、どうぞ小夜子のオナニーをご覧になってください」
僕は、時々水着売り場のほうを見て、だれか試着室に近づいてこないかを警戒しながら、小夜子さんのオナニーを鑑賞した。
周りを気にして最初は動きがぎこちなかった小夜子さんだったが、次第にオナニーに没頭していった。
「うん、んんん、ううっ、あう、うん、んふっ・・・」
悩ましげな表情で、なんとか声をあげまいとしているが、どうしても洩れてしまう。
「小夜子さん、もっと声を小さくしないとばれちゃうよ」
「あん、んんん、うん、で、でも・・・」
小夜子さんはパールローターをオマンコに押し当てたままうなずくが、声はおさまらない。
ふと、気がつくと中学生くらいの女の子とお母さんが水着を持って試着室に近づいてくるのが見えた。
「小夜子さん、人がくるよ!」
「えっ、あ、あん、だめっ、止められない・・・、イ、イキそう・・・」
人が来ることを知って、小夜子さんはかえって興奮してしまったらしい。
僕はあわててカーテンを閉めた。
お母さんが怪訝そうな顔で僕を見て、反対側の端の試着室に女の子が入ろうとしたとき、
「あはああん・・・」
あきらかにエッチしている時のものとわかる声が響いた。
ぎょっとしたお母さんは、女の子の手を掴むと足早にレジのほうに向かった。
「小夜子さん、早く服を着て。お店の人が来ちゃう!」
レジで店員にお母さんが話しているのが見えた。
その店員が電話機を取り上げてどこかへ連絡し始めた。
「小夜子さん、早く!」
カーテンが開き、Tシャツとデニムのミニスカートを身につけた小夜子さんが出てきた。
手には紺の水着と黄色い水着、それにハンドバックを持っている。
「大丈夫?ごめんね・・・」
「いいのよ、なんとかなったから・・・」
レジにいた女性店員がこちらへ向かってきた。
試着室の前で待っていると、女性店員が声をかけてきた。
「お客様、試着はお済でしょうか?」
「え、ええ」
「いかがでしたか?」
「そ、そうね、こちらの黄色を頂きます」
「ありがとうございます。それではレジにご案内いたします」
女性店員は精算をする間も、ちらちらと小夜子さんを見ていた。
何をしていたのか、上気した小夜子さんの顔で一目瞭然だっただろうけど、女性店員は何も言わなかった。
売り場から離れてしばらくしてから小夜子さんが言った。
「もう、瞬君!本当に恥ずかしかったわ!」
「あのお母さんと店員さんにはバレていたね」
「そうね・・・」
「でも、興奮したんじゃない?イッたんでしょう?」
小夜子さんは何も言わず、僕の頭を小突いた。
「ねえ、ところで今下着は着けているの?」
僕は小夜子さんの胸を見ながら言った。
ノーブラなら乳首がわかりそうなものだがTシャツの頂点には見当たらない。
「急いでいたからブラだけね。さすがにノーブラだと乳首が判っちゃうから・・・」
「じゃあ、ノーパン?ローターは?」
「ハンドバックの中よ」
「なんだ、てっきり小夜子さんのアソコの中にしまったのかと思ったのに・・・」
「バカ言わないで。まともに歩けなくなっちゃうわ」
「でも今だったらたっぷり濡れているから、簡単に入るんじゃないの?」
「瞬君、やめてよ」
「なんで?アダルトビデオではよくやっているじゃん。小夜子さんもやったことあるんでしょう?」
「会社でだけよ。こんな知らない人が大勢いるところではないわ・・・」
「本当に?じゃあ、やってみようよ」
「い、いやっ。だめよ。できないわ・・・」
「できるよ、小夜子さんなら」
「やめて、私にそんなことさせないで・・・」
「そういいながら、声が震えているよ。本当はやってみたいんだよね?」
小夜子さんは両手で耳をふさぎその場にしゃがみこんでしまった。
周りにいた人たちが心配そうに僕達を見る。
「大丈夫?お姉ちゃん。近くの椅子で休む?」
僕は周りに聞こえる様に少し大きな声で言って、小夜子さんを介抱するふりをしながら囁いた。
「トイレに行ってローターを入れてくるんだ。これは命令だよ」
小夜子さんは力なくうなずいた。

近くの長椅子に座って待っていると、小夜子さんが戻ってきた。
顔は赤く上気していて眼も潤み、ハアハア言っている。
小夜子さんは僕の右隣に座ると大きなため息をついた。
「ちゃんと入れてきた?」
小夜子さんはうなずく。
「スイッチは?」
かすかな作動音が聞こえていたけれど、わざと尋ねてみる。
小夜子さんは無言で、周りからみえないようにしてTシャツの左脇をまくると、コントローラーがウエストに挟んであった。
スイッチは最小になっている。
「よくできました」
僕は小夜子さんの頭をなでてあげた。
しばらく二人とも無言で座っていたけれど、ローターに慣れてきたのか小夜子さんが聞いてきた。
「これからどうするの?」
「あと、もう1つ買いたいものがあるんだ。それが済んだら帰ろう」
それを聞いて小夜子さんはほっとした表情を浮かべた。
もっと色々とエッチで恥ずかしいことをさせられる、と思っていたのだろう。
でも次は小夜子さんにとって一番恥ずかしい事になるはずだから期待していてね。
「じゃあ、行こうか」
僕は小夜子さんの手を握って歩き出した。

僕が小夜子さんを連れていったのは、屋上の一角にあるペットショップだった。
このショッピングモールは立体駐車場と一体になっていて、モールの屋上も駐車場になっている。
屋上には、ペットショップとガーデニング売り場があり、これらの店に用のある人は、屋上駐車場のショップの近くに車をとめると便利なんだ。
このペットショップはこの地区で一番大きくて、大型犬も売っている。
僕はレジの近くにある、ペット用アイテムの売り場に直行した。
そこには、首輪やリード、ペット用のオモチャなどが並んでいる。
僕はそこで商品チェックをしていた女の店員さんに尋ねた。
「すみません、大型犬用の首輪を買いたいんですけど・・・」
「僕、その犬はどのくらいの大きさなのかな?」
「僕より大きいです」
「うーん、大型犬用は首にぴったり合わないと、簡単に抜けてしまうから、きっちりサイズを測らなければならないの。首周りの長さって判るかな?」
僕は小夜子さんに話かけた。
「お姉ちゃん、サヨの首周りの長さ判る?たしかこの前測ったときお姉ちゃんと同じだって言ってたよね」
「え、ええ」
「じゃあ、お姉ちゃんの首まわりを測ってください」
「は、はい。君より大きいのに首周りは細いのね。ボルゾイかしら?」
「たしかそんな名前だったと思うよ。ほっそりしていてとても綺麗なメス犬なんだ」
「ふーん、ボルゾイを飼えるなんてうらやましいわね。すみません、お姉さま。首周りを測らせていただいてもよろしいでしょうか?」
「あ、は、はい」
小夜子さんは困った顔をして僕のほうを見た。
僕が何をするつもりなのか悟ったらしい。
「ええと、首周りは35cmになりますね、こちらのコーナーに色々そろっていますよ」
「うーん、色々あって迷っちゃうね。サヨを連れてきたらよかったね、お姉ちゃん」
「そ、そうね・・・」
「メス犬だから、色はやっぱり赤かな?ねえ、こっちの金の鋲のついているやつ、似合いそうじゃない?それとも、こっちの黒に銀の装飾のついたやつも捨てがたいな」
「そ、それは太すぎないかしら・・・」
「そうかなあ、ねえ、お姉ちゃん、試しに着けてみせてよ。首輪だけじゃイメージがわかないよ」
「え、ええっ!私が着けるの?ここで?」
「うん、着けて見せて」
「あ、あのお客様、何でしたらペット販売コーナーの犬に試着してみることが出来ますが・・・」
「お姉ちゃん、着けて」
僕は小夜子さんに、これが命令だとわかるように、少し声を大きくして言った。
「し、試着してもかまいませんか?」
「え、ええ、お客様がよろしければ・・・」
店員さんも戸惑いながら答えた。
こんなことをするお客さんなんていないのだろう。
僕は小夜子さんに、まず黒革に銀の装飾のついた首輪を着けさせた。
「うーん。どう思います?」
僕に話を振られた店員さんは戸惑いながら答えた。
「すこし太すぎますね。赤のほうがよろしいんじゃないでしょうか?」
次に小夜子さんは赤に金の鋲のついた首輪を着けた。
「どう?」
「そうですね。こちらの方がずっと素敵です。まるでお姉さまにあつらえたように似合っていますわ。あ、い、いえ、そういう意味ではなく、その、申し訳ございません」
うっかり賛辞の感想を述べてしまった店員は小夜子さんに平謝りした。
「じゃあ、これにしよう。いいよね、お姉ちゃん」
「う、うん」
「じゃあ、お会計をしますので、はずしてもらえますか」
「あ、は、はい」
「待って、お姉ちゃん。それだけ似合っているのだから、そのまま着けておこうよ」
「えっ!」
「ぼ、僕?」
店員さんが驚いて声をかけるが、僕はそれを無視して言った。
「ね、いいよね、お姉ちゃん」
「え、ええ」
「じゃあ、このまま会計してもらえますか?」
「あ、あの、お姉さま、その、本当にそのままでよろしいのですか?」
「は、はい。この子が気に入っているみたいなので、このままお願いできますか?」
顔を真っ赤にしながら、消え入りそうな声で小夜子さんが答えた。
「そうだ、これに合うリードも買おうよ。あっ、このおそろいのヤツがいいね。これもお願いします」
そう言うと僕は小夜子さんが着けている首輪に、同じデザインの赤いリードとりつけた。
成人女性が犬の首輪とリードをつけ、そのリードを持っているのが小学生の男の子という、異様な光景にペットショップにいた全員が注目し、静まり返った。
「お会計をお願いします」
僕は店員さんにいうと財布を取り出した。
小夜子さんは恥ずかしさのあまり俯いてしまっていた。
「首輪とリードで¥4,500の消費税となります」
僕は5千円札を取り出すと店員さんに手渡した。
どうやら店員さんも僕達が何をしているのか察したらしい。
小夜子さんの軽蔑の眼差しを向けて、事務的な冷たい声で応対する。
「レシートと¥140のおつりになります。ありがとうございました」
僕はリードを曳いて歩きだした。
小夜子さんは俯いたまま、リードに導かれて歩きだす。
僕は階下の売り場に通じるエスカレーターではなく、屋上の駐車場に通じる出入口に向かった。
駐車場に出るとき、後ろを振り返ると、僕達を見ているお客さん達と、ひそひそ話しをしている店員達が見えた。
駐車場に出ると、ショップの近くには10台ほど車が停まっていたが、平日だったので奥のほうはがら空きだった。
僕は奥のほうに小夜子さんを連れて行った。
小夜子さんは俯いたまま、黙ってついてきた。
大型空調機器の陰に入り、回りから見えなくなると、やっと小夜子さんは口を開いた。
「瞬君・・・」
「小夜子さん、恥ずかしかった?気持ちよかった?」
「恥ずかしかったわ。ずっとドキドキしていたわ。店員さんの前でパールローターを最強にされたら、と思うと生きた心地がしなかったわ。いつばれるんじゃないか、と本当に怖かったの・・・。でも気持ちよかった」
「あ、そうか!ローターのことすっかり忘れていた。ははは」
「なんだ、うふふふ」
「ねえ、小夜子さん、この後どうするかわかっているよね?」
「うん」
「じゃあ、小夜子さんのやりたいようにしてみて」
小夜子さんは、スカートを落とし、Tシャツを脱いでブラをはずして全裸になった。
そしてパールローターのスイッチを切り、アソコから抜き取ってTシャツに包んだ。
そして4つんばいになると小さく「ワン」を吼えた。
僕は小夜子さんの頭をなでてあげた。
「じゃあ、その辺を散歩しようか」
空調機器の陰から出て、駐車場の外壁に沿って歩き始める。
車の出入りする傾斜路からは離れていて、途中に幾つか空調機器が設置されているので、直接見られることは無いが、車がこちらのほうに来たら確実に見られてしまう。
現に散歩の途中で何台かの車の出入りがあったが、どの車もショップのほうに行くため、わざわざ僕たちのいるほうに来る車はなかった。
これが週末ならば、このあたりも車でいっぱいになるはずだった。
駐車場の一番角に来たとき、僕は小夜子さんに言った。
「ここまで来た記念にマーキングしようか?」
小夜子さんはその意味をすぐに理解して片足をあげると、角に向かってオシッコをしはじめた。
そのときアクシデントが起こった。
ふいに軽自動車が空調機器の陰から現れたのだ。
運転手はおばさんで周りをきょろきょろしているのが見えた。
おそらく出口を探していて迷ってしまったのだろう。
そして急ブレーキを踏んだ。
その音に小夜子さんも振りむいた。
お互いの目が合う。
オシッコは止まらず、コンクリートに跳ね返る音がやけに大きく響いた。
軽自動車のおばさんは車をバックさせて空調機器のところまでもどると、左に曲がりすぐに見えなくなった。
「み、見られちゃった・・・」
「う、うん、見られちゃったね・・・」
「あ、あ、ああああ・・・、やっ、イ、イクッ、オシッコ見られてイッちゃう・・・」
小夜子さんはブルブルッと体を震わせるとその場に崩れ落ちた。
「小夜子さん、小夜子さん!」
僕はあわてて小夜子さんをゆすったけれど、ハアハア言うだけで起き上がろうとしない。
「とにかく、服を着せなきゃ」
あのおばさんが誰かを呼んでくるかも知れなかったので、僕は服と荷物をとりに走った。
服と荷物をもってくると、小夜子さんはなんとか起き上がっていた。
「小夜子さん、早く服を着て。あのおばさん、警備員を呼んだかもしれないよ」
「う、うん、そうね」
小夜子さんはのろのろとTシャツを着て、スカートをはく。
僕は小夜子さんの手を引いて普段は殆ど人が通らない立体駐車場の非常階段から1階まで下りる。
小夜子さんは朦朧としていて自分が何をしているのかよくわからないようだった。
とにかく早く帰ったほうがいいだろう。
モールを出て家へと急いだ。小夜子さんはずっと俯いたままだった。
急ぐあまり僕はすれ違う人たちが驚いた表情を浮かべるのに気がつかなかった。
ようやく家の近くの児童公園まで戻って来た。
近道しようと中を突っ切ったとき、砂場で遊んでいた5歳くらいの女の子が小夜子さんを見て言った。
「お姉ちゃん、何で首輪しているの?犬みたい」
「あっ!」
僕が小夜子さんを見ると、小夜子さんは首輪をしたままだった。
リードもついたままだったが、その上からTシャツを着ていため、目立たなかったのだ。
「ご、ごめん。外すのを忘れていた」
「・・・いいの。私は犬だから・・・」
僕達は逃げるように公園を出て家まで帰りついた。
ドアの鍵をかけると二人ともその場に座り込む。
「うふふふふ・・・」
「あはははは・・・」
顔を見合わせて二人とも同時に笑い始めた。
僕は小夜子さんの胸の飛びこむと言った。
「小夜子さん大好き!」
「私もよ」
「ねえ小夜子さん、しよう?」
僕達は玄関で裸になった。
小夜子さんは仰向けになって大きく脚を開いた。
「瞬君、来て」
僕は小夜子さんに覆いかぶさっていった。

玄関でしたあと、台所で、お風呂場で、布団で小夜子さんとセックスした。
何度やってもやり足りなくて、へとへとなって寝てしまうまでやり続けた。
夜中に目をさますと僕は小夜子さんと繋がったままだった。
時計を見ると、2時過ぎだった。そっと起きてオシッコをしにいく。
トイレから戻ると小夜子さんも起きていた。
「小夜子さんもオシッコ?」
「う、うん・・・」
そのとき良いアイデアが浮かんだ。
僕はお風呂に入るときに外しておいて首輪とリードを持ってきた。
「これを着けて。外に行こう」
「えっ!」
「昼間、駐車場でしたでしょ?今度は公園でしようか?」
「い、いやよ・・・」
「大丈夫だって、もう真夜中だから誰もいないよ」
「でも・・・」
「それとも誰かに見られたいのかな?」
「・・・」
僕は手早く服を着ると小夜子さんに首輪とリードを着けた。
「さあ、行こう」
僕がリードを引っ張るとしぶしぶ、という感じで小夜子さんは立ち上がった。
そっと玄関のドアを開けて周りを窺う。
外は蒸し暑かった。
遠くの家では何軒か窓に明かりのついている家は見えたけれど、近くの家やアパートの電気は全て消えていた。
「大丈夫だよ」
僕がリードを引っ張ると、小夜子さんがはまず玄関から顔だけだしてあたりを窺ったあとようやく外に出てきた。
「怖いわ・・・」
「どうして?会社でもショッピングモールでも同じことしたんじゃないの?」
「だって、今ここで見られたら私がここに住んでいることがバレちゃうのよ。ここにいられなくなっちゃうわ」
「だったら、さっさと行こうよ」
「う、うん」
小夜子さんは覚悟を決めて歩き始めた。
すぐに児童公園に着く。
公園は外灯に照らされていた。
「あの外灯にするんだよ」
小夜子さんは四つんばいになると外灯のほうに這ってゆく。
外灯の下につくと、片足をあげてオシッコをし始めた。
「小夜子さん、こっちを向いて」
僕の声に振り向いた小夜子さんをこっそり持ってきた携帯ですかさず撮る。
深夜の公園にフラッシュが光った。
小夜子さんは最初驚いた顔をしたが、場所を変えながら何度も撮ると僕のほうをみてにっこり笑ってくれた。
犬のポーズで全裸でオシッコをする小夜子さんは本当に綺麗だった。

                            (続く)




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